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ASICRO FOCUS file no.60

チャイルド・スポンサーシップ報告会 ジェリー・イェン「モンゴルへ行って来ました!」

バルダン君とジェリー

バルダン君(8歳)とジェリー
 今度は、ジェリーが支援している子どもたちとのお話。

 WVJ「支援をしている子どもたちの生活状況はいかがでしたか?」
 ジェリー「最初は、できるだけ子どもたちに喜んでもらえるようにしてあげたいと思っていました。子どもたちに溶け込んで接したかったのですが、同行した人数があまりに多く、報道の方が子どもたちにどんどん質問をするので、中には答えるのが辛い質問もあり、子どもたちに辛い思いをさせてしまいました。そういうのは問題だと思い、心が痛みました」

 WVJ「子どもたちは働いているのでしょうか?」
 ジェリー「まだ小さいのに働いている子どもが多かったです。羊飼いが一番多く、家畜の世話をしたりしています。皆、家計のために文句一つ言わず、物わかりよく働いています。自分の小さい頃も大変だったので、その頃を思い出して気持ちがオーバーラップしていました。家計を助けるためにいろんな仕事をしたので、子どもたちの気持ちがよくわかりました」


エルデネバヤル君とジェリー

エルデネバヤル君(8歳)とジェリー
 WVJ「子どもたちと遊んでいる時は、楽しかったのでは?」
 ジェリー「はい。僕が支援しているバルダン君は、お姉さんにも会うことができて、どんな生活をしているかを見せてもらいました」

 WVJ「子どもたちには将来どういう風になって欲しいという、希望や夢はありますか?」
 ジェリー「僕自身も小さい頃は、人から援助を受けて育ったので、後から自分が助ける立場になり、今は支援をしています。だから、大きくなったら人を助けられる人になって欲しいと思います。お返しの方法は人それぞれだし、世界の愛情の表現方法も違うでしょうが、自分に合った方法で助けて欲しいと思います」

 WVJ「モンゴルへ行く前と行った後とでは、何か違いがありますか?」
 ジェリー「子どもたちが、わずかな援助で豊かになり、学校へ通っているのを自分の目で見て、モンゴルは寒い所だけど心が暖まりました。未来は明るい気持ちになりました」
 WVJ「その体験を、ぜひ多くの方に話してください」
 ジェリー「ハイ!」(と、元気なお返事に会場笑)

p7

ファンの質問を聴くジェリー
 ここで会場のファンからの質問タイム。座席に配付されていた封筒に印の付いていたラッキーな二人がステージにあがり、ジェリーの前で質問をしました。

 Aさん「私も支援をしていますが、子どもたちに会いに行きたいけど、その分のお金を募金や寄付に回した方がいいような気もします。どちらがよいでしょう?」
 ジェリー「さっきも言ったように、支援のし方はいろいろあります。子どもたちにとっては、支援されるのもうれしいし、会いに行くのも嬉しいこと。支援は毎月続けて、余裕があれば行ってみてはどうでしょう? ガンバリマス(笑)」
 と、これは「頑張ってください。僕も…」という励ましの言葉かもしれませんね(笑)。


p8

花束を受取るジェリー
 Bさん「支援というと寄付くらいしか思い付かないのですが、ジェリーさんがファンに望んでいることは?」
 ジェリー「モンゴルへ行く前と行った後では、考え方が変わりました。子どもたちの現状は、自分の何十倍も辛いものでした。そのような現実を見て、自分の生活はとても幸せだと感じました。僕にも辛いことはありますが、彼らの辛さに比べたらどうってことはありません。僕がここで一緒に生活して思ったこと、そういう気持ちをできるだけ多くの人に味わって欲しいと思います。支援の仕方はいろいろありますが、例えばワールド・ビジョンのチャイルド・スポンサーシップを利用すれば、毎月ちょっと贅沢をしたり食事したりするくらいの金額で、支援ができます。どうぞ、支援をしてください」


p9

僕のメッセージは届いたかな?
 WVJ「最後にメッセージをお願いします」
 ジェリー「今日はこんなにたくさんの方に僕の報告会を聴きに来ていただき、とても嬉しく感謝しています。自分も親善大使という使命を務めさせていただいたことを、はっきりと感じています。どうぞ皆さん、自分の愛を世界の子どもたちへ向けてください。彼らは生活環境も充分ではありません。そういう子どもたちがいるということも、忘れずにいてください。それによって、世界の多くの子どもたちが一人でも多く救われることを信じています」

 以上で報告会は終了。拍手喝采の後、日本の子どもたちを代表して、小さな男の子と女の子から花束贈呈があり、ジェリーは子どもたちと共に退場しました。

 この日のジェリーはちょっと風邪気味。最初に「ゴメンナサイ」と謝っていましたが、東京も小雨模様の肌寒い日。風邪がひどくならなければいいけれど…と、かえって心配になりました。この後もジェリーは、マレーシアやシンガポール、韓国、フィリピン、タイ…と、アジア各地を訪問予定です。(終了後の記者会見へ)


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更新日:2006.11.15
●back numbers

トークの表記
WVJ(World Vision 代表)
ファンからの質問
ジェリー(ジェリー・イェン)
モンゴル滞在中のジェリー

wv1

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赤い服を着ているのはバルダン君のお姉さん(10歳)

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マンホール・チャイルドが住むマンホールに入ってみるジェリー

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『光の家』も訪問しました

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パルダン君の家で遊ぶジェリー


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帰国後、台湾で記者会見が開かれました。

ジェリーのモンゴル訪問前後のことや滞在中の様子、チャイルド・スポンサーシップについては、ワールド・ビジョン・ジャパンの公式HPに詳しく掲載されていますので、そちらもご覧ください。
*写真提供:World Vision