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第20回目を迎えた2007年の東京国際映画祭は、一昨年の邦画ブームを受けてか、例年よりも邦画に力が入っていたようですが、アジアからのゲストもたくさん駆けつけました。また、東京サクラグランプリは、現在絶賛公開中の『迷子の警察音楽隊』(写真左/エラン・コリリン監督と隊長役を演じたサッソン・ガーベイ)が受賞。審査員特別賞も中国の『思い出の西幹道』(写真右/主演女優のシェン・チアニー、リー・チーシアン監督、プロデューサーで奥様のリー・ウェイ)が受賞と、アジア勢が頑張りました。
from KOREA
左より、オープニングセレモニーでレッドカーペットにも登場した韓国版『黒い家』(2008年公開予定)のファン・ジョンミン(左は原作者の貴志祐介)。幻想的ホラー『永遠の魂』(韓国アートフィルムフェスティバルで上映予定)のファン・ギュドク監督と主演のチョン・ギョンホ。コリアン・シネマ・ウィークの『裸足のキボン』で来日したシン・ヒョンジュンは、舞台に座ってQ&Aに答えていました。
from CHINA
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左より、小田一夫監督の『カンフーくん』(3/29より公開予定)で主演したチャン・チュワン君。『思い出の西幹道』のシェン・チアニー。そして、主演の中井貴一がプロデューサーも務めた『鳳凰、わが愛』のジヌ・チェヌ監督、中井貴一、ミャオ・プー、音楽の勝木ゆかり(S.E.N.S)、グォ・タオ。
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from TAIWAN
左上より、『壁を抜ける少年』のツォ・リィ(プロデューサー)、ホンホン監督、主演のリー・チャインとチャン・ヨンツン(左端も)。昨年のベネチア映画祭でも受賞した『遠い道のり』のリン・チンチェ監督、主演のグイ・ルンメイとモー・ズーイー。グイ・ルンメイ(左中央)は『藍色夏恋』からすっかり成長し、昨年大ヒットしたジェイ・チョウの初監督作『不能説的、秘密』にも出演。
Directors
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左より、『マッド探偵』のジョニー・トー監督(グラサンが…)。『出エジプト記』のパン・ホーチョン監督(今や常連)。国際審査委員も務めたウー・ニエンチェン監督はエドワード・ヤン作品に多数出演。そしてフィリピンからは、デジタル撮影6日間で完成させたという『レカドス食堂』のパオロ・ヘラス監督(左/26歳)とプロデューサーのジョセフ・デヴィッド・サントス(28歳)。
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▲東京国際映画祭 ▼中国映画週間&香港映画祭 ▼東京フィルメックス&中国映画祭
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更新日:2008.1.9
●back numbers
第20回東京国際映画祭
開催期間:10/20-28
会場:渋谷 Bunkamura
六本木ヒルズ、秋葉原
受賞リスト
東京 サクラ グランプリ
・迷子の警察音楽隊
監督:エラン・コリリン
審査員特別賞
・思い出の西幹道
監督:リー・チーシアン
最優秀監督賞
・ピーター・ハウィット
(デンジャラス・パーキング)
最優秀女優賞
・シェファリ・シャー
(ガンジー、わが父)
最優秀男優賞
・ダミアン・ウル
(トリック)
最優秀芸術貢献賞
・ワルツ
監督:サルバトーレ・マイラ
観客賞
・リーロイ
監督:アルミン・フォルカース
最優秀アジア映画賞
・シンガポール・ドリーム
監督:イェン・イェン・ウー
コリン・ゴー
スペシャル・メンション
・ダンシング・ベル
監督:ディーパク・クマーラン
・メーナン
日本映画・ある視点:作品賞
・実録・連合赤軍
−あさま山荘への道程
監督:若松孝二
日本映画・ある視点:特別賞
・森岡利行/子猫の涙
黒澤明賞
・デヴィッド・パットナム
(英国ユニセフ協会会長)
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