story
1999年、夏。高校テコンドー部のキム・ジェヨン(パク・スヨン)は、体育館で練習に励んでいた。親友で国家代表候補のハン・ソンヒ(シン・ギファン)に代わり階級をあげたが、計量でひっかかる。試合まであと5日。6キロ増やすなんてできない。鬼コーチ(ヤン・ジイル)はジェヨンの代わりに、他の部員たちを仕置きした。しかし部活のあとで、ジェヨンは皆からいじめに遭うのだった。
ジェヨンは幼馴染のミヌ(キム・ヒョンモク)とロッテリアにいた。ミヌは店員の女の子に夢中になっていた。彼に泣きつかれ、しぶしぶ告白メモを渡しに行くジェヨン。「あなたが好きです」彼女イェジ(イ・ユミ)はジェヨンをじっと見つめた。
試合の日、勝っていた試合をコーチは棄権にしてしまう。八百長を仕込んでいたのだ。ジェヨンは口惜し涙を流す。母は護身術としてテコンドー部を勧めたと話し、つらかったらやめていいと言ってくれた。練習を休んだジェヨンは、帰り道に他の部員たちからいじめられる。景品のサイレンを鳴らしてジェヨンを助けたのは、イェジだった。
ジェヨンの母親は問題のある青少年を助ける仕事をしている。そのうちの一人を、社会復帰プログラムとして家に預かることになる。やって来たのは、なんとイェジだった。彼女は少年院で勉強していたが、店長のいじめに遭い解雇されていた。ジェヨンは喜び、ミヌも大歓迎。3人でカラオケを楽しむ。ジェヨンとイェジには特別な感情が芽生えていた。
母の提案でジェヨンたちは旅行する。ミヌも誘い、ソンヒも合宿と嘘をついて参加した。場所は益山。イェジの実家があり、母親の墓を守るおばさん(コ・スヒ)が歓迎してくれた。田舎だが近くに海もあり、おばさん特製のハチミツ酒は美味しかった。浜辺で告白ゲームをした夜、二人きりになった時、ジェヨンはイェジに本心を告白する…。
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