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あの夏、僕たちが好きだったソナへ

あの夏、僕たちが好きだったソナへ(あの頃、僕たちが好きだった女の子/You Are the Apple of My Eye)

監督:チョ・ヨンミョン
原作:ギデンズ・コー『あの頃、君を追いかけた』
脚本:カク・チェヨン、キム・ジンギョン
脚色:チョ・ヨンミョン
撮影:ホン・ジェシク
編集:キム・マングン
美術:チョン・ソンギョン
音楽:イ・ジョンミョン(エコブリッジ)
主題歌:「You Are the Apple of My Eye」
    作詞・作曲・歌:ダヒョン&ジニョン
出演:ダヒョン(TWICE)、ジニョン、ソン・ジョンヒョク、キム・ヨハン、イ・ミング、イ・スンジュン、キム・ミンジュ、パク・ソンウン、シン・ウンジョン

2025年/韓国
日本公開日:2025年8月8日
カラー/2.35:1/5.1ch/101分
字幕:平川こずえ
配給:シンカ
©2025 Studio Take Co., Ltd. & Jayuro Pictures Co., Ltd.

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poster

story

 春川の高校に通うク・ジヌ(ジニョン)。大学受験を控えているが、太っちょのドンヒョン(キム・ヨハン)、いつもムラムラしているテワン(イ・ミング)、居眠りばかりしているビョンジュ(イ・スンジュン)、そしてソウルから転校してきたアン・ソンビン(ソン・ジョンヒョク)たちと一緒に、おバカな毎日を過ごしていた。

 皆は優等生のソナ(ダヒョン)に夢中だったが、偏屈なジヌにはピンとこない。ところが、授業中にふざけていた時、近くの席にいたソナまで巻き添いになり、一緒に廊下に立たされることに。席もソナの前に移動させられてしまう。

 家庭科の授業の時、うっかり教科書を忘れたソナを助けたことから、ジヌはソナに勉強を教えてもらうことになる。ボクシングの練習をしながら予想問題集を解くジヌ。そのおかげで、ジヌの成績はぐんぐんあがっていった。

 期末テストで勝負を挑んだジヌは、自分が負けたら丸刈りになると宣言。ソナが負けたらいつも束ねている髪を下ろしてもらうことにする。結果、ジヌが丸刈りになるが、ソナも髪を下ろしてくれる。いつしか、ジヌはソナが気になっていた。そしてソナも…。

 高3の入試修能試験がやってくる。進学先を決める大事な試験だ。ジヌはソナと一緒にソウルの大学に行こうと頑張るが、ソナはマークミスをして失敗。絶望するソナをジヌが慰めた。そしてジヌはソウルの大学へ、ソナは地元の大学へ通うことになるのだが…。

アジコのおすすめポイント:

青春と初恋の甘く苦い思い出を描いた台湾青春映画の金字塔『あの頃、君を追いかけた』の韓国版リメイクが登場しました。ギデンズ・コー監督が自身の体験を元に書いた作品。韓国版ではチョ・ヨンミョン監督が女性ならではの視点も取り入れ、オリジナルにリスペクトしたシーンを盛り込みつつ、受験戦争の厳しさなど韓国ならではの作品に仕上がっています。主人公を演じるのは、B1A4でデビューしたジニョン。皆が憧れる女神役をTWICEのダヒョンが演じ、本作でスクリーンデビューを飾りました。原作では憧れのポニーテイルが本作では髪をおろすことでセクシーに変身。主人公のユニークな家庭では『僕の中のあいつ』(19年)でジニョンと共演したパク・ソンウンが父親役を演じ、裸で台所に立っています。さらに、母親役はパク・ソンウンの実生活の妻、シン・ウンジョンが登場。息子を応援する息のあった両親も見所です。エンディングではダヒョンとジニョンが作詞・作曲にも参加した歌が流れ、ハッピーな気分に。本作には日本版もあるので、それぞれ見比べてお国柄の違いを発見するのも面白いでしょう。尚、来月公開予定の『君の声を聴かせて』も09年の台湾映画『聴説』のリメイク。韓国では台湾青春映画のリメイクが流行っているのかな?

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▼公式サイト ▼予告編