2007.7.4
TOHOシネマズ六本木ヒルズ
場所を移動して、こちらは映画祭でおなじみの六本木ヒルズ。満席のジャパンプレミアは19時よりスタートしました。場内が暗くなって、カメラ陣は一斉に後ろ向きに。ゲスト2人は右手ドアより登場。客席を回って挨拶をしながらステージにあがったので、途中のファンの皆さんは大興奮でした。
金城「観に来てくれて、ありがとうございます。昨日から並んでいる方もいたようで、ほんとうに感謝してます」と、やや緊張気味。
司会の女性の方が「この辺の方はみんな徹夜だそうです」と、前に座っている人たち(それは我々取材陣)を適当に指しておっしゃるので、「ここは、マスコミの方たち…」(会場笑)と、金城君が突っ込んでました(笑)。
監督「コンニチハ! 皆さんが『金城武』とばかり叫ぶので、ちょっと腹が立ちましたよ」(会場笑)
そこで、司会の方が気を利かせて
司会「皆、アンドリューって呼びましょう!」
観客「アンドリュー!!」
監督「ドウモ、ドウモ。この場を借りて、大勢のファンの皆さんに感謝いたします。この映画を応援してくださり、ほんとうに心から感謝しています。この映画には、トニー・レオンと金城武の他に、女優のスー・チーさん、シュー・ジンレイさんも素晴らしい演技を見せてくれるので、後ほど楽しんでいただければと思います」
司会「金城さんの演技はいかがでしたか?」
監督「Very good, very good」
司会「金城さんは監督と仕事をされて、どのように思いましたか?」
金城「OKです。(場内爆笑)素晴らしい監督です」
ここで主題歌「Secret」をBGMに、浜崎あゆみが登場。ゲストに花束を贈呈します。会場からは、あゆコールも。
司会「香港プレミアの印象はいかがでしたか? 盛り上がってましたか?」
浜崎「香港で映画のスタッフや出演者の方とお会いするのは、もちろん初めてだったので、映画に対する情熱が素晴らしいなあとすごく感じました」
司会「金城さんは、日本公開にあたって特別な思いはありますか?」
金城「僕はよく、香港や中国の映画がこちらでも上映される機会があるんですけど、もうちょっと早く上映して欲しい(笑)」
これには、観客も笑&大拍手。『ウィンターソング』は1年も待たされましたしね(笑)。
金城「いろいろ事情はあると思いますけど、いざもう一度インタビューされると、あの頃の記憶が…。その場で聞いてくれてたら、もっと話してあげられたと思うんですけど」
司会「それだけタイムラグがあると、思い出すのも大変ですもんね」
金城「はい。そうなんです」
司会「浜崎あゆみさんの『Secret』は日本だけでなく、ヨーロッパをはじめ世界各国でも主題歌になっているそうですが、監督は主題歌をお聞きになった時、どう思いましたか?」
監督「話を聞いた時は、とてもうれしかったです。実は前から、浜崎さんに映画に出演して欲しいと思っていました。『頭文字D』に出て欲しかったのですが、今回歌を歌っていただけただけでも、大変光栄に思います」
司会「浜崎さんは、この映画に歌が使われてどうですか?」
浜崎「最初、ダイジェスト版みたいなものを見せていただいて、その時は候補の曲が2曲ありました。うちのスタッフは全員一致で、もう1曲の方を薦めていたんですけど、私は『Secret』の方がいいと頑固に言ってました。監督には両方聞いていただいて、『Secret』の方がいいと言っていただけたので、(監督を見て)気が合いますね(笑)」
監督「ソウ、ソウデス」と、監督うれしそう。
司会「トニーレオンさんとの共演はいかがでしたか?」
金城「目を直視できなくて。計り知れない安定した芝居が、僕にはすごくビビッときたんですね。なんでこんなに安定してできるんだろうって。しかも、向こうは日本と違って、あまりテストってないんですよ。大体こうこうで…じゃ撮るよ、ていう時に、すごく安定したものを自分で出せるところは見習いましたね」
司会「原題の『傷城』に込めた思いは?」
監督「自分もどんどん歳を取って40代を歩んでいます。そうすると、今までにいろんな辛い経験、苦い経験、痛い経験もありまして、そのような自分が経験した感傷的な部分を、今回の映画に活かしました。ですから、映画をご覧になると、そういう部分がとてもリアルに見えると思います」
司会「では、最後に一言ずつメッセージをお願いします」
浜崎「私が観させていただいたのは、まだ日本版になる前で、英語のサブタイトルの状態でした、若干追い付くのに必死だったんですが、それでもほんとうに大好きで、早く日本語の字幕のあるバージョンを観させていただきたいと思います」(拍手)
金城「1つだけ、監督の前作『インファナル・アフェア』はすごく面白かったんですけど、同じ製作チームでトニー・レオンさんも出演していますが、まったく違う作品なので、シリーズだと思って観ると、多分…ハズレます。(会場笑)まったく違うので、ぜひ観てください。ありがとうございます」(拍手)
監督「今までいろんな映画を撮ってきましたが、この映画を撮るのが一番辛かった時期がありました。『インファナル・アフェア』の後に、役者も舞台裏の担当の人も含めてこのチームの全員を集め、全員で心を込めて、一生懸命この映画を作りました。Media Asia の社長もとても応援してくれました。『インファナル・アフェア』の後、私にとってはこの映画が一番満足している作品です」
司会「ありがとうございました」(拍手)
その後、フォトセッションを経て、舞台挨拶は終了しました。では、公開後に遅れてやって来たトニー・レオンの舞台挨拶も続けてどうぞ。(トニー舞台挨拶へ)
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更新日:2007.7.23
●back numbers
舞台挨拶の表記
司会者
監督(アンドリュー・ラウ監督)
金城(金城武)
浜崎(浜崎あゆみ)
アンドリュー・ラウ監督作品 おすすめDVD情報
(準備中)
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