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映画大国インドから日本未公開の作品を中心にセレクト。インド映画の多様性を味わえる企画を組んできたのが、インディアンムービーウィーク（IMW）。2019年に第1回が開催され、今年は3回目になります。昨年に引き続き、今年もコロナ禍での開催。緊急事態宣言などで中断や変更を余儀なくされたこともあり、今年はなんと6月にパート1、9月にパート2を開催。年末年始の今回はパート3となります。
今回のラインナップは、人気作品の続編『無職の大卒 ゼネコン対決編』、人気俳優ヴィジャイ主演で次々にヒットを放ったアトリ監督のデビュー作『ジョンとレジナの物語』、多言語で活躍する注目の監督ビジョイ・ナンビヤールの『デーヴィド 二つの物語』、サンジャイ・リーラ・バンサーリー監督の歴史大作『バジラーオとマスターニー』、ゾーヤー・アクタル監督（人生は二度とない）のファミリードラマ『鼓動を高鳴らせ』、鬼才アヌラーグ・カシャップ監督による結婚ドラマ『心のままに』の6作品が初上映。さらに、『イングリッシュ・ミディアム』『マジック』『フライング・ジャット』『ムンナー・マイケル』『ラーンジャナー』と、5作品の再上映作品を加え、計11作品を上映します。
また、コロナ禍で劇場に足を運べない方々のために、配信サービス「インディアンムービーオンライン」にて過去の上映作品の一部を有料配信。DVDの販売も行なっています。
開催は12月17日から2022年1月13日まで。キネカ大森（東京）、新宿ピカデリー（東京）、MOVIX昭島（東京）、MOVIX三郷（埼玉）、MOVIX柏の葉（千葉）、ミッドランドスクエア シネマ（愛知）、MOVIX堺（大阪）、熊本ピカデリー（熊本）、なんばパークスシネマ（大阪）、神戸国際松竹（兵庫）の全国10館にて同時開催です。劇場によって開催期間が違いますのでご注意ください。
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上映ラインナップ
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無職の大卒 ゼネコン対決編
Velaiilla Pattadhari 2
（2017年/タミル語/125分）
監督：サウンダリヤー・ラジニカーント
出演：ダヌシュ、カージョル、アマラ・ポール、サムドラカニ、ヴィヴェーク
＊日本初上映
© V. Creations, Wunderbar Films
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STORY：建設会社への就職を果たしたラグヴァランは、スラム再開発プロジェクトでの仕事ぶりが評価され、設計・建設賞の最優秀技師賞に選ばれた。大手のワスンダラ建設から引き抜きのオファーを受けるが、ラグヴァランは自分を拾ってくれたアニタ建設への義理を通すために断る。怒りに火が点いたワスンダラから執拗な攻撃を受け、ラグヴァランは再び無職になってしまう。
解説：人気作品『無職の大卒』の続編。悪役にはヒンディー語映画界の人気俳優カージョルが登場。
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バジラーオとマスターニー
Bajrao Mastani
（2015年/ヒンディー語/158分）
監督：サンジャイ・リーラー・バンサーリー
出演：ディーピカー ・パードゥコーン、ランヴィール・シン、プリヤンカー・チョープラー/ イルファーン・カーン（ナレーション）
＊日本語字幕版初上映
© Bhansali Productions, Eros Worldwide
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STORY：18世紀、インド中西部のマラーター王国の宰相兼将軍バジラーオは、遠征先でブンデルカンド王国の使者から援軍を求められて応じる。鎧を着けた使者は、ブンデルカンド王とペルシャ系側室の娘マスターニーだった。マラーターの援軍を得て、ブンデルカンド軍はムガル帝国軍を撃退。マスターニーの勇ましさを讃えようとバジラーオは彼女に短剣を贈るが、彼女が育った文化ではそれは求婚を意味していた。バジラーオには妻カーシーの存在があり、マスターニーがイスラーム教徒だったため、２人の関係は周囲から認められず、彼女は日陰者として扱われる。
解説：バンサーリー監督（パドマーワト 女神の誕生）が手がけた壮大な歴史ドラマ。
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ジョンとレジナの物語
Raja Rani
（2013年/タミル語/164分）
監督：アトリ
出演：アーリヤー、ナヤンターラ、ジェイ、ナスリヤ・ナシーム、サティヤラージ
＊日本初上映
© A. R. Murugadoss productions, Fox STAR Studios, Next Big Film Productions
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STORY：お見合いによって結婚することになったジョンとレジナ。新郎新婦はどちらも、親の説得に負けて不本意に形ばかりの結婚生活に入ったのだった。ある時レジナが体調を崩したことをきっかけに、ジョンは彼女が過去にスーリヤという男と愛し合っていたことを知る。しばらくしてレジナも、ジョンの友人から彼とキールタナという女性との悲恋物語を聞く。パートナーの過去を知ったことで、２人の心には変化が起こるが、そのことをうまく伝えられずにすれ違ってしまう。
解説：ヒットメーカー監督、アトリのデビュー作。
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鼓動を高鳴らせ
Dil Dhadakne Do
（2015年/ヒンディー語/174分)
監督：ゾーヤー・アクタル
主演：アニル・カプール、プリヤンカー・チョープラー、ランヴィール・シン、アヌシュカー・シャルマー、ファルハーン・アクタル/アーミル・カーン（ナレーション）
＊日本初上映
© Excel Entertainment, Junglee Pictures
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STORY：大富豪のメヘラ夫妻は結婚30周年記念として、知人を招き、トルコ、ギリシャをまわるクルーズ船の旅に出る。夫のカマルは会社を経営し、２人は周囲からは理想の夫婦に見られていた。だが、会社は倒産の危機にあり、夫婦の仲はすでに破綻。娘、息子も悩みを抱えていた。
解説：幸せを装う家族それぞれの本音を、飼い犬の視点を通じてつづる。『人生は二度とない』を撮ったゾーヤー・アクタル監督が、人気俳優を配して撮った旅ドラマ。
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デーヴィド 二つの物語
David
（2013年/ タミル語/ 127分)
監督：ビジョイ・ナンビヤール
出演：ヴィクラム、ジーヴァー、ナーサル、タブー
＊日本初上映
© Reliance Entertainment
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STORY：1999年のムンバイと2010年のゴア、異なった時代の二つの土地に生きる、デーヴィドという２人のクリスチャンの男。ムンバイのデーヴィドは台頭するヒンドゥー原理主義に直面し、家族に対して加えられた暴力に打ちひしがれる。ゴアのデーヴィドは、呑気に遊び暮らす中で、過去のトラウマが原因で消えていた恋心が再び芽吹きはじめ、心が騒ぐのを抑えきれない。
解説：
対照的な2人の生き方に、旧約聖書のダビデ王の物語がうっすらと重ね合わされる。
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心のままに
Manmarziyaan
（2019年/ヒンディー語/156分)
監督：アヌラーグ・カシャップ
出演：タープシー・パンヌー、アビシェーク・バッチャン、ヴィッキー・コウシャル
＊日本初上映
© Colour Yellow Productions, Phantom Films
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STORY：アムリトサルに暮らす女性、ルミーはホッケーの選手で、DJのヴィッキーと情熱的な恋愛関係にある。ルミーはヴィッキーに結婚したいと伝えるが、彼は理由をつけてはぐらかす。恋人への不信感から、ルミーはお見合いでロビーと結婚する。結婚後も惑いが消えないルミーと、去った恋人の存在の大きさに気づいたヴィッキー、ルミーの心の変化を待つロビー。
解説：『血の抗争』や『デビル』等、バイオレントな作品で知られるアヌラーグ・カシャップ監督が撮った結婚ドラマ。
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イングリッシュ・ミディアム
Angrezi Medium
（2020年/ヒンディー語/145分)
監督：ホーミー・アダジャーニア
出演：イルファーン・カーン、ラーディカー・マーダーン、ディーパク・ドーブリヤール、カリーナ・カプール
© Maddock Films, Skywalk Films
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STORY：ラージャスターン州ウダイプルで老舗菓子店を営むチャンパクは、娘ターリカーを一人で育ててきた。英国留学に憧れるターリカーは猛勉強し、ロンドンの大学への留学奨学生に選ばれたが、父のうかつな一言でチャンスを失う。志望校の留学生枠は埋まり、残るは英国市民向けの入学枠のみ。チャンパクはロンドンに住む旧友バブルーを頼り、ターリカー、いとこのゴーピーと共にロンドンに向かうが、空港でのトラブルで、ターリカーをロンドンに残したまま、二人は強制送還となる…。
解説：英語教育熱を風刺した『ヒンディー・ミディアム』（2017）の物語上つながりのない続編（フランチャイズ作品）。2020年に急逝したイルファーン・カーン（めぐり逢わせのお弁当、ヒンディー・ミディアム）の最後の出演作品。
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マジック
Mersal
（2017年/タミル語/169分)
監督：アトリ
出演：ヴィジャイ、サマンタ、カージャル・アグルワール、ニティヤ・メーノーン、S・J・スーリヤー、サティヤラージ
© MSony Music India, Sri Thenandal Films
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STORY：チェンナイの低所得者層地域で開業するマーラン医師は、低額で患者を診る人徳者で、国際会議でも表彰される。しかしその周りで医療関係者の不審死が起こり、警察は彼を拘束して尋問する。そこで浮かび上がったのは、ヴェトリという名の彼と瓜二つの奇術師。二人には共通する過去があった。
解説：人気俳優ヴィジャイ主演、ダンスもアクションも満載の社会派スリラー。V・ヴィジャエーンドラ・プラサード（バジュランギおじさんと、小さな迷子）が脚本に加わった大ヒット作。
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ムンナー・マイケル
Munna Michael
（2017年/ヒンディー語/140分)
監督：サッビール・カーン
出演：タイガー・シュロフ、ナワーズッディーン・シッディーキー、ニディ・アグルワール、ローニト・ローイ
© Next Gen Films, Eros Worldwide
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STORY：マイケル・ジャクソンをリスペクトするバックダンサーに拾われ育てられたムンナーは、クラブでのダンスバトルで稼いでいた。クラブでの諍いがきっかけとなり、ムンナーはギャングのボスのダンスコーチとなる。ある時彼は、ボスが好意を寄せていたドリーの夢を知り、応援するためにボスを裏切ってしまい、対立することとなる。
解説：ダンススキルが高いタイガー・シュロフが、特訓を重ねて挑んだダンスミュージカル。ナワーズッディーンが大幅に印象を変え、オシャレでコミカルなギャング役を好演。
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ラーンジャナー
Raanjhanaa
（2017年/ヒンディー語/140分)
監督：アーナンド L. ラーイ
出演：ダヌシュ、ソーナム・カプール、モハンマド・ジーシャン・アユーブ、スワラー・バースカル
© Colour Yellow Pictures, Eros Worldwide
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STORY：ヒンドゥー教の聖地バナーラス（ヴァラナシ）でタミル人バラモンの家庭に育ったクンダンは、一目惚れしたイスラーム教徒の少女ゾーヤーに思いを寄せ続けてきた。宗教の違いを理由に彼女から拒絶され続けた結果、クンダンは自身の手首を切る。事件はゾーヤーの家族に知られてしまい、彼女の父は娘の不祥事が家名を汚すことを恐れ、翌日娘を遠方の親戚の家に送り出す。8年後、街に戻ってきたゾーヤーはデリーで学ぶ大学生となり、学生運動の指導者である恋人がいた。
解説：北インド、パンジャーブ地方に伝わる「ヒールとラーンジャー」を下敷きにした、悲恋の物語。
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フライング・ジャット
A Flying Jatt
（2016年/ヒンディー語/149分)
監督：レモ・デソウザ
出演：タイガー・シュロフ、ジャクリーン・フェルナンデス、アムリター・シン、ケイケイ・メーナン、ネイサン・ジョーンズ
© Balaji Motion Pictures
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STORY：武術教師アマンは、化学薬品企業のオーナー、マルホートラの用心棒に痛めつけられる。マルホートラがオーナーを務める企業は、橋を建造するため、アマンたちが大切にするシク教徒の御神木を切り倒そうとしていたのだ。だが翌朝、アマンは無傷で回復し、ご神木に超人力を授けられたことに気づく。母お手製の衣装に身を包み、失敗を乗り越え、アマンはヒーロー「フライング・ジャット」として成長し、町の破壊を企てるマルホートラらと対峙する。
解説：テコンドー黒帯のタイガー・シュロフが流れるようなアクションとダンスを披露。ネイサン・ジョーンズ（マッドマックス 怒りのデス・ロード）が怪物役を好演。
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▲インディアンムービーウィーク2021 パート3
▼香港映画祭2021 ▼中央アジア今昔映画祭
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更新日：2021.12.21
●back numbers
■開催スケジュール
12/17-1/13
キネカ大森（東京）
12/17-12/29
新宿ピカデリー（東京）
MOVIX昭島（東京）
MOVIX三郷（埼玉）
MOVIX柏の葉（千葉）
ミッドランドスクエア シネマ（愛知）
MOVIX堺（大阪）
熊本ピカデリー（熊本）
12/17-1/6
なんばパークスシネマ（大阪）
神戸国際松竹（兵庫）
■チケット料金
1900円（税込）均一
＊キネカ大森のみ、一般1900円
その他割引、サービスデーあり
インディアンムービーウィーク
2021パート1
6/4-24
キネカ大森（東京）
6/18-7/15
フォーラム仙台（宮城）
6/26
SKIPシティ彩の国ビジュアル
プラザ4F映像ホール（埼玉）
7/2-8
シネ・リーブル梅田（大阪）
上映作品
・マーリ
・女神たちよ
・まばたかない瞳
バンガロール連続誘拐殺人
・双璧のアリバイ
・グレート・インディアン・
キッチン
・囚人ディリ
インディアンムービーウィーク
2021パート2
9/10-10/7
キネカ大森（東京）
9/24-30
シネ・リーブル梅田（大阪）
9/24-10/7
新宿ピカデリー（東京）
MOVIX昭島（東京）
MOVIX三郷（埼玉）
MOVIX柏の葉（千葉）
MOVIX堺（大阪）
なんばパークスクエア（大阪）
神戸国際松竹（兵庫）
熊本ピカデリー（熊本）
9/24-10/7
ミッドランドスクエア シネマ
（愛知）
10/16-31
高田世界館（新潟）
上映作品
・イングリッシュ・ミディアム
・マスター 先生が来る！
・ラジニムルガン
・俺だって極道さ
・グレート・インディアン・
キッチン
・マーリ
・女神たちよ
・まばたかない瞳
バンガロール連続誘拐殺人
・双璧のアリバイ
・サルカール 1票の革命
・マジック
「グレート・インディアン・
キッチン」1月公開！
1月21日より新宿ピカデリー他、全国順次公開予定！
＊公式サイト
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