今回は共演の機会がありませんでしたが、もし共演するとしたら、お互いにどんな役柄で組みたいですか?
柏原「じゃ、ホモ役で(笑)。大丈夫かな、こんなんで(笑)」(場内爆笑)
ディラン「実は僕もそれを思っていました(笑)。ミー・トゥー」(場内爆笑)
司会「ほんとうに、それでいいんですか(笑)?」
柏原「ほんと?」
ディラン「ハイ。(カッシーに向かって)ホントデスカ?(うなずく)アリガトウゴザイマス」(場内大爆笑)
今回のお二人の役で共通しているところは、女の人ってこわいな、ということだと思うのですが、実生活で女の人がこわいと思うのはどんな時ですか?
柏原「そうだなあ…(悩んで)それは何か、深い意味があるんでしょうか(笑)(質問者「いいえ」)あ、ないですか(笑)でもやっぱり、男の人より繊細であり、図太くもあり、男の方が結局は弱いなとは、つい最近まで感じていましたね。…たけど、どうかなあ…」
ディラン「返事には気をつけた方がいいよ」(会場笑)
柏原「ね、いい男でしょ(笑)。まあ、そんな感じです」
ディラン「愛情に関しては、女性の方が男性よりも愛を大切にするところがあると思います。僕は子どもの頃から、女性はいつも楽しくしているべきで、女性がリラックスしていられるようにすることこそが、男の持って生まれた使命だと思ってきました」
司会「じゃ、女性ってこわいなと思ったことは?」
ディラン「ないです」
続いての質問は某スポーツ新聞のD記者からで、カッシーから「出た!」という声も。どんな質問になるのでしょうか(笑)。
ディランさんは速水もこみちに似ていると言われていますが、本人はどう思われますか? それから、今イチな顔の速水もこみちのそっくりさんが出て来て、ジュースを飲むと本物になるというCMが流れていますが、ディランさんが朝起きて「オレの顔今イチだな」と思うような時はありますか?(会場笑)
ディラン「速水もこみちさんは台湾でも大変有名で、ちょうど今、彼が出ているドラマをやっています。実は僕のHPにも速水もこみちさんの写真が貼られています(笑)。(会場笑)そのCMはとても面白いですね。台湾でもぜひ撮って欲しいです。北海道の牛乳を飲んだら『ハ〜イ、ディランです』と僕になるとかね(笑)」(会場笑)
香港映画祭で会われた時のエピソードを教えてください。
ディラン「香港で初めて会ったのは食事の時だったんですが、ずっと柏原さんのことを知っていたので、初めてこうして会えることになり、日本と合作してよかったなあとつくづく思いました」
柏原「映画祭の時、香港の方たちと試写会をして観たんですが、実は試写会の前に僕は家でも観てました。やっぱり日本人が受けるリアクションと、香港の方が受けるリアクションはすごく違うなと思って。香港編のラストで、ディランたちが窓から落ちるシーンがあるんですが、そのシーンの後のお芝居で、とても日本人が観て笑うシーンじゃないのに、香港の人たちは笑ってたんですね。『それは、なんで?』て周りの人に聞いたら『香港ではこういうことはあり得ない』て言っていたので、とてもシビアだなと思って。そこは映画として受け入れられないのかなあというか。それがちょっとカルチャーショックというか、やっぱりこんなに受け取り方が違うんだなあというのを勉強させてもらいました」
質疑応答はここで終了。続くフォトセッションでも、二人で仲のいいポーズをとってくれて、カメラマンにもうけておりました。この夜は一般試写会での舞台挨拶。さらにその後、ディランは前売券を購入したファンたちとの握手会もこなし、大活躍の1日。おつかれさまでした。
ピーター・チャン監督がプロデュースしている『Three』シリーズのように、日本、香港、韓国、タイと、今や世界でも注目を浴びているアジアン・ホラー。同じ恐怖を描きながらも、それぞれにお国柄や文化・価値観の違いが見られるのが、オムニバス映画のよいところ。ディランが話していたように、演出面でもそれぞれに凝った演出で腕を競っています。これもアジアン・コラボレーションの1つの流れ。ディランは、同じくムービーアイが製作中の日中合作映画『上海の夜』(来年公開予定)にも出演しているので、ファンの皆さんはお楽しみに。
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