果物天国台湾は、真っ赤なイチゴの季節
2007年3月18日
マンゴーにライチ、パイナップル…と、甘くてジューシーな南国果物が豊富な台湾ですが、冬から春先にかけて最盛期となるのが意外にもイチゴ。冬場はマンゴーかき氷に変わって、イチゴかき氷がデザート業界を支えています。新竹、苗栗には、そんなイチゴを栽培するイチゴ農園も多く、この時期には、家族連れ、または友だち連れでのイチゴ狩りで賑わいます。
なかでも苗栗の大湖には、イチゴ文化園区が設けられ、イチゴの歴史や品種などを紹介するイチゴ文化館を中心として、周囲にイチゴ狩りのできるイチゴ農園を密集させ、イチゴ狩りを楽しむとともに、イチゴそのものに対する知識を広め、イチゴ業界の発展を目指しています。大湖の周囲に近づくと、道の両側が緑の畑に覆われ、緑の葉の間からつやつやとした赤いイチゴがキラキラと光って見えます。
イチゴ狩りは農園によって値段設定が異なるので、交渉次第で、格安値段になるあたりが台湾式。手渡される箱に詰められるだけ詰めていきます。ただし、摘みやすさを計算された日本と違って、地面にそのまま植えられているイチゴを摘むので、かなり腰に来る重労働。そうそう長い間は摘んでいられません。
イチゴ狩りを終え、緑と赤のイチゴ畑を抜けると、大きなイチゴのオブジェがある商業区が開けます。そこには、イチゴ文化館を中心に、イチゴ狩りを楽しみに来た人たちが憩うカフェや、イチゴ製品を売る商店などが並んでいます。
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