お待ちかね!『PS1 黄金の河』の続編です。本国では公開に1年の開きがあるこの2作品を、日本ではなんとほぼ同時に続けて観られる私たちは幸せですぞ。気になるデーヴァンとアルンモリのその後は…その前に、本編は若き日のナンディニとアーディタの出会いと別れがプロローグになっています。すべてはそこから始まった…はずなのですが、物語はそこからさらに過去の王様の若き日の話にまで遡っていきます。次々と謎が解けていく後編は、さらに見どころたっぷりで目が離せません。王位継承の争いに愛憎ドラマを組み合わせ、愛を巡る物語に仕立てた本作。果たして結末やいかに?! 前編では戦いと怒りの血みどろシーンがほとんどだったヴィクラムですが、後編では様々な表情を見せてくれ、ロマンチックなクライマックスまで魅力的。アルンモリ王子とワーナティ、クンダヴァイ王女とデーヴァンにも見所が用意されています。そして、ナンディニ役のアイシュワリヤー・ラーイ・バッチャン。やはり、ただの悪役ではありませんでした。人間関係がやや複雑なので、リピートしてご覧になるとより深く楽しめます。人物相関図が詳しく歴史的背景もよくわかるプログラムもおすすめです。