photo/福岡諒祠
写真提供/Sony Music Japan International
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ヴァネス・ウー 1st コンサート VAN-DALISM in Tokyo
2006.7.8
東京国際フォーラム(有楽町)
F4の先陣を切って、初めてのソロ・コンサートを日本で実現させたヴァネス・ウー。コンサート前には、韓国のKangtaと組んだ新ユニット「Kangta & Vanness」でアルバム『Scandal』を発表し、各地でのPR活動も開始。今やF4のメンバーというよりも、アーティストとしての存在感が増してきています。そんなヴァネスが、一体どんなステージを見せてくれるのか。コンサート初日、8日のステージをレポートします。
開演30分ほど前に国際フォーラムに到着すると、入場する人の列もさることながら、ホールのロビーにも人がいっぱい! グッズを購入する人たちの列にしては混雑してるなと思ったら、リハーサルが押していて、皆ホールに入れず着席待ち状態。初めての公演には思わぬトラブルもあるだろうし、きっと入念なリハーサルを行っているんだろうな…と思っている内に、やっとホールが開場に。約20分遅れて、コンサートの幕が開きました。
ステージはストリートをイメージした2階建て仕様になっており、2階部分には様々な映像を映すモニターが2つ。ステージ両脇にはヴァネスを映し出す大きなモニターが2つ。英語のナレーションに続いて、2階中央にヴァネスが登場します!
イントロに続く1曲目はダンサー、ヴァネスにふさわしい「Body Will Sing/身體會唱歌」で歌とダンスを披露。続く最初のMCは英語。自分が「TO・KI」と言ったら「O!」と続けてね、と観客にアピールします。続いてエレキギターを弾きながら、グリーン・デイの「Basket Case」をノリノリで熱唱し、そのままギターソロを披露して「I Hate Myself/我討厭我自己」。この辺までは、ロックコンサート・テイスト。ここでステージ袖へ消えて、最初の着替えタイム。
再登場はストリート風ファッションで「零時差」。赤いジャケットを脱ぎ捨てれば、ビーチムードの「幻想這愛」。タンクトップ姿だけでも鍛えた身体が眩しいのに、続く「Rasta」ではさらにシャツをめくって首にかけるという独特の着こなしで、セクシー度も全開。女性ダンサーに加えて、ヴァネスのお姉さんも登場し、カーニバルのように盛り上がります。「Are you still with me?」「Yeah!」「Are you sure?」「Yeah!」で階段下へ消えるヴァネス。
そして2度目の衣装替えはというと…なんと、楽屋で着替え中のヴァネスの姿がスクリーンに! ところどころに他の映像も混ぜながら、観客が見守る中で着替え完了。これまたセクシーな演出…と思っていると、現れたヴァネスは、生まれ故郷アメリカを象徴するような、白いシャツにサスペンダー付のグレーのズボン、ブルーの帽子といったアーリー・アメリカン・スタイル。「Amazing Grace」をノスタルジックに歌い、雰囲気をがらっと変えます。
MCに続いて、フラメンコ・ギターの音色と共に闘牛士風のダンスから、しっとりと「Lonely Night Walk/寂寞廣場」をラテン風味で。次はジャズ風のアレンジで「Imagine Ten Of You/想像十個[イ尓]」。その後、歌のお相手として、女性の観客を一人ステージに上げることになり、さあ大変。選ばれた幸運な女性を椅子に座らせ、ヴァネスが「Kissing a Fool」を歌いながら愛を囁くという趣向なのですが、本人は緊張のあまりぶるぶる。最後にはハグ&キスで、ファンを羨ましがらせました。
ここでゲスト登場。「台湾の友人です」と紹介されたのは、人気ヒップホップ・グループ「麻吉」でも活躍するニッキー・リー(李玖哲)。「7DAYS」「我會好好過」と実力派の喉で聴かせます。MCではアカペラも披露してくれましたが、なんといってもおかしかったのは日本語MC。「私のお腹はブヨブヨです」「触ってみますか?」には場内大爆笑。
続いてヴァネスが、ダンサーたちとマリオネット・ダンスで登場。「Searching For Juliet/尋找茱莉葉」をstomp mix にアレンジして歌います。途中で脱ぎ捨てた赤いジャケットの下は素肌! ここで、もう一人のゲスト、香港のナンバーワンDJ、D.J. Tommy が登場し、ヴァネスとのかけ合いの後、リミックスやスクラッチなどのDJ技をたっぷり披露してくれました。(次の頁へ続く)
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