左よりジェリー・イェン、チャン・チュンニン、レオン・ダイ
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2007.9.7 NHK(渋谷)
来月からの放送を前にして、台湾ドラマ「ザ・ホスピタル」のツァイ・ユエシュン監督と、主演のジェリー・イェン、チャン・チュンニン、レオン・ダイが来日。NHKで記者会見を開きました。司会は韓流ドラマ番組やバラエティ番組でおなじみの、小野文恵アナ。まずはドラマのダイジェストとなるPR映像が、両脇のモニターで紹介されました。
そして、いよいよ4人が登場。監督、ジェリー、チュンニン、レオンの順でステージにあがります。さすがに、皆さんやや緊張気味。(小野アナも)まずは恒例、日本語でのご挨拶から。
監督「今日、東京に来れてとてもうれしく思っています。また、このような機会をくださったNHKと日本の皆さんに、とても感謝しています」
ジェリー「皆さん、こんにちは。ジェリー・イェンです。お願いします」
チュンニン「はじめまして。チュンニンです。どうぞよろしくお願いします」
レオン「レオン・ダイです。よろしく」
4人の中では、来日が続いているジェリーが、一番リラックスしている感じ。監督と同じテーブルに座ったジェリーは、監督が答える時も自分の時も、先にマイクをとって渡すというホストぶりでした。まずは、司会の小野アナからの質問コーナー。
司会「ツァイ監督は6年前にドラマ『流星花園』を大ヒットさせていますが、アイドル学園ドラマから一転して、今度は社会派の医療ヒューマンドラマです。その思いは?」
監督「実は『流星花園』を作った後、毎回違うドラマを作り、違うチャレンジをし、違うアイデアでドラマを作りたいと考えていました。それで、『流星花園』の次に『戦神/Mars』、そして『ザ・ホスピタル』と、違うドラマを作ってきました。それによって台湾ドラマの環境を変え、よいステージ作りをしようと思ったのです」
司会「このドラマの魅力はどこでしょう?」
監督「このドラマをご覧になると、とてもリアリティを感じると思います。また、役者も皆素晴らしい演技で、ある意味、とても完成度の高いドラマになりました。そこが魅力です」
司会「ジェリーさんは『流星花園』でアジアのトップスターになりましたが、今回は社会派のドラマに挑戦しました。どんなお気持ちでしたか?」
ジェリー「僕も監督と同じで、毎回違う作品に取り組んでいきたいと思っています。ドラマをご覧になる方も、皆さん違う感想を持たれるのではないでしょうか。僕自身は、このドラマに出演できてとてもうれしかったです。1つ大切なことがありました。生命の大切さ、そして周りの友人や家族を大事にすることを学び、とても貴重な体験でした」
司会「医師という役柄に挑戦する上で、努力したり苦労したところは?」
ジェリー「医者は大変な職業だと実感しました。毎日、現場でいろいろな別れを目にしなくてはなりません。実は撮影現場は病院だったので、撮影中も実際に周りで亡くなられた方がいて、別れの場面を目にすることがありました。ほんとうに特別な経験でした。そのおかげで、ますます医者というのは偉大な職業だと思うようになりました」
司会「ドラマでは、スー・イーホアと痲酔医グァン・シンとの恋の行方も見所ですが、チャン・チュンニンさんはこの役にどんな気持ちでのぞまれましたか?」
チュンニン「グァン・シンには10年前の恩師への感情が残っているので、スー先生とはなかなか恋に踏み切れず、常に悲しい気持ちでいなくてはなりません。そこで、役作りについては、友人の意見を聞いたり、家族の経験話を聞いたりしました。演じるのは、とても楽しかったです」
司会「スー・イーホアを拒む場面が多いですが、こんなにハンサムなジェリー・イェンさんを拒むのは苦労しませんでしたか?」
それを聞いたジェリーが、チュンニンさんの方を向いて日本語で「エイ? お願いします(笑)」(会場笑)
チュンニン「…今、ジェリーは日本語で何て言ったんですか?(と通訳さんに確認してから)代わりに答えてくれたのかと思って黙っていたのですが、答えてくれてなかったんですね(笑)。今おっしゃったように、こんなにハンサムな医者を拒むのは、実は大変難しかったです」
司会「レオン・ダイさんは、監督からの出演依頼を1年以上も拒み続けていたそうですが、どうしてですか? 監督が今、笑いをかみ殺したので、後で監督にも聞いてみます(笑)」
レオン「『ザ・ホスピタル』を撮影する期間は、僕が自分の映画を撮影する期間と重なっていて、それでずっと断わっていました」
司会「それでも、受けられたのは、この役が魅力的だったからですか?」
レオン「実は自分の映画を撮るのに資金不足だったので、それで引き受けました(笑)」
司会「と、おっしゃっていますが、監督から何かありますでしょうか?」
監督「彼はほんとうに金欠でした(笑)」(会場笑)
司会「監督がどうしても出て欲しかった理由は?」ここでジェリーが口をはさみ
ジェリー「彼が金欠だったからです(笑)」(会場笑)
監督「(笑)レオンの役は、このドラマではとても重要です。僕としては、実力派で安定した演技を見せてくれる役者に、ぜひお願いしたいと思っていました。それによって、ドラマの中味が充実してくるからです。そこで、僕は1年間ずっと時間をかけて、頼み込んだり拝んだり…いろんな形でお願いをして、やっと引き受けてくれました。実はレオンさんに出演していただくことは、ジェリーの望みでもありました。ジェリーに役をお願いした時も、同じくらいに時間がかかっています(笑)」
ジェリー「僕が引受けたのも、金欠だったからです(笑)」(会場笑) このネタが気に入ったようですね(笑)。(続きを読む)
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