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ミス・ギャングスター

監督・脚本:カン・ヒョジン
原案:『ヤンババ!ばばぁ強盗団がやって来る!』
   (脚本:ラース・バケル、ラス・トマ)
撮影:ナ・スンヨン
照明:ハン・ギオブ
美術:イ・ハジュン
編集:ムン・インデ
音楽:イニョム
出演:ナ・ムニ、キム・スミ、キム・ヘオク、イム・チャンジョン、キム・ヒウォン

2010年/韓国
日本公開日/2011年4月9日
カラー/ビスタサイズ/109分
配給:エスピーオー
(c)2010 Lotte Entertainment

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ミス・ギャングスター
(六穴砲強盗団/Twilight Gangsters)

story

 ジョンジャ(ナ・ムニ)、ヨンヒ(キム・スミ)、シンジャ(キム・ヘオク)は平均年齢65歳の仲良し3人組。一人で生きて来た最高齢のジョンジャは、バイク修理もお手のもの。夫が亡くなったばかりのヨンヒは掃除婦を辞め、離婚した娘の所で孫の世話をしている。同じくキムチ工場を辞めたシンジャは息子一家と暮らしているが、家賃をせびられ肩身の狭い日々を送っていた。

 しっかり者のジョンジャ、口が悪くて威勢のいいヨンヒ、一番若く女らしさを保っているシンジャ。高齢者には世知辛い毎日だが、3人には大きな夢があった。それはゴージャスなハワイ旅行に行くこと。その目標のためにこつこつと貯金をし、時にはスーパーで万引きした商品を3人で売りさばくという荒技もやってのけていた。

 そして8年目。ついに目標額を達成した3人は意気揚々と旅行会社へでかけ、お目当てのハワイ・ツアーを予約する。しかし代金は銀行の指定口座に振込むよう言われ、お金を持って銀行窓口へ。ところが、手続途中で銀行強盗に乱入され、小銭以外の現金を奪われてしまう。

 事件直後、振込み手続が完了していなかったため、奪われたお金の補償はできないと言われた3人は、刺青を手がかりに犯人探しをすることに。一味の若い男ジュンソク(イム・チャンジョン)を捕まえるが、お金は見つからず失意のどん底に陥る。なんとしてもハワイへ行きたい3人は、お金を取り戻すための銀行強盗を決意。ジュンソクに指導してもらうのだが…。

●アジコのおすすめポイント:

韓国ドラマや映画でお馴染みのベテラン女優、ナ・ムニ
『ハーモニー/心をつなぐ歌』)、キム・スミ(『家門の危機』『裸足のキボン』)、キム・ヘオク(「ごめん、愛してる」『素晴らしい一日』)が、なんとおばちゃん強盗団に変身! 憧れのハワイ旅行のため、銀行強盗をやってしまうという物語です。オリジナルは2000年のドイツ映画『ヤンババ!ばばぁ強盗団がやって来る!』(ラース・バケル監督)。新鋭カン・ヒョジン監督によるリメイクですが、アクションシーンなど、オリジナルよりパワーアップされているとのこと。背景として中高年女性たちの人生の苦さも描かれており、少女のように3人ではしゃぐ彼女たちはかわいらしく、つい応援してしまいます。さて、結末はいかに?


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