処刑剣 14BLADES(錦衣衛/14BLADES)
story
明王朝が誇る、秘密警察組織・錦衣衛。孤児から冷酷で残忍な殺人マシーンへと育て上げられた彼らの指揮官・青龍(ドニー・イェン)は宦官ジア(ロー・ガーイン)から、帝が重臣ジャオ(ダミアン・ラウ)に与えた箱を奪い取れ、という密令を受ける。だが、それはジアがチン親王(サモ・ハン)と共謀し、箱の中にある玉璽を使い、中原地域を手中に収める策略だった。
指揮官だけが持つことのできる「大明十四刀」を使い、任務を遂行しようとする青龍だったが、突然の侵入者の手によりジャオは殺害され、玉璽も奪い去られてしまう。一方、指揮官の座を狙う玄武(チー・ユーウー)は、ジアにそそのかされ仲間を裏切り、謀反の疑いがかけられた青龍の殺害を企む。そこにはチン親王の義娘であり、玉璽を奪い取った密偵のトゥオトゥオ(ケイト・ツイ)の姿もあった。
無実の罪を着せられ、負傷した青龍が助けを求めにやってきたのは、運送と護衛を生業とする[金票]局(ひょうきょく)の「正義護送屋」だった。「自分を京城まで護送してほしい」大金での申し出に、廃業を考えていた頭目のヨン(ウー・マ)は依頼を引き受け、娘のホア(ヴィッキー・チャオ)らとともに厳しい警戒網をくぐり抜ける。
だが、行く手を阻む法王(チェン・カンタイ)との戦いで、彼が錦衣衛であることが発覚。仕事を降りると言うヨンに、青龍はホアを人質にして逃亡を図る。強引な青龍の態度に抵抗していたホアは、彼の優しさや辛い過去を語る姿に触れ、次第に好意を抱き始めるのだった。
真実を知った青龍は、宿場町で出会った盗賊団のリーダー天鷹幇(ウーズン)の協力を得て、失われた尊厳を取り戻そうと立ち上がる。
●アジコのおすすめポイント:
『イップ・マン/葉問』、『イップ・マン 序章』、『孫文の義士団』、『導火線』(DVDで5月リリース!)と、話題作の公開やリリースが続いている2011年は、まさにドニー・イヤー。ジェット・リーと同じ頃から香港映画界で活躍していたドニーですが、今年初めてドニーの魅力を知ったという方も多いことでしょう。スピーディでキレのよいアクションはもとより、せつないラブロマンスなど、ドラマでの演技力も合わせ持つドニーは、監督業もこなす才人。ハリウッドではアクション監督としても活躍しています。本作では孤高の戦士を演じ、人気女優ヴィッキー・チャオとの淡いロマンスもあり。また、飛輪海のウーズンが甘さを押さえて男っぽいリーダー役を好演しているところもファンには必見です。
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