南国の夏を珍しい冷泉で
涼しく楽しく健康に
2005年8月15日
夏の南国はとても暑いです。観光をしていても、目的地にたどり着いたときには汗だくでぐったり疲れていて、写真を撮るどころではない。そんな経験をしている方もたくさんいらっしゃると思います。
そんな夏の南国・台湾でお勧めのスポットがこれ、宜蘭縣の蘇澳地区にある冷泉。温泉は世界各地にありますが、冷泉はアジア地域では台湾だけ。世界でも後はイタリアにあるくらいの非常に珍しいものだとか。
台湾には冷泉がいくつかありますが、最も有名なのがこの蘇澳の冷泉。アクセスも簡単で、台北駅から列車で約2時間の蘇澳駅前から徒歩で5分ほどのところに冷泉地区があり、そこの「蘇澳観光冷泉」には大衆浴場と家庭浴場が併設されています。
大衆浴場は一人70元で男女混浴。「水着の着用が必要」となっています。家庭浴場は、入場料70元に追加料金がプラスされますが、休日などは順番待ちとなります。先に家庭浴場を予約し、順番を待つ間に広い大衆浴場ではしゃぎまわる…そんな家族連れも多いようです。
この土地ならではの豊富な雨と分厚い石灰岩の地層がもたらす冷泉は、見た目は無色透明で匂いもほとんどないのですが、よくよく見ると小さな泡がふつふつと浮き上がってきます。これは二酸化炭素を多く含んでいるためで、かつてはこの水を利用してラムネなども造られていたそうです。
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