logo


asicro interview 55

更新日:2013.10.29

●映画作りと台湾映画について

p2

ポスターに合わせてしゃがんでくださったお茶目な監督
Q:ずっと女性を主人公にした作品が多いですが、今後もやはり女性をテーマにした映画を撮り続けていかれますか?

 監督「でしょうね。男性を主人公にした映画を撮るのであれば、多分ゲイの映画になるでしょう(笑)」

Q:女性監督から見たゲイの映画を撮るのも面白いですね。

 監督「最初の作品の主人公は男性だったのよ」

Q:次回作の予定または具体的なアイデアがあれば教えてください。

 監督「女性スタント・ウーマンのお話。もちろん恋も入ってます(笑)」

Q:主演の方は決まっているのですか?

 監督「それは、まだ。今は脚本を錬っているところです」

Q:では、完成はまた2、3年後くらいでしょうか?

 監督「そんなにはかからないわ。2年くらいかな。1年早くなった(笑)」

Q:台湾映画界は今、若い監督がたくさん出て来て、活気があると思いますが、監督からみていかがですか?

 監督「映画にいろんなテーマ、いろんなジャンルがあることは、とてもいいことです。私たちも今日は日本料理を食べたい、明日はイタリア料理、時には台湾の庶民的な料理を食べたいと思うのと同じように、観客に違うタイプの映画を提供するのはいいこと。そうやって、いろんな違う選択肢を提供しながらも、一方では、台湾映画としての特色を確立させることがとても重要です。でも、それは同時に、とても難しいことでもあります。

 台湾映画の特色である、情に深いところをきちんと描いて、ストーリーがちゃんと語れるような作品を自分で作れたらいいのですが。警察とか銃撃戦とかアクションシーンとかは、台湾映画が得意とするところではないし、ハリウッド映画みたいにVFXが得意かというと、そうでもない。ただ、アジアで感情を細かく描けるのは、日本映画と台湾映画だと思うんです。その部分を、自分できちんとできたらいいなと思いますね」

p3

撮影を担当するホホ・リウ監督(左)と。
書斎のように撮りたいと話したら、さっとポスターの高さ
を調整して絵作りをしてくださいました。さすが!

 ありがとうございました。

 初めてお会いしたゼロ・チョウ監督は、小柄でかわいらしい方。翌日はアジアフォーカス福岡映画祭でのプレミア上映で、台風を心配しながらも舞台挨拶の予定があり、ワクワクとした感じでとても上機嫌でした。にこにこしながらも、お答えはストレートで率直。とても聡明な方という印象を受けました。よきパートナーである撮影監督のホホ・リウさんも同行していらしたので、ツーショットも撮らせていただきました。

 美しいキャストたちによる美しい映像が堪能できる本作。主演の4人だけでなく、香港からはサイモン・ヤム(任達華)とサンドラ・ン(呉君如)のベテランスターが、そして中国からもリー・シャオラン(李小冉)、マオ・ズーシュン(茅子俊)と美しい若手スターが出演。彼らの愛情物語もまた、愛の複雑さや人間の業を際立たせています。様々な愛と対比がたゆたうように描かれる『花様 〜たゆたう想い〜』、ぜひ大きなスクリーンで味わってください。

(2013年9月15日 クロックワークス本社にて)


前頁を読む 1 < 2 < 3 ▼映画紹介
●back numbers
filmography
documentary

・身體影片(96)
・走找布袋戲的老藝師(98)
・藝術家和他的女兒(97)
・師影(97)
・遺失在海峽中:烏[土丘]
 (98)
・飄泊的港灣:百年基隆港
 (98)
・斷曲:走尋布袋戲後場的
 老樂師(98)
・流離島影 (00)
・輻射將至(00)
・人頭祭的故事(00)
・鄒族戰祭 〔00)
・私角落(01)
・極端寶島(02)
・艷光四射歌舞團(04)
・黒暗視界(05)

movie

・Tattoo -刺青-(07)
・彷徨う花たち(08)
・麥子不死 (08)*短編
花様 〜たゆたう想い〜(12)
関連リンク
A Zero & Hoho film
周美玲Facebook

Tattoo -刺青-

珠玉のアジアン・ライブラリー
Vol.4 「Tatto -刺青-」

(エスピーオー)