台湾の温泉街シリーズ第1弾
烏来(ウーライ)
2007年1月15日
日本より南に位置するとはいえ、台湾の冬も季節風が強く、寒波が来ればコートが手放せなくなります。そんな寒い冬を、暖かく過ごす絶好の手段が温泉。日本と同じく地震が多い台湾では、あちこちに温泉があります。そんな温泉と周囲の街をご紹介する温泉シリーズ第1弾は、山の上の温泉地・烏来(ウーライ)です。
烏来は、台北から日帰りで行ける手軽さもあり、日本からの観光客にも大人気。MRT新店駅からバスまたはタクシーで、30〜40分ほどで行くことが出来ます。烏来の名前の由来は、泰雅族の言葉uraiから来ており、まさに「温泉」を指します。無味無臭の炭酸温泉で、保湿と美白効果を兼ね備えた美人湯。飲むと内蔵に効くとされています。
温泉によっては、水着の着用が必要となることもありますが、最近では、水着なしの温泉も増えています。ただし、烏来の露天風呂は、河を挟んで遊歩道区に面しているところもありますので、露天を使用する場合には、それなりの注意が必要となります。
温泉を堪能した後は、河沿いに広がる屋台やレストランでの食事をお勧めします。肉汁がたっぷりの香腸(台湾ソーセージ)、シャキシャキの歯ごたえの桂竹筍(タケノコの一種)のスープ、竹の香りに包まれた竹筒飯(竹にご飯をつめて蒸し上げた炊き込みご飯)と名物料理が満載です。
デザートには、もちもちっとした小米麻[米/署](粟餅)と、同じく粟から作った甘いお酒・小米酒が最高。そのほか、龍鬚菜などの山菜、川魚や川蝦の唐揚げ、山豚の鉄板焼きなど、新鮮な山の幸料理が手ごろな値段で食べられます。
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