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ASICRO FOCUS file no.130

「グッド・バッド・ウィアード」プレミア舞台挨拶

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全身フォトはこちらをどうぞ。
 司会「キャスティングには素晴らしいコントラストが出ていましたが、この3人だからこそできたこと、この映画で最大に気を遣った部分はどこでしょう?」

 監督「(ちょっと戸惑って)…答えを準備していたんですが、急に質問の角度がちょっと変わりましたね。(会場笑)
 この3人をキャスティングした段階で、もうこの映画はできあがった気分でした。イ・ビョンホンさんがちょっと不機嫌なところもあったのですが(会場笑)、ほんとうに、まず3人の魅力がうまく際立った作品ができあがった。そんな作品として記憶されると思います。悪役については、イ・ビョンホンさんはどうも2の足を踏んでいたようだったのですが(会場笑)『素のままでいれば悪役になれるよ』と僕から説得して、キャスティングを成功させました」

 なんてことを言われて隣りで困惑するイ・ビョンホンに、場内はまた爆笑。

キム・ジウン監督
 監督「このように静かで平穏な日本で、これほどたくさんの人が死に、そしていろんな銃弾が飛び交う、非常にうるさい映画を上映することになり、とてもうれしく思っています。(笑いと拍手)皆さんがこの映画を観終わって、映画館を後にする頃には、世界はほんとうに平和なんだなあと感じていただけると思います(笑)。どうぞ、楽しんでください」(拍手)

 ここで、監督から気になる発言が出たので、
 司会「イ・ビョンホンさんはほんとうに不機嫌な顔をしていたんですか?」

 ビョンホン「(咳払いの後)悪役がどうということではなく、監督とは『甘い人生』という映画を撮ったことがあるので、監督がどれほど俳優をこき使うか、苦労するかということをよく知っていたのです。(会場笑)それで、監督とまた別の作品をやろうかどうかと…そういうことで悩んでました。この映画の韓国でのタイトルは『いい奴、悪い奴、変な奴』なんですが、撮影が終わってからは、それに『ひどい奴』というタイトルで監督も加わったと思います」(拍手と笑)

p6

これは発射直後。ウソン氏の顔が隠れちゃってごめんなさい。
 ここで、観客の皆さんへのプレゼントタイム。映画のロゴとそれぞれのサインが入ったボールを3つの銃で、司会者の「せ〜の」&観客「グッド・バッド・ウィアード!」でバキュ〜ンと発射。一時、大混乱の争奪戦となりましたが、なぜかチョン・ウソンが発射したボールだけが客席まで飛ばず、前方にポトン。呆然とするウソン氏に客席から笑いが。気を取り直したウソン氏は、ボールを拾って自ら客席へ放り投げました。そして最後は、締めのメッセージ。

 Ryo「衝撃的な映画なので印象に残ると思います。エンドロールでの僕らの曲もあるので、そこも聴いていただけたらと思います。楽しんでください」

 ウソン「皆さんの愛情や関心に応えられる映画になっています。映画と一緒に痛快で楽しい気分になって楽しんでください」

 ビョンホン「この作品には楽しめるところがたくさんあるので、あまり瞬きをしないで、一瞬たりとも見逃さず全部観てください。最後まで楽しんでご覧ください」

 監督「先ほどのサインボールへの情熱と同じような気持ちで観てください」(会場笑)


「グッド・バッド・ウィアード」ミニイベント

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達磨にG・B・Wの目を入れる3人。
 舞台挨拶の合間に、チケットカウンターの真上にあるテラス式ステージで、映画の大ヒットを祈願した達磨が3個並べられ、達磨に目を入れるというミニイベントがありました。チケットカウンター前のオープンスペースには、当日たまたま劇場を訪れていた一般のお客さんたちも大勢集まり、突然のビッグスター登場で大歓声があがりました。

 ウソン「映画が日本で大成功することを祈りました。この映画は皆さんの記憶にずっと残る、皆さんの期待と感心に応えられる作品だと思っています」

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 ビョンホン「このようなイベントに参加するのは初めてですが、映画の成功を願って目を入れました。この映画はおそらく、日本にも韓国にもなかった新しいジャンルの映画になると思います」

 監督「この映画の意義は、アジアで西部劇を作ったことでしょう。アジア人のウェスタン、その1つのモデルが韓国にできあがったわけです。そして日本でも、このようなアジア人のウェスタン映画が作られて欲しいです。楽しみにご覧ください」

 『グッド・バッド・ウィアード』は8月29日より全国で絶賛公開中です。


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更新日:2009.8.31
●back numbers

舞台挨拶の表記
司会
ウソン(チョン・ウソン)
ビョンホン(イ・ビョンホン)
監督(キム・ジウン)
Ryo(Ryo)
グッド・バッド・ウィアード

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8月29日より新宿バルト9、他全国ロードショー。
▼公式サイト
▼アジクロシネマ作品紹介

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●ここがスゴイ!
撮影現場の常駐スタッフはなんと400人以上。撮影の為に新しく作った道路33km。昼夜の気温差30℃以上という、韓国映画では異例のスケールに、イ・ビョンホンらキャストは激しいアクションシーンにもスタントやCGを一切使わず純度100%のアクションを繰り広げている。

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