司会「現場の雰囲気が、伝わってくるようですね(笑)。このドラマの放送が始まってから、女性たちはスー・イーホアとチュウ副部長とどっちがタイプ?という会話で楽しんだそうですが、ご自身では大人の男性の魅力を見せようという意気込みがありましたか?」
レオン「チュウ副部長の役柄がとても魅力的なだけです。僕自身はこの役をやって、得をしたと思っています」
司会「さっきからジェリーさんは日本語がよく出ていますが、どのくらい話せるんですか?」
ジェリー「アー…ハイ(笑)。(北京語で)実はほんの少ししか話せませんが、日本のTVドラマを見るのが好きで、ドラマを見て少ししゃべれるようになりました」
司会「好きな日本の言葉はありますか?」
ジェリー「エエ?…ヘエ?」
司会「ヘエが好きなんですか?」
ジェリー「オヒサシブリデス。ハイ」
会見前に収録があった「BSスタイル」では「ジョーダン、ジョーダン」など、日本語を頻発して司会者を喜ばせていたそうです。
ここから、取材記者による質疑応答へ入ります。
●監督からはどのようにオファーがありましたか? また、最初は拒んでいたそうですが、その理由と、最終的に受けることに決めた理由を教えてください。
ジェリー「このドラマはとても見応えのあるドラマです。まず、女優さんがきれいですし、レオン・ダイさんは僕も大好きな俳優さんなんですが、台湾で一番魅力的な男優だと思います。男性から見ても、とても魅力的です。だから、このドラマにぜひ出演していただきたくて、むしろ、僕の方から監督に役をくださいと頼んだんです」
と、ジェリーは自分への質問に対して、レオン・ダイさんの出演について回答していたようなのですが、現場ではどちらかわからず、小野アナが混乱してしまいました。
司会「…2つ説が出てしまいましたが、監督、どっちが本当なんですか?」
監督「もちろん、僕が真実を言っているに決まってますよ(笑)。実は二人とも正しいんです。まず、僕がジェリーにぜひ出演して欲しいと頼み、ジェリー自身もこのドラマが気に入って、前向きに応じてくれたんです。そこで、二人で長い時間をかけて交流し、いろんんな話をしました。とにかく、一緒にこのドラマを作ろうと思ったんです。その中で、二人とも考えたのが、ぜひレオンさんに出演してもらうということでした。なので、どちらも真実です」
●俳優ジェリー・イェンの最大の魅力はどこにあると思いましたか?
監督「やはり、リアルな演技ではないでしょうか。ジェリーの役柄はとても重要で、いつもリアルな演技を見せてくれました。それを見て、人々が感動する訳です。そこが魅力だと思います」
司会「リアルな演技ということは、共通点も多いということですか?」
ジェリー「ハイ。アリマス(笑)。僕はレオンさんのように、素晴らしい演技を披露できる役者ではないので、演技をする時は、できるだけリアルな部分、自分自身に似ている部分を出したいと思っています。僕自身はとても子どもっぽくて、天真爛漫なところがあるので、そういう部分を演じる時に取り入れました」
●ジェリーさんが歌っているドラマの主題歌「[イ尓]是我唯一的執着」が、日本のCDランキングで1位になったのはご存じですか? 感想をお聞かせください。また歌手として、日本でソロ・コンサートを開きたいという気持ちはありますか?
ジェリー「アー、タノシミデス(ウレシイデスと言いたかったのかな)。ランキングについては、とてもうれしいです。自分が努力している姿を、こういう形で皆さんに見ていただいているということで、やはりうれしく思います。役者としては、いい脚本といい役柄によって、自分の努力する場がますます広がっていくことを期待しています。歌手としても、同じような気持ちです。コンサートについては、機会があれば、また日本に来てコンサートをやれればと期待しています」
司会「チャン・チュンニンさんはまだ学生さんだそうですが、勉強しながら撮影するのは大変ではありませんか?」
チュンニン「仕事をしながら学業も続けるのは辛いことですが、両方とも、とても好きなんです。演技は一種の楽しみですし、仕事をしながら楽しんでいる部分もあります。両方が好きなので、両方とも諦めたくないんです」
司会「たくさんのドラマに出演されて、またご自身も映画を監督されているレオン・ダイさんから見て、ツァイ監督の撮影現場はどんな感じですか?」
レオン「ツァイ監督は、撮影する時はとても専念していて、こだわりのある監督です。『ザ・ホスピタル』を撮影する時も、ほんとうに小さな部分にまでこだわって、絶対に諦めません。とにかく細心の注意をはらって作ることで、ドラマ自体がとてもよくなっていく、そういう作り方です。こういう面で監督は、台湾のドラマ製作の分野で最も有名でしょう」(続きを読む)
前後を読む P1 < P2 > P3 ▼「ザ・ホスピタル」とは?
|