トークはこんな感じで
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司会「音楽を始めたきっかけは?」
スンギ「高校生の時にサークルでバンド活動をやっていました。当時は当然アマチュアで活動していたのですが、最後の活動でコンサートフェアに出ました。その会場で、今の所属事務所(フックエンターテインメント)の社長とご縁ができ、今に至っています」
司会「17歳ですよね?」
スンギ「ええ。まだ何もわからない時に歌手を始めました(笑)」
司会「すぐに歌手をやろうと思った?」
スンギ「最初はやらないと言いました。その気はまったくなかった。当時は普通の高校生として勉強してたし、その傍らで活動してました。それに芸能人というのは、ほんとうに何かを生まれながらに持って生まれてきた人なんだと、当時は思っていました」
(山本アナの「持ってる!」に「コマスミダ」と笑顔で答えるスンギくん)
司会「バラエティ、MC、役者、歌手としてマルチに活躍していますが、ほんとうのスンギさんはどれ?」
スンギ「一番近い…姿は、『1泊2日』の…中で…僕の姿です」
司会「記者の皆さんのために『1泊2日』とはどういう番組なのか説明してください」
スンギ「すみません。韓国で僕が今出演している芸能バラエティ番組です。(すでにレギュラー出演は終了。現在、新メンバーでの新シリーズがスタート中)実際にいろんな所へでかけて、時には野宿をしたり、時には食事が食べられないとか、かなり苦労をする、そんなバラエティ番組です。もし機会があれば、韓国と日本の芸能人の皆さんが一緒に旅をするような、そんな番組をぜひやってみたいです」
司会「きつかった思い出はありますか?」
スンギ「毎回かなり大変でした。食事はくれない、寝せてもくれない。目的地も知らされない。どこかわからないけど、とりあえずでかけて1泊して帰って来る。そんな番組です」
司会「過酷ですね。日本ではどんな番組をやりたいですか?」
スンギ「日本に来た時の体験で、皆さんが芸能人にいろいろと便宜をはかってくださる、そういう環境で仕事ができるんだなと感じてました。とても感動しました。なので、その枠を破って、芸能人にとってはとてもきつい番組をやってみたいです(笑)」
司会「イ・スンギさんにとって音楽とはどんな存在?」
日本武道館ライブも決定したイ・スンギ
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スンギ「まず僕自身を成している、一番軸となるものです。そして、何年も自分で気を配っている、そしていつもまだまだ未熟だなあと感じている部分です。でも、自分自身の本質だと思っているので、こうして日本で歌手としてデビューを飾れることはうれしいです」
ここで、デビューシングルの特別盤に収録されるミュージックドラマ「恋愛時代」「チングジャナ」とそのメイキングの一部が上映されました。このドラマにはパク・シネとチュ・サンウクが出演しています。このドラマは「1月中旬にまる2日間をかけ、徹夜して作りました」とのこと。ソウルで一番寒い時期に撮影されたようです。
そして、3月から放送予定の気になる新ドラマ「The King 2Hearts」について。
スンギ「『キング』というドラマで「キング」をやります。ぜひ、ご期待ください。僕が演じるキャラクターは、今まで演じた中では一番悪いというかとんがっている。言葉使いがとてもぞんざいだったりします。そんな役柄ですが、皆さんぜひ楽しんで見てください」
司会「撮影はいつから?」
スンギ「2月1日から始めます。すぐです。がんばります」
ここで本日のビッグニュースが発表に。
司会「日本でのワンマンライブが決まりました!」(大歓声)
スンギ「これは日本語で話します。実は6月1日に、日本の…武道館で(大歓声!)ライブできることになりました。全部、皆さんのおかげです」
これは、これまで日本でCDメジャーデビューした韓国人アーティストとしては、最短の武道館公演決定なのだとか。
スンギ「とても光栄に思います。武道館での公演は誰もができるわけではないと聞いています。日本でデビューできるだけでもうれしいのに、そんな素晴らしい場所で公演ができ、皆さんとお会いできるということで、とてもうれしいし、自分でもとても楽しみです」
ここからは、記者からの質疑応答タイムへ。
Q:ボーイズグループ、ガールズグループに続いて、今年は韓国のソロ歌手デビューの年ですが、すでに日本デビューを果たした韓国の歌手からアドバイスを受けたことはありますか?
スンギ「女性歌手のIUさんが僕と同じ時期に日本デビューすると聞いています。ソロ歌手はグループとは違ったステージングができると思うので、とても楽しみにしています。まだ今のところ、アドバイスはもらっていません。ただ、後輩たちが先にデビューして地盤を磨いてくれていると思うので、その上に乗せてもらえればと思います」(会場笑)
Q:日本デビューを、ご家族はどのようにおっしゃっていますか?
スンギ「『一緒に旅行に行けるね』と、とても喜んでいます。こうして海外のアーティストを迎えてくださり、好きでいてくださる日本の皆さんに対してとても有難く、僕も家族もとても幸運なことだと受けとめています」
司会「家族で旅行するならどこに行きたい?」
スンギ「箱根の温泉に連れて行きたいです。また日本に何度か来ているので、東京で自分の知っているおいしいお店に連れていきたい。韓国でのおいしい店なら、僕が皆さんに詳しくお教えしますよ」
Q:日本と韓国で一番違うところは?
スンギ「個人的にはすごく似てると思います。もちろん一部のシステムなどに違いはありますが、基本的にやっていることは似ている。最初はやはり外国ということで、少し恐いと思ったこともありますが、実際に来てみると、考え方や物事の進め方、そして礼儀を重んじるということもとても似ているので違いはありません」
こんなお茶目な表情もイ・スンギらしい
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司会「食べ物は大丈夫でした?」
スンギ「ぜんぜん大丈夫です」
司会「好きな食べ物は?」
スンギ「お弁当です」(会場笑)
司会「おかずは?中味は?」
スンギ「個人的にはトンカツが大好き。ほんとうに好きなものはたくさんあって、もともと食べることが大好きなので、日本のラーメンや…ちらし寿司も!」
司会「韓国の方だとカレーや牛丼を好きな方が多いのですが?」
スンギ「ときどき料理を習ったりするんですが、牛丼なんかは自分で作ることもあります。手持ちのついた牛丼専用の小さなお鍋がありますよね? あれを日本で買って来て、ときどき自分で作って食べています」
Q:今後の日本での活動予定を教えてください。また日本のラブコメに出て欲しいのですが、共演してみたい女優さんは?
スンギ「韓国のドラマ『King 2 Hearts』の撮影が、5月の下旬から6月の初めには終わると思います。武道館でのコンサートの準備もあるので、ドラマ撮影が終わったらすぐに日本へ来るつもりです。ラブコメディは、機会があれば僕もぜひ出てみたいです。共演したい女優さんはたくさんいますが…綾瀬はるかさん。できれば。キャラクターは無口な役がいいですね。まだまだ日本語が未熟なので(笑)。努力します!」
Q:日本語がとてもお上手ですが、日本語の勉強はどのくらいやっていますか? また、アーティストとして共演したい日本人は?
スンギ「初めて日本語に接したのは2004年。2004年ですね。初めて。日本のドラマ『プライド』を見て日本語に興味を持ちました。本格的に勉強を始めてからは、途切れ途切れですが、あしかけ3年くらいになります。ご一緒したいアーティストはたくさんいますが、ロックバンドのONE OK ROCKと久保田利伸さん。日本の音楽には素敵なメロディがたくさんあり、音楽的なジャンルもすごく様々です。なので、どんな日本のアーティストの方と共演しても、今までの僕の感覚とはまったく違った新しいスタイルが発見できると思います」
ここで質疑応答は終了。フォトセッションの後、日本語と韓国語でメッセージを。
スンギ「上手じゃないですけど、日本語で話します。日本によく来ていっぱい会いましたが、公式面では一堂で挨拶することが初めてなので、すごく緊張してます。実は僕は外国から来た歌手ですけど、暖かい視線でこれからもたくさん応援してください。(「ネ〜!」とファンの皆さん)アーティストとして、俳優として、韓国の活動のように一生懸命頑張りますから、これからも応援してください。ありがとうございました。
それから、個人的には日本で活動することを通じて、日本の芸能界やアーティストの方たちとできるだけ多く親交を深めたいと思っています。そしていつか、韓国と日本のアーティストの皆さんと一緒に番組を作り、それを例えば、同時に収録して同時に両国に流せるような、そんな日が来るといいですね。そういった役割を自分が担えればと思います。そして、日本の素晴らしいアーティストの方たちを韓国に招待する、そういう形で日本と韓国との文化交流ができればうれしいです。
ここまで来てくれてありがとうございます。心から感謝しています。ありがとうございます。どうぞ、よろしくお願いします!」
と、真面目なイ・スンギらしい素晴らしいメッセージを伝えた後、拍手喝采の中を退場していきました。とても親しみやすいルックスと抜群の歌唱力を持つ実力派のイ・スンギ。この笑顔とこの人柄ゆえに、若くして「国民の弟」と言われるほどの大スターとなったのでしょう。日本での新たな活躍が楽しみです。
▼イ・スンギ紹介 ▼ニューイヤーライブ2012 ▲日本デビュー記者会見 1・2
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