約1年半ぶりにのジェリーは短髪に!
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連日、最高気温を更新している酷暑の最中、今年もジェリー・イェン(言承旭)の来日ファンミーティングが、昨年3月から約1年半ぶりに開催されました。今回の会場は、広大な日比谷公園の一角にある日比谷公会堂。ちょうど夏祭りと重なり、野外ホールからも演奏の音が。当日は40度超えを記録した地点もある猛暑日でしたが、そんな暑さをものともせず、早朝から並んだファンの方もおられた模様。屋外グッズ売場にも長い列ができていたようです。
今回、取材できたのはお昼の部。司会は今やすっかり常連となり、中国語も勉強しているというフリーアナウンサーの赤平大さん。通訳もお馴染みのサミュエル周さんです。そして、日本語で「皆さ〜ん、こんにちは!道明寺です!」と客席を通ってステージに登場したジェリーは、ご覧の通りの爽やかなショート・ヘアに変身。長髪のジェリーを見慣れているので、とても新鮮でした。
これは、撮影が終ったばかりの最新ドラマ(「戀戀不忘」)で初めて父親役を演じたからだそうで、実はもっと短かったのだとか。本人によれば、やっとここまで伸びたのだそうです。最初は「年を取った…」と言っていたジェリーですが、この後のトークでは、気分的に若返ったと話していました。
2階席までびっしりのファンに嬉しそう
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冒頭のトークコーナーでは、まずジェリーの近況報告ということで、3大ニュース・プライベート編から。お母さんやお姉さんの家族と一緒に宣蘭で鉄板焼を食べた話、甥とパズルをして遊んだこと、親友のお父さんの定年祝いで起こった珍事件などを披露。
さらに、赤平さんが春節の中国でF4メンバーが再集合したことに触れ、「久しぶりだったでしょう?」と感想を尋ねると、公の場面で集まったのは久しぶりだけど、プライベートではよく会っているとのこと。お互いの印象については、「仔仔は大人になった」と一番に話していました。ヴァネスは「いつも明るくて太陽みたい」。ケンは「優しい。喉を潤すスプレーを皆にくれた」。この時、ジェリーはケンちゃんのことを「ケンさん」と呼んでいたので場内から笑いが起こり、不思議そうな顔をしていました(笑)。
そして、皆さん待望の映画『花漾』あらため『花様〜たゆたう想い〜』のお話へ。まず、背後のスクリーンに宣伝映像が流れます。ゼロ・チョウ監督による美しい映像と、中国版ジャック・スパロウとも呼ばれたジェリーの精悍な海賊ぶりに、場内うっとり。ここで周さんとこそこそ話していたジェリー、映像が終るなり「ワイルドだろ!」と自己アピール(笑)日本の流行語を覚えて来たようで「じぇじぇじぇ!」も知っていたので、赤平さんが「倍返しだ!」を教えていました。
プレゼントのバスケットボールを持つジェリー
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事前に『花様〜たゆたう想い〜』を観て予習してきた赤平さんによると「今までに観たジェリーさんの演技の中で一番よかった。別の引き出しを見たような気がしました」と大絶賛。特に気に入っているシーンがあるそうで「どのように演じたのですか?」との質問にはシンプルに「海賊の気分になって演じた」と答えていました。素直に役に入り込めたのでしょうが、この海賊ダオパー役、きっと楽しんで演じたのだと思います。
続いては、ファンの皆さんからの投書による「お悩み相談コーナー」。「今年は暑いのでつい冷たい麺類ばかり食べてしまいますが、夏に食べて元気になるおすすめ料理は?」に「ざるそば」と答えたり、「羊を数えても眠れない時はどうする?」に「牛を数える」とか、いつものおとぼけぶりを発揮するジェリーに大爆笑。
皆さんが一番気になるであろう「好きな人への告白方法」については、「好きなのになかなか言えない気持ちはよくわかる。見ているだけでもうれしいし、そういう気持ちが持てることが大事」としながらも、気を引くための方法として「何気なく近くを歩いて転ぶのはどう?」とアドバイス。「これが終った後、ジェリーさんの前で次々とファンの方が転びますよ」と赤平さんが心配していました(笑)
ファンへの10年分の思いを手紙に綴ったジェリー
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そして、本日のテーマにもなっている「gift」。プレゼントのコーナーです。「今日は僕にとってバレンタインみたいな日」というジェリーが、たくさんのプレゼントを持参。簡単なゲームで8人の幸運なファンが選ばれ、「ずっと応援してね」と書かれたバスケットボールや、「ザ・ホスピタル」で着用したネクタイ、お気に入りの帽子、サイン入りの写真集やカレンダー、そしてペプシのCFで着用したジャケットなどなど、貴重な品々をステージで手渡します。たまたま、お誕生日だった方もいて、ジェリーが音頭をとり、皆でハッピーバースデーを歌ってお祝いするという微笑ましい場面もありました。
ここで衣装替えタイムをはさみ、最後は歌とメッセージのプレゼント。まずは「我會很愛[イ尓]」から。歌うのは久しぶりだったようで、とても緊張していましたが、一生懸命歌ってくれました。そして、この10年間の思い出を綴ったファンへの感謝の手紙を、日本語で朗読。最後はこの10年の思いを込めて、一番最初に歌った「我是真的真的很愛[イ尓]」をファンへの気持ちを込めて歌いました。感激屋さんのジェリーは、かろうじて涙を堪えたようですが、夜の部ではどうだったのかな?
お昼の公演ではアンコールがなかった替わりに、ジェリーが会場の出口付近に立ち、ファンの皆さんをお見送りしました。衣装替えタイムの時、周さんと思い出話や天然のオーラ(!)について話していた赤平さんが「ジェリーさんだと台本がなくても、いつも皆さんがほんわかと楽しい気分になって帰れるんですよね」と言っていたのですが、今回も最後の最後までファンへの気配りを見せ、ジェリーのふわっと人を包み込む魅力にあふれた、アットホームなファンミーティングでした。
衣装が違うのでこちらは夜の部でしょうか。大勢のファンたちと記念撮影。
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話題の映画『花様〜たゆたう想い〜』の後、すでに2本のドラマを撮り終えているジェリー。「因為。愛」では盲目の役、「戀戀不忘」では初の父親役に挑戦と、新たなジェリーの姿が見られそうです。台湾での放送はこれからですが、映画と共に楽しみに待ちましょう。
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