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2026年2月11日 新宿バルト9


左より熊切和嘉監督、ジェジュン、木野花
MC:熊切監督はお二人をご覧になってて、圧倒された瞬間とか、印象に残っているシーンはありましたか?
監督「やっぱり、さっきも言ってたクライマックスのトンネルの時は、何日間かあそこでずっと撮影してたので、ほんとに気が滅入ったりもしてたんですけど、その中で二人のお芝居から凄みを感じたので、それはすごく撮っていてよかったですね」
MC:ジェジュンさんはどうですか?
ジェジュン「僕もスタッフの皆さんも、風邪をひく人が結構多かったですね」
監督「そうですね」
ジェジュン「トンネルの中はすごく寒かったですし、空気が冷たいし、ちょっと汚いし、長いし、煙とかもすごかったですし。そこで演じながらも、激しいシーンが多かったので、呼吸が激しくなってくるじゃないですか。だから、辛かったですね。ずーっと暗いんで、バイオリズムがちょっとおかしくなってきて、家に帰ってもあんまり寝れなくなっちゃう時もあったんですね」
木野「でも私は、場所としてはもうね。芝居だかなんだかよくわからないような。変な所で自分の感覚がちょっと狂っていくぞっていうか、もうどうでもいいような気持ちになった」
ジェジュン「諦めちゃった?」
木野「ある意味、この空間に身を任せるみたいな感じで、神経が追い込まれたかなという感じがあります。自分の演技がどうこうと細かいことを考えている余裕もなく、出たとこ勝負でやってたような所もありました」


©2025, Mystery Pictures
MC:と、お二人はおっしゃってますが、結構あのシーンは大変だったんですね。
監督「そうですね。僕も追い込まれて撮ってました」
ここで当時を思い出した木野さんが大笑いしながら
木野「監督、追い込まれてるんですよ!韓国の撮影監督というかカメラマンの方と、もうガチガチに、ガチンコに喧嘩になるんじゃないかというくらいに言い合って。いいぞいいぞと…自分は関係ないから陰で見てやろうと。この感じ面白いと思いながら見てて(笑)…頑張ってましたね、監督」
監督「普段、ぜんぜんそういう感じじゃないんですよ」
木野「ねえ。優しいのに」
監督「今回はほんとに悪鬼に取り憑かれて」(会場笑)
木野「怒ってました。ほんとに」
MC:本編の中でも戦いは描かれてましたけど、裏でもいろいろ戦いが起きていたんですね。さて今回は、ジェジュンさんが演じるミョンジンが祈祷師としてシャーマンの力を発揮するということで、事前に皆様に、もし叶うならばどんな能力を手に入れたいかを直筆で書いていただいております。
ここで各自が手に入れたい能力を書いた白い絵馬が披露され、一人ずつその理由を解説。
監督「眼で映画を撮る能力。さくっといきました。映画って今しかない瞬間を撮ろうというのがあるじゃないですか。もちろん、その瞬間を撮ることを目指してテストをし、本番を迎えるんですけど、どうしてもそれを逃しちゃう瞬間があったりして。それは日常でもある。この光を今捉えたいなとか。そういうところで、眼が35mmフィルムを撮れるようになるといいなあと」
ジェジュン「眼を改造すればいいんじゃないですか?」
監督「改造したらいつかできるかも。でも、そうなると、もしかすると映画を撮るのが楽しくなくなるかもしれないというのもあるんですが。飽きちゃうかもしれないですね」
木野「すべてのものと会話できる能力。これは人間だけじゃなくて、犬でも猫でも、動物、植物、石…とも話せる。ちゃんと会話できる。なんとなく気持ちわかるよではなくて、会話できたらどうなんだろう?と思うことがあります。子どもの頃から思ってます。話ができたら、楽しいよね。孤独ってのがどういうことかなあ?て思うくらいに、それができたら世界が変わるんじゃないかなと思うことがあります」
ジェジュン「瞬間移動したーい。今日、朝一便で東京に着いたんですけど、最近、結構いろんな国に行ってて、瞬間移動ができたらもっと早くファンの皆さんに近づけるということもありますし、物理的な問題がなくなれば人生もっと楽しめるんじゃないかと。ファンの皆さんをお待たせすることも、僕いつも心配なんですよ。どっかに逃げるんじゃないかと(会場爆笑)いろいろあるんで」
MC:客席がざわついてますね。
木野さんが「そんなことあったの?」と突っ込んだところで、愉快な舞台挨拶もタイムアップ。最後に皆さんから、本作をご覧になる方へのメッセージをいただきました。
監督「自分にとっても初めての本格的なホラー映画を撮りました。怖いだけではなく、いろんな感情が湧き起こるような映画になればいいなと思って撮りました。映画館の暗闇でこそ映える映画だと思ってますので、ぜひ劇場に足を運んでください」
木野「これは、よくある伝統的なホラー映画とはちょっと違うかなと思うんですよね。薄暗くて、なんか神経に触るような音楽が流れてみたいな、そういうことじゃなくて、いろんな面が楽しめる映画になってるのかなと観てて思いました。私でも、怖いってだけじゃなくて、いろいろ発見したり、ホラー映画なのに楽しく見れたなという感じがあって。だから、1度ならず2度、3度と観て、いろんなシーンを発見して楽しんでもらえたらいいなと思います」
ジェジュン「この映画って、1回観てもスッキリできないシーンがたくさんあると思うんですよね。監督の頭からのわざわざ仕込んだいろんな装置というか、ヒントみたいなのがたくさんあるんですね。そういうところを探すには、少なくとも10回ぐらいは観ないとわからないですね。周りの友達や家族と、たくさん観に来てください」
フォトセッションの後、観客の皆さんの撮影タイムもあり、舞台挨拶は終了しました。20日から公開3周目に突入する本作ですが、毎週末新たな観客プレゼントも発表されています。ジェジュンや木野花さんが言っていたように、劇場に何度も足を運びながら、新たな発見やお気に入りのシーンを楽しんでください。
▲2.11 公開記念舞台挨拶 P1 P2 ▼作品紹介
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