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ASICRO FOCUS file no.119

『レッドクリフ Part II  ―未来への最終決戦―』完成披露フェスティバル 舞台挨拶

2009.2.5 TOHOシネマズ六本木ヒルズ(六本木)

 公開されるやいなや、アジア各地で大ヒット記録を更新している『レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―』。日本でもやっと字幕や吹替などの作業が終了し、通常より大規模な完成披露試写会が「完成披露フェスティバル」と題して開催されました。場所は六本木ヒルズ。周ピー、孔ピーの着ぐるみに出迎えられ、映画で使用された衣装なども展示されていましたが、圧巻は全スクリーンを貸し切ってのプレミア上映。舞台挨拶として、今回もジョン・ウー監督をはじめ、金城武、リン・チーリン、そして『Part I』に引き続き主題歌を歌うalanが駆けつけました。

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監督「温かい応援と支持に感謝します。今、中国は旧正月ですので、皆様の御健勝と御健康をお祈りします」
金城「『レッドクリフ・パート2』をやっと皆さんにお見せする日が来ました。どうか、楽しんでください」
リン「皆様、コンバンハ。チーリントモウシマス。皆サマニアエテ、トテモウレシイデス」
alan「今回は映画『レッドクリフ・パート2』の主題歌を歌いました。ほんとうに光栄です」


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alan、金城武、ジョン・ウー監督、リン・チーリン
 司会「日本ではパート1が50億円を超える大ヒットとなりました」

 監督「感激と感謝の気持ちでいっぱいです。皆さんのサポートのおかげと思っております。この映画は友情や勇気、愛をテーマにしていますが、不況に陥っている今こそ、大事にしなくてはならない要素だと思います。途中でいろいろな試練にぶつかりましたが、それらを全部乗り越えたからこそ、今日の成功につながったのでしょう。

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大スクリーン前での舞台挨拶

 私は子供の頃から日本映画の大ファンで、そこからいろんなものを吸収し、啓発を受けました。それらも『レッドクリフ』に反映されています。日本映画から多くの影響を受けて、映画作りに励んできました。この映画を作ったことで、アジアでもハリウッドに負けないくらいスケール感のある映画を作れることが証明できたと思います。今後もアジアで一生懸命映画を作り、アジアの精神を世界に広めていきたいです。パート2には見せ場がたくさんありますので、ぜひ楽しんでください」

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 金城「率直にすごくうれしいですね。個人的な喜びというよりも、監督のために喜んでる部分が多いかな。僕が参加しているのはたかが1つの役で、これだけ役者がいる中で、多分一番苦労しなかった方だと思うので(笑)。これだけいろんな国の役者やスタッフが集まって、世界的に有名な『三国志』を、ジョン・ウー監督が映像化して、これだけ多くの方が観てくれて、好きになってくれて、ほんとうにうれしいです」

 チーリン「(日本語)日本のファンの皆様に感謝の気持ちで一杯です。ほんとうに、ありがとうございます。(中国語)『三国志』は日本でもとても有名で、皆さんに好んで読んでいただいている作品です。日本でこんなにたくさんの方に『レッドクリフ』を見て頂けたのは、ほんとうに栄誉なことで、私も監督のためにうれしく思っています」

 alan「たくさんの方が映画を見てくださり、エンディングでalanの歌も聞いてくださって、とてもうれしいです。でも、パート2はもっとスケールが大きい。もっと壮大、もっと面白くて、もっと感動の部分もたくさんあります。パート2もぜひ楽しんでください。そして、alanの歌も聞いてください」

 司会「パート2ではたくさんのアクションシーンがあるそうですね。日本映画の影響とおっしゃっていますが、具体的にどんな映画の影響を受けたのでしょう?また、アクションシーンの見所は?」

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監督の采配で兵士たちが弾を客席に発砲
 監督「たくさんの日本映画の巨匠から感銘を受けています。例えば、黒澤明監督も尊敬する監督の一人ですが、『七人の侍』を観てたくさんのヒントを得ました。『レッドクリフ』の戦いのシーンを演出する時には、『七人の侍』のエンディングのところを観て参考にしてくれとスタッフの皆に言いました。編集やカメラワークもそうですが、緊迫した戦いの中にあっても人間性がしっかり描かれているところは、とても勉強になりました。例えば、孫尚香と一兵卒との絆は『七人の侍』からヒントを得ました。このようにして、ハリウッドで映画を撮る時にも、現代劇や銃撃シーンを撮る時にも、くりかえし黒澤明監督の作品を観ています。そのたびに、新しいものを吸収できています。市川昆監督の作品も大好きです」

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発射されたのは孔明の必勝御守でした
 司会「パート2の見所と思い入れのあるシーンを教えてください」

 金城「孔明さんの持ってる知恵と、陣の敷き方が映像化されているところですね。いろんな戦いの陣の組み方は文字では記されていますけど、映像でちゃんと撮った人はいなかったと思うので。孔明にしても、どうやって矢を借りてきたかとか、どういう風に周瑜と組んで、味方も騙して、敵陣も騙して戦略していったかというところ。

 一番思い入れがあったのは、矢を借りて来るシーンです。曹操の軍に霧が出る時期を計算して、ニセモノのお人形をいっぱい作って、攻めに来たよって騙して矢を打ってもらうんですけど、そのシーンが一番面白かったですね。今までちゃんと見たことはなかったし、実際撮ってる時もほんとに、もちろんCGもあるんですけど、眼の前と眼の後ろでちゃんとした矢が飛んでるんですよ。ほんとは怖いんですけど、孔明さんは怖くない表情をしなきゃならないので。(司会「すごく冷静ですよね?」)冷静で、僕の相手役(魯粛役のホウ・ヨン)の方は怖い表情をしているので、一人だけでずっと、ちゃんとしてる表情をするのがちょっと辛かったです(笑)でも、愉快でしたね。孔明の繊細さとユーモアの部分が出ていると思いました」

 司会「ヒロインをやるにあたって、なにか役作りはしましたか?」

 チーリン「(日本語)小喬は柔らかく、力強く、水のような女性です。(中国語)監督と役作りについて話し合いました。監督はあまり細かいことは言わず、導いてくださいました。唯一おっしゃったのは、とにかくリアルに自然な小喬であって欲しいということ。なので、私は心でもって、実際の小喬の心に近づくように演じたつもりです。その思いは観客の皆様にもきっとわかっていただけると思います」

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『Part II』をよろしく!(全身を見る)
 司会「パート1とパート2では、歌に込めた思いは?」

 alan「パート1は愛と強さと勇気の信念を伝えましたが、パート2でも同じものを伝えています。歌う時はそのイメージを思い、心を込めて大切に歌いました」

 司会「最後にメッセージをお願いします」

 監督「『レッドクリフ』を応援してくださっている全国の皆さん、ほんとうにありがとうございます。心から感謝します。この映画を観てぜひ元気になって、楽しい人生を送っていただきたいと思います」(拍手)

 『レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―』は4月10日(金)より、日劇1・日劇3ほか全国で超拡大ロードショー予定です。


▼レッドクリフ大特集 ▼『Part I』作品紹介 ▼『Part II』作品紹介
更新日:2009.3.24
●back numbers

舞台挨拶の表記
司会
監督(ジョン・ウー)
金城(金城武)
リン(リン・チーリン)
alan(alan)
●公開記念プレゼント情報!

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『レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―』の公開を記念して、特製プレスブック(A4横サイズ・28ページ)と公開記念オリジナル「希望の羽ペン」を
3名の方にプレゼントいたします。ご希望の方は「お名前・郵便番号・送付先住所・電話番号・アジクロへの感想やご要望」を書いて、「レッドクリフ・プレゼント」のタイトルで
メールをお送り下さい。
*応募締切:4月30日24時

*すでにご応募いただいている方は、そのまま今回の応募対象者に含まれます。
『レッドクリフ Part II
 ―未来への最終決戦―』
 公開情報

4月10日(金) より日劇1・日劇3ほか全国超拡大ロードショー!
▼公式サイト

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配給:
東宝東和/エイベックス・エンタテインメント
alan/久遠の河

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「久遠の河」「赤壁/大江東去」
「心・戦」他を収録したDVD付
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1443円/エイベックス