行くたびに新しいスターに出会えるかも。
上海杜莎婦人[虫昔]像館
2006年6月19日
スターと並んで写真撮影! あなたも一度はしてみたいと思ったことはありませんか。でもファンの集いに参加してもかなわないときもあるし、いろんな人にも会ってみたい。ましてや故人となると…。
そんなあなたの夢がかなうスポットが誕生しました。2004年4月の香港レポートでも紹介されている、マダム・タッソーの蝋人形館が2006年5月上海上陸! 早速行ってきましたので、今回は新しい写真撮影スポット「上海杜莎婦人[虫昔]像館」をご紹介します。
200年以上の歴史を持つ蝋人形館の冠となっているマダム・タッソーは、フランスの出身で、1770年にパリでフィリップ・カーティス医師から蝋人形制作の技術を学びます。フランス大革命の頃には、死刑となった貴族たちのデスマスクを制作することを余儀なくされる彼女ですが、それは彼女の技術の素晴らしさの証でもあるといえるでしょう。後に作品を手にイギリスで巡回展を開き、1835年にはロンドンに蝋人形館を設立します。彼女は1850年に89歳で他界しましたが、今も世界の人々の好奇心を満たすべく、蝋人形館は誕生し続けているのです。
50日の試験営業期間を経て、この日から正式営業となるので、取材当日はセレモニーが行われ、すべてを参観することはできなかったのですが、中国ならではとも言えるアテネ五輪110メートル障害走金メダリスト・劉翔(リウ・シアン)や、バスケットの姚明(ヤオ・ミン)などの花形スポーツ選手の像が印象的でした。
もちろん内地でも人気の香港・台湾スターを始め、チャップリン、ベッカム、ダイアナ妃など、さまざまなジャンルの「スター」たちがそれぞれのコーナーで私たち参観者を待ってくれていました。手形や足のサイズを紹介しているコーナーや、ちょっとした遊びが楽しめる体験コーナーなど、単に人形を見学して回るだけには終わらないよう工夫もされています。
上海の新聞「労働報」によれば、蝋人形館ではすでに二期工事の準備に入っており、年内には対外開放する予定で、さらには毎年4から6体の人形を追加していく計画もあり、その人形キャラクターの決定権は市民にゆだねるとのこと。さあ上海っ子はどんな人をリクエストするのでしょう? これからが楽しみですね。
上海杜莎婦人[虫昔]像館
上海市南京西路2-68号 新世界商厦10階
●交 通:地下鉄1号線・2号線 人民広場駅
●営業時間:10時−22時 *入場は21時まで
●料 金:
大人125元、子ども(身長1.2m以下)
および老人(65歳以上)75元
*身長0.8m以下の幼児無料
http://www.madame-tussauds.com.cn/
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