story
1988年、スーパーヒーローに憧れる少年マイケルは、スーパーヒーローになるために両親をわざと死なせる。そして現在。ヒーロースーツに身を包んだ謎の男が、強盗一味をやっつける。成長したマイケル(ヴィナイ・ラーイ)だ。だが、その強さは、相棒の科学者シリ(ヴェンネラ・キショール)が技術を駆使して作り上げたものだった。
ハヌマーン伝説が残るアンジャナドリ村。渓谷には巨大なハヌマーンの石像があり、村を見守っている。その海底には、ハヌマーンから滴り落ちた血が血輝石となって、長い間眠っていた。
森の中、ハヌマントゥ(テージャ・サッジャー)は猿のコティ(声:ラヴィ・テージャ)が狙うマンゴーを次々とパチンコで落とし、子どもたちに配って喜ばせる。力は弱いが手先は器用なハヌマントゥ。親友の牛乳屋カシ(Getup Srinu)が借金取りに襲われた時も、助けに入ってやられるが、相手から金のネックレスを盗んでカシを助けた。
ハヌマントゥは姉アンジャンマ(ヴァララクシュミ・サラトクマール)と二人暮らし。働き者の姉は気が強く、仕事もせず盗みばかりする弟が悩みの種だが、いつも食事を用意してくれていた。
医学を学んでいる校長先生の娘、ミーナクシ(アムリタ・アイヤル)が帰ってきた。子どもの頃から大好きなミーナクシ。ハヌマントゥは彼女がピンチになると、遠くからパチンコでビー玉を弾いて助けていた。ミーナクシもいつも近くに落ちているビー玉を集めており、ビー玉の君が誰なのか気になっていた。だが、ハヌマントゥには告白する勇気はなく、遠くから見守っているだけだ。
そんなある日、村に角笛が鳴り響く。決闘の合図だ。代々の殿様ガジュパティ(ディーパク・シェッティ)は村人から上納金を集めていた。彼に意見する者が現れると決闘を申し込み、殺してしまう。ミーナクシがやってきて、そんな古い慣習はやめるべきと意見。森の中で、彼らに命を狙われる。たまたま虎に追いかけられ、森へ逃げたハヌマントゥはミーナクシの悲鳴を聞き、助けに行くのだが、追い詰められて崖から峡谷へ落ちてしまう…。
水中深く沈んだハヌマントゥ、海底で光る赤い石に吸い寄せられ、その石を手に取ると光に包まれる。浜に打ち上げられたハヌマントゥは傷だらけだった。アンジャンマが手当てをし、カシがミーナクシを呼びに行く。ところが、太陽の光を受けた赤い石の力で目が赤くなったハヌマントゥには力がみなぎり、傷も治ってしまう。彼が手に持っていたその石は、ハヌマーンの血輝石だった。
以後、ハヌマントゥはガジュパティとの問題を解決し、ミーナクシにもやっと気づいてもらうのだが、彼の力をSNSで見ていたマイケルが、その力を手に入れようとシリと一緒に村にやって来る…。
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