サイトマップ トップページ −巻頭特集 −映画情報 −音楽情報 −旅行情報 −グルメ情報 −電影つれづれ草 −アジア接近遭遇の旅 −インタビュー −ニューリリース情報 −アジクロクリップ −インフォメーション −アジコのつぶやき −アジア情報掲示板 −Japan −Korea −China −Hong Kong −Taiwan −Philippines −Vietnam −Thailand −Malaysia −Singapore −Indonesia −India −Nepal

ASICRO FOCUS file no.128

上/豪華キャスト競演の『グッド・バッド・ウィアード』 下/悪い奴パク・チャンイを演じるイ・ビョンホン (c)2008 CJ Entertainment Inc. & Barunson Co., Ltd. 　2009年前半は中華圏の大作・話題作の公開が続きましたが、この夏から秋・冬にかけての後半は韓国映画の話題作や新作の公開が続きます。まず7月は、アメリカのTVドラマ「LOST」シリーズで国際スターとなったキム・ユンジン主演の『セブンデイズ』。昨年の大鐘賞・主演女優賞にも輝いた本作は、幼い娘を誘拐された有能な女性弁護士の闘いにもう1つの事件を絡ませ、驚愕のラストへと突き進むサスペンスドラマです。もう1本は日韓合作の『カフェ・ソウル』。現在、兵役に就いている John-Hoon 初の映画出演作で、日本の若手俳優・斉藤工と共演し、韓国伝統菓子の職人を演じます。 　そして8月にはお待ちかね、チョン・ウソン、イ・ビョンホン、ソン・ガンホという3大スターが絶妙な演技競演を見せ、各地の映画祭でも話題となった『グッド・バッド・ウィアード』がついに公開されます。本作は、満州を舞台に3人の賞金稼ぎが繰り広げるブッ飛んだ韓流ウエスタン。それぞれの持ち味を活かした配役ながら、特に異彩を放っているのは悪い奴を演じるイ・ビョンホンでしょう。『甘い人生』に続くキム・ジウン監督作品ですが、前作とはうって変わり、独特のメイクや髪型、ファッション、そしてキャラクター造型と、このキレた悪漢役をおおいに楽しんでいるようです。ソン・ガンホとは『JSA』以来の共演ですが、当時と比べると、二人ともすっかり大物俳優になりました。こちらは、公開直前（8月末）のプロモーションで主演3人の来日も予定されていますので、ファンの皆さんはお楽しみに。 (c)2009 by Paramount Pictures. 『G.I.ジョー』のイ・ビョンホン(左) ＊8/7より丸の内ルーブル、他全国ロードショー 　さて現在『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』が公開中のイ・ビョンホンですが、8月にはもう1本、ハリウッド進出作となった『G.I.ジョー』が8月7日より日米同時公開予定です。アメリカの人気フィギュアから派生したコミックを原作に、史上最強の国際機密部隊「G.I.ジョー」と、悪の組織「コブラ」との闘いを描く本作。イ・ビョンホンはコブラに属していますが、実は…というおいしい役所。現時点ではまだ未見ですが、白装束の忍者風ファッションでアクションを繰り広げるようです。 　同じく8月公開予定の日韓合作映画が『ノーボーイズ、ノークライ』。映画にドラマにとノリに乗っている妻夫木聡と、『チェイサー』で無気味な殺人鬼を見事に演じたハ・ジョンウとの共演で、対照的なチンピラ2人の命がけの逃避行を描きます。監督はキム・ヨンナム。脚本は渡辺あや。愛の軍師・直江兼続とはまるで別人の汚れキャラを演じる妻夫木くんも新鮮ですが、知らない内に悪いことをさせられていたというおっとりキャラを作ったハ・ジョンウも素晴らしく、韓国映画と日本映画の特徴がブレンドされた不思議な作品となっています。 (c)「The Boat」フィルム・コミッティ 海を挟んで知り合った2人の若者が、事件に巻き込まれながらお互いを理解していく。カラオケシーンも見所。 (c)2009 業田良家/小学館/『空気人形』製作委員会 　続いては、韓国の人気女優ペ・ドゥナが主演した日本映画『空気人形』。『誰も知らない』の是枝裕和監督による最新作で、今年のカンヌ国際映画祭にも出品されました。共演はARATA、板尾創路。ペ・ドゥナが演じるのは、タイトルにもなっている空気人形、つまりリアルドールの人形。人形に心が宿り、ご主人様以外の男性に恋をするというお話です。ペ・ドゥナは『リンダ リンダ リンダ』に続く日本映画の主演。韓国映画ではありませんが、ファンには必見の作品となっています。公開は今秋、渋谷シネマライズ、新宿バルト9、他全国ロードショーの予定。 　もう1本、ソン・スンホンが兵役に就く前の2004年に主演した『あいつはカッコよかった』が、DVDリリース前にロードショー公開決定。こちらは9月26日より、シネマート六本木・シネマート心斎橋にて公開予定です。 今秋、シネマライズ、シネスイッチ銀座、新宿バルト9 他全国ロードショー（配給：ビターズ・エンド） (c)2009 CJ Entertainment Inc. & Barunson Co., Ltd. 　続いては、ポン・ジュノ監督の最新作にしてウォンビンの兵役後の活動復帰作ともなった『母なる証明』が、早くも公開されます。物語は、殺人の容疑者にされてしまった息子の無実を信じ、その疑惑を晴らすため、母親が真犯人を追って独走していくというサスペンス・ドラマ。5年ぶりの映画出演となったウォンビンは「撮影現場では、毎日が喜びと興奮と冒険にあふれていました。どんな役者でも危険を冒すことになったであろう、この役にキャスティングしてくれたポン監督にとても感謝しています」と語っています。 　そして、母親役を演じたベテラン女優のキム・ヘジャは「この映画では何か違ったことをしようと決意しました。そしてポン監督に、私を極限まで押し出してくれるようにお願いしました」と、ステレオタイプでない母親像を見事に演じているようです。「どんな色男にも隠された顔がある。皆さんが想像もしないウォンビンの姿をお見せできるはず」とポン・ジュノ監督が語る『母なる証明』。秋の公開が今から楽しみです。 　さて10月といえば映画祭の季節。まだラインナップは発表されていませんが、今年も東京国際映画祭と合わせて、コリアン・シネマ・ウィーク2009の開催が予定されているようです。東京国際映画祭、11月の東京フィルメックスでも、新しい韓国映画が上映されることでしょう。さらに、毎年恒例となったシネマートでの韓流シネマフェスティバル2009も現在準備中。8月にはラインナップが発表されそうです。どの作品が来るか、どんなゲストがやって来るか、楽しみにしておきましょう。 (c)2009 Sophie Production Ltd, Perfect World Culture Communication Co., Ltd. and CJ Entertainment 　最後は、年末年始にかかる新春第1弾として日本公開が決まった『ソフィーの復讐』をご紹介します。本作はエマ・ジン監督による中国映画。主演のチャン・ツィイーが製作にも参加しており、5月のカンヌ映画祭では大々的なプロモーション活動を行って話題になりました。韓国では『ソフィーの恋愛マニュアル』というタイトルで、この8月に中国と同時公開が予定されています。物語は、婚約者だったイケメン・ドクターのジェフを人気女優に略奪された漫画家ソフィーが、恋人を奪い返すために復讐を仕掛けるというロマンチック・コメディ。チャン・ツィイー演じるソフィーの婚約者ジェフを、ソ・ジソブが演じています。ソ・ジソブにとっては初の中国作品。果たしてセリフは中国語でしゃべっているのか？　共演はファン・ビンビン、ピーター・ホー。中華圏映画ファンにとっても楽しみな作品となりそうです。

更新日：2009.9.18 ●back numbers ●7月公開の作品たち (c)Prime Entertainment Co.Ltd 2007 セブンデイズ 監督：ウォン・シニョン 出演：キム・ユンジン 娘を誘拐された有能弁護士と誘拐犯との裁判を巡る駆け引き。 公式サイト ＊7/11よりシネマート六本木、他全国順次公開 ▼アジクロシネマ作品紹介 カフェ・ソウル 監督：武正晴 出演：ジョンフン、斉藤工 『ボーイ・ミーツ・プサン』の武監督が贈る、家族の愛と甘いお菓子の物語。兵役直前のJohn-Hoonが主演！ 公式サイト ＊7/18より渋谷シアターTSUTAYAにて公開 ▼アジクロシネマ作品紹介 『グッド・バッド・ウィアード』 大韓航空キャンペーン実施中！ 期間中、大韓航空HPから航空券を購入し、応募フォーマットからキャンペーンに応募すると、抽選でA賞、B賞のいずれかをプレゼント！ A賞：プレミア上映会招待券 　　　3組6名様 ゲスト：イ・ビョンホン、チョン・ウソン、ソン・ガンホ （予定） 会場：東京都内 日時：2009年8月末 ＊会場・日時は7月上旬に映画公式HPと大韓航空キャンペーンページにて発表。 応募期間：6/30-8/10 B賞：プレスブック(非売品) 　　　10名様 応募期間：6/30-9/15 大韓航空公式サイト 今後の公開が期待される作品 ・あいつはカッコよかった 　＊9/26より公開予定 ・キッチン/3人のレシピ 　＊10/3より公開予定 ・アバンチュールはパリで 　＊10/17より公開予定 アジアフォーカス 福岡国際映画祭2009 （9/17-27） ・酒を呑むなら ・イリ ・GO GO 70s 第22回東京国際映画祭 （10/17-25） ・キングコングを持ち上げる ・よく知りもしないくせに ・デジタル三人三色2009 　/ある訪問 ・玄海灘は知っている ・誤発弾 コリアンシネマウィーク2009 （10/18-19） ・牛の鈴音 ・Go Go 70s ・うちにどうして来たの？ 韓流シネマフェスティバル 2009 約束（11/21-） ・霜花店/運命、その愛 ・作戦 ・悲しみよりもっと悲しい物語 ・ロマンチック・アイランド ・あなたは遠いところに ・最後の贈り物 ・ビースティ・ボーイズ ・ガールスカウト ・少年は泣かない ・赤ちゃんと僕 ・マイ・ファーザー ・Sダイアリー ・ナンパの定石 ・情熱のステップ 第10回東京フィルメックス （11/21-29） ・こうもり/ザ・サースト 　＊10年公開予定 ・息もできない 韓国映画ショーケース2009 （11/21-30） ・グッド・モーニング・プレジデント ・キャスタウェイ・オン・ザ・ムーン 他8作品（＊詳細後日発表） 公開未定作品 ・クロッシング　祈りの大地 ・おいしいマン ・スピード・スキャンダル あいつはカッコよかった 特別限定版DVD Amazon価格 3652円 販売：ポニーキャニオン ＊10/5発売予定