主人公を演じたチャ・テヒョン(左)とソン・ヘギョ。(全身)
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2006.8.7 グランドハイアット東京 (六本木)
原作・映画ともセカチューの略称で日本のみならず、アジア各地でも大ヒットした『世界の中心で、愛をさけぶ』。これを韓国風にリメイクした作品『波浪注意報』(原題)が、『僕の、世界の中心は、君だ。』というわかりやすい邦題となって公開されます。主演は、一途に愛する純情男を演じるならこの人をおいてないチャ・テヒョンと、ドラマ「秋の童話」「オールイン」「フルハウス」で人気のソン・ヘギョが、本作で映画デビューを飾りました。公開に先立ち、二人揃ってプロモーション来日した時の記者会見の模様をご紹介します。
ヘギョ「コンニチハ。ソン・ヘギョです。暖かく歓迎してくださり、どうもありがとうございます。日本では楽しい時間を過ごして帰りたいと思います」
テヒョン「こんにちは。皆さんとお会いできて、とてもうれしいです。こんなに歓迎していただいてありがとうございます。今、とても眩しいです(笑)」
と挨拶中は二人とも、カメラの一斉フラッシュ攻撃に遭っているので、し方ありません(苦笑)。そのカメラ攻撃を鎮めてから、質疑応答に入りました。
●最初に成人したスホを演じ後で高校生を演じましたが、どのように撮影に挑みましたか?
テヒョン「たしかに、最初に大人の役を演じたのはちょっと大変でした。高校生役を演じるためには髪を切らなくてはならず、状況的にし方がなかったのです。そこで、できるだけ感情を維持するため、常にシナリオのことを考えて撮影に臨んでいました。幸い、大人の部分はそれほど多くなくてよかったです」
●初めての映画出演ですが、ご感想は?
ヘギョ「いろんな面で気を遣い、心配もしていましたが、いざ撮影に入ると、淡々と落ち着いてやれました。なにより素晴らしい相手役に恵まれ、いいスタッフや監督に囲まれていたので、ちょっと緊張するような場面でも、周りの皆がリラックスできる環境を作ってくれて、とても居心地よく撮影できました。初めての映画作品というのは、数年経ってから振り返ると、初恋のように記憶に残っているのではないかと思います。とにかく楽しい撮影でした」
●この作品は『世界の中心で、愛をさけぶ』のリメイクですが、オリジナルストーリーに忠実にしようと思ったところ、逆に自分たちなりにアレンジしようとこだわったところがあれば、教えてください。
テヒョン「実は、撮影中はあえてセカチューの日本版は観ないようにしていました。最初に観てしまうと影響を受けて、よくない方に作用すると思ったからです。撮影後に拝見しましたが、今回の韓国版では物語をかなり凝縮し、人物を中心に描いています。人物を掘り下げる形で撮ったところが、韓国風なのではないでしょうか。似ている部分は、台風シーンです。日本版も台風が来た時に撮影したそうですが、私たちも実際に台風が来るのを待って撮影しました。そのシーンは、どんな特殊効果を使うよりも、リアルに撮れていると思います」
ヘギョ「私も撮影前や撮影中は、観ないようにしていました。原作本も読んでいません。読んでしまうと、やはり演技をする上で、心にひっかかると思ったからです。映画は撮影後に観ようと思っていたのですが、まだ拝見する機会がありません。周りの方の話によると、原作の方が涙を誘うような感情表現がたくさんある、と聞いています。今回の韓国版は、やや感情を押さえた淡白な仕上がりになっていると思います」
司会「この作品は世界中にファンがいるのですが、韓国版はここがいいんだぞ、という見所をお願いします」
ヘギョ「映画を撮影した場所ですが、巨済島と言います。とても美しいところで見所もたくさんあります。巨済島では、テヒョンさんとほんとうに楽しく撮影できたので、その楽しい雰囲気が映像の中に盛り込まれています。そこを観てください。ほんとうに仲良く愛らしい姿が映っていますし、日本の方が観ても軽快でフレッシュな印象を持たれると思いますよ」
テヒョン「日本版はほんとうに多くの方に愛された作品と聞いています。韓国版もできたので、ぜひ見比べる楽しみを味わってください。どの点がどう違うのか互いに見比べると、また新たな違った感動があると思います」(続きを読む)
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