story
1983年、ワシントンDCで米韓首脳会談が開かれ、チョン・ドゥファン(全斗煥)大統領の軍事政権に反対する韓国系移民のデモが激しさを増していた。厳戒態勢の中、パク次長(イ・ジョンジェ)率いる海外チームとキム次長(チョン・ウソン)率いる国内チームが移動中の警備にあたるが、CIAがテロリストを発見。銃撃戦が起こってしまう。
帰国したパクに警察から連絡が入る。面倒をみている大学生のユジョン(コ・ユンジョン)が民主化デモの学生と一緒に逮捕されたのだ。パクが駆けつけ、ユジョンと友人たちは解放された。学生たちに父親と間違われるパク。だが、ユジョンは3年前に東京で殺された相棒チェ・ウォンシク(イ・ソンミン)の娘だった。
安全企画部(旧KCIA)のカン部長(ソン・ヨンチャン)は、パクとキムを呼び出し、トンニムと呼ばれる北朝鮮の潜入スパイから大統領の移動経路が漏れていたと叱責。使節団として同行したシン・ギチョル教授(キム・ハクソン)をトンニムに仕立てるよう命令する。一方で、北朝鮮に上陸する417特殊作戦も行われようとしていた。
安全企画部に配属になったキムがパクを自宅に招待。妻(カン・ギョンホン)の手料理でもてなす。だが二人は、前大統領の暗殺事件時、キムがパクを厳しく取り調べた因縁の仲だった。その後、パクは北朝鮮が日本で非公式会談を行い、同行した科学者が亡命申請している情報を入手。日本に知られる前に連れて来いと命じられる。
日本。パクたちのチームが亡命者からの電話を受けるが、「北のスパイがいるから南朝鮮に着くまで名乗らない」と名前を伝えず、代わりに北が417特殊作戦を知っていると告げる。大至急、キムに連絡し作戦中止命令が出るが、実行部隊は全滅する。そして、亡命者は核開発の中心人物ピョ・ドンホ(チョン・ジェソン)だった。
パクは作戦変更を命じ、自分が先にピョを確保し、仲間に家族の保護を任せる。だが、ヤン課長(チョン・マンシク)は部長からの命令通り自分がピョに近づき、車に乗せる前にトンニムの情報を聞き出そうとする。だが、北の連中に気づかれ激しい銃撃戦に。ピョは射殺され、ヤン課長も銃弾を浴びて重傷を負い病院へ運び込まれた。
パクはすべての責任はカン部長の失策にあると糾弾。彼の不正を暴いて失職させ、代わりに軍出身のアン部長(キム・ジョンス)が着任する。彼は早速、パクとキムにトンニム探しを命じ、キムには海外チームの調査を依頼。パクはパン主任(チョン・ヘジン)と共にキムとモクソン社の関係を洗い、キムは忠実な部下チョルソン(ホ・ソンテ)とパクが通うクリーニング店との関係を探る。
そんな中、北の戦闘機が韓国に侵入。空軍のリ中佐(ファン・ジョンミン)が亡命してきたのだ。取調室の事情徴収で、彼が北朝鮮で使用されている暗号解読の乱数表を渡したことから、諜報戦の調査が加速する…。
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