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ASICRO FOCUS file no.50

「僕の、世界の中心は、君だ。」来日記者会見

●テヒョンさんは今回、平井堅さんの「瞳を閉じて」をカバーしていますが、レコーディングでの苦労話や感想を教えてください。

 テヒョン「素晴らしい歌を台無しにしてしまい、大変申し訳ありません。平井堅さんは韓国でも有名な方ですし、私以外にも『瞳を閉じて』はたくさんの方がカバーして歌っています。実は、私が歌ったバージョンは韓国では聴く機会がありません。日本公開版の中に入っているだけで、韓国では流れません。レコーディングは私の結婚式の2日前くらいにやりました。急に歌うことになり、とても苦労しました。歌そのものも難しかったし、平井堅さんが歌う立派な素晴らしい歌を私が歌っていいのだろうか?という思いもあったのですが、韓国では出さないという条件でお引受けしました(笑)」(会場笑)

 司会「ということは、レアな日本のみということなんですか?」
 おおいに照れながら、弱々しい声で
 テヒョン「そうです」
 司会「それは貴重です」
 それを聞いて「ハハハ」と自嘲気味に笑うテヒョンくんでしたが(笑)、テヒョンくん自身は01年に、アルバム『Accident』で歌手としてもデビューしています。ちなみに初恋の奥様は作詞家とのこと。

●ヘギョさんはテヒョンさんの歌を聴いてみていかがですか?

 ヘギョ「仕事で1ヶ月ほど海外へ行っていたのですが、戻ってからテヒョンさんがこれを録音したと聞きました。ところが、周りの誰も聴かせてくれなかったので、韓国にいる間は聴くことができませんでした。そして今日、待ち時間の間にちょっとだけ聴かせてもらいました。先ほど流れてましたよね。(会見までの待ち時間BGMになっていました!)ご本人もまさかここで流れるとは思っていなかったようで、驚いて戸惑っていたようです(笑)。全部ではなくて前半だけですが、さっき聴いた印象では、とてもうまくていい声だと思いました」

●歌手としてのテヒョンさんがこれまでに出した曲の中で、一番好きな曲はどれですか? 理由も教えてください。

 テヒョン「やはりデビュー曲が記憶に強く残っています。韓国でも私の歌は『I Love You』しか聴かない、それしか知らないという人もたくさんいるようです」

 司会「感情の演技が難しかったと思うのですが、病気の彼女を受け止める、恋をする、というのを、お二人ともどんな風に思って演じましたか?」

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 テヒョン「映画のようなことが実際に起こったら、ほんとうに悲しい状況ですし、考えたくないと思いました。私は病気の彼女を受け止める役ですが、ほんとうにつらいものがありましたし、自分では経験のないことなので、間接的な経験として演技で見せるのはほんとうに大変な作業でした。それで、感情の部分はできるだけシナリオを読み取り、シナリオに書かれた悲しい気持ちの部分を演じるようにしていました。実際に撮影に臨む時も、もし今、目の前からソン・ヘギョさんがいなくなってしまったらどうしよう、という気持ちで演じていました」

 ヘギョ「やはり私も、このようなことが実際に起きたら、言葉では表わせないくらいつらい気持ちになるだろうと思います。主人公の二人は精神的にまだまだ成熟していない未熟な二人で、思春期でもあります。そういう時にこういう経験をするのは、大人になってから経験するよりも、もっともっとつらいものがあるだろうと思いながら、主人公の悲しみになるべく気持ちを向けるようにして演じました」

 司会「このラブストーリーが韓国や日本で愛されている理由は何だと思いますか?」

 テヒョン「『猟奇的な彼女』の時も思ったのですが、やはり愛が描かれている、愛がテーマの映画はどの国でも通じるものがあるのではないでしょうか。どこの国の人であれ、人間を愛する気持ちは変わらないので、皆さんが共感してくれるのだと思います。それに、どの国の人にも初恋の思い出はあると思うので、この点でも共感してもらえると思います」

 ヘギョ「韓国版、日本版を問わず、原作そのものがとても美しい叙情的な物語なので、日常生活の中でストレスを受けている人、普段複雑な気持ちで生活をしている人は、この映画を観ている間だけでも心が浄化されるような気持ちになれるのではないでしょうか。その点が、この作品が愛されている理由だと思います」

 司会「最後に、心に残っていること、そしてメッセージをお願いします」

 テヒョン「たくさんの方に愛情を寄せていただき、ありがたく思っています。この作品に多くの関心を寄せていただいたことにも、心から感謝しています。昨日、空港に着いたら、たくさんの方に出迎えていただき、応援していただいて、元気が出たような気がします。この作品を通して、日本の皆さんにたくさんの感動を伝えたいです。楽しい思い出ばかりの映画なので、観客の皆さんも楽しんで観ていただけたらと思います」

 ヘギョ「初めての映画出演作なので、いろんな記憶がこれからもたくさん残ると思います。日本をはじめ、香港、中国、アジアの皆さん、ほんとうにたくさんの方に愛情を寄せていただいて感謝しています。皆さんの愛情があるからこそ、チャ・テヒョンさんと一緒に、このように日本や他の国にもプロモーションに行くことができます。外国にプロモーションに行けるのは、ほんとうに幸せなことです。間もなく公開されますので、多くの方に愛情を寄せていただければと思います」

 これからの活躍がますます期待される二人の、フレッシュでピュアな演技が光るこの作品は26日より日本全国公開。遠い初恋の日々に思いを馳せながら、韓流版セカチューをお楽しみください。


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更新日:2006.8.23
●back numbers

インタビューの表記
司会・質問者
テヒョン(チャ・テヒョン)
ヘギョ(ソン・ヘギョ)
PRESS BOOK PRESENT
『僕の、世界の中心は、君だ。』のプレスブック(A4変型/16P)を1名様にプレゼントします。ご希望の方は「お名前・送り先・電話番号・アジクロへの感想」を書いて、「僕の、世界の中心は、君だ。プレゼント」というタイトルでメールをお送りください。
*締切:9月18日24時着
関連アルバム

サントラ日本盤

OST日本盤
(06)
チャ・テヒョンが歌う
「瞳を閉じて」収録
*8/23発売

サントラ韓国盤

『波浪注意報』OST
(05)
こちらはOST韓国盤


Accident

1st Accident
(01)
「I Love You」を含む
デビューアルバム

THE [BU:K]

THE [BU:K]
(03)
2ndアルバム『ザ・ブック』