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雲南の花嫁

監督:チアン・チアルイ
脚本:モン・チアソン、ユアン・ターチュー
撮影:ワン・ミン
編集:チョウ・イン
音楽:トン・ウェイ
出演:チャン・チンチュー/イン・シャオティエン/ツイ・チェンミン/ハー・ウェンチャオ/チャオ・チアイー/ワン・インリン

2005年/中国
日本公開日/2008年7月26日
カラー/ヴィスタ/ドルビーSRD/91分
配給:ショウゲート

2005年 北京大学生映画 最優秀女優賞(チャン・チンチュー)
2005年 中国映画華表賞 最優秀映画賞
 最優秀女優新人賞(チャン・チンチュー)
2005年 上海国際映画祭
 批評家協会最優秀女優賞(チャン・チンチュー)

p2

p3


雲南の花嫁(花腰新娘)

story

 中国の雲南省。幼い頃に母親を亡くし、男手ひとつで育てられたイ族の娘、フォンメイ(チャン・チンチュー)は、美しく自由奔放に育つ。そして、優しく誠実な幼なじみのアーロン(イン・シャオティエン)と結婚。イ族には「結婚後の3年間は同居してはならない」というしきたりがあるが、結婚の宴で酔いつぶれたフォンメイは、アーロンの部屋に忍び込み、そのまま眠ってしまう。翌朝、フォンメイを見つけたアーロンの家族は大騒ぎ。彼女を寝台ごと実家に送り返す。

 伝統の龍舞を継承する家の息子であるアーロンは、12人の娘龍舞隊の指導を村長から直々に頼まれる。村の名誉がかかった大会でもあり、アーロンは早速コーチを開始。一方、実家を抜け出したフォンメイは、自分も娘龍舞隊に入りたいと直訴。しきたりを重んじるアーロンはそれを認めないが、フォンメイの気持ちは抑えられず、仕方なく身内や村長に内緒で入隊させる。  

 明るく面倒見のいいフォンメイは、瞬く間に他のメンバーの人気者に。そして龍舞では、最も重要な龍を先導する龍頭のパートを任される。そんなある日、隣村の男子龍舞隊と出くわしたフォンメイたちは、彼らに挑発され相撲の勝負をやることに。フォンメイは男性相手に見事勝利をおさめるが、その様子を見ていたアーロンはショックを受け、彼女を龍舞隊から外そうとする。しかし、ライバルに一泡吹かせたフォンメイを村長は誉めたたえ、彼女を娘龍舞団の正式な隊員にしてくれる。

 その後も、フォンメイの奔放な行動に手を焼くアーロンを見て、アーロンの父親はしきたりを破ってでもフォンメイを帰家させるよう勧める。しかしそれは、彼女が龍舞大会に出場できなくなることを意味していた…。

●アジコのおすすめポイント:

デビュー作『孔雀 我が家の風景』に続くチャン・チンチューの主演第2作。デビュー作ではちょっと複雑な女性を演じ、『セブンソード』ではしとやかな女性を演じていましたが、彼女の魅力は『ラッシュアワー3』のアクションでも見られるように、快活で元気な女性役の方が一番輝くようです。本作でのチャン・チンチューは、実にいきいきと明るくてかわいらしく、自由奔放で元気いっぱい。大好きな夫と会うために、部屋へ忍び込んだり、龍舞チームに押しかけたり。雲南の美しい風景と共に、歌やダンスもたっぷり楽しめる爽やかなラブ・ストーリーです。

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