logo

コンシェンス/裏切りの炎

監督・原案:ダンテ・ラム
脚本:ジャック・ン
アクション監督/チン・ガーロッ、ウォン・ワイファイ
撮影:チャーリー・ラム、ツェー・チュントー
編集:チャン・キーホップ
美術:アルフレッド・ヤウ
音楽:ヘンリー・ライ
主題歌:「煙火」(歌・レオン・ライ&リッチー・レン)
出演:レオン・ライ、リッチー・レン、ビビアン・スー、リウ・カイチー、ミシェル・イエ、ワン・バオチャン、チェン・クアンタイ、ラウ・ホーロン、リー・ハイタオ、チョウ・チーキョン、タン・カイ、チャールズ・イン

2010年/香港
日本公開日/2012年8月11日
カラー/シネマスコープ/ドルビーSRD/106分
配給:ファントム・フイルム
(c)2010 Media Asia Films(BVI)Ltd
2010年 プチョン国際ファンタスティック映画祭
 主演男優賞(リッチー・レン)

p2

p3

コンシェンス/裏切りの炎
(火龍/fire of conscience)

story

 街中で娼婦が殺された。捜査にあたるのは、チーフのマン警部(レオン・ライ)と、20年のコンビを組むチョン (リウ・カイチー)、メイ(ミシェル・イエ)らのチームだ。マンは2ヶ月前にトラム(路面電車)で妊婦だった妻を殺害され、犯人探しのため、連日ミニバンで生活していた。

 そこに、本庁のエリート警部・ケイ(リッチー・レン)が現れる。彼は、同じ日にバス事故で死んだ部下が奪われた携帯電話を探していた。同じ龍年生まれのマンとケイは、役職や考え方は違うものの、どこかで同じ匂いを感じていた。

 娼婦の枕に銃の火薬があったことから、マンたちは先週、地下道で警官が銃を奪われ、殺害された事件との関係性を探り出す。そしてマンは、警官殺しの容疑者が武器商人と接触するという情報を得て、取引現場のレストランへ向かう。だが、激しい銃撃戦で多くの負傷者を出したうえ、 容疑者のトウ(タン・カイ)に逃げられてしまう。

 そのレストランで妻を待っていたヨン(ワン・バオチャン)が、犯人グループと接触していたため逮捕される。マンは激しく尋問するが、過去に犯罪歴のない彼は何も知らない。犯人グループは、以前採掘場で爆破係をしていたヨンに目につけ、出産のため大陸からやってきた彼の妻を誘拐して脅迫し、ヨンに爆弾を製造させようとしていたのだった。

 上司の命令でケイとチームを組むことになったマンは、ヨンを泳がせてトウの居場所突き止め、ついにトウを逮捕する。トウは警官殺しと娼婦殺しを白状するが、護送中にトウの仲間が現れる。さらに、トウの手錠がはずれていたため、チョンが撃たれ、激突のショックでマンも怪我をする。

 またしてもトウに逃げられたマンは、これまでの一連の事件で偶然とは思えない敵側の動きに、警察側の情報が漏れているのでは?と考え始める。そして、事件の直後にかならず現れるケイがおかしいと思い始める…。

●アジコのおすすめポイント:

レオン・ライというとかつての白馬王子。刑事ものをやっても『インファナル・アフェア3』みたいに、常にクールな印象でした。それが、こんなレオン・ライ、見たことない!ってくらいのダーティな刑事を熱演しています。妻を殺した犯人探しへの執念に燃える熱血&暴力刑事。つるつるの白い肌もあえて汚くしているような…。ダンテ・ラム監督だけに、人間ドラマ、夫婦愛、家族愛もたっぷり盛り込んでいます。そして最後に訪れる、リッチー・レン演じる対照的なエリート刑事との火龍対決。ラストに流れるのはレオン&リッチーのデュエット曲!とサービスもたっぷり。『イノセントワールド/天下無賊』のワン・バオチャンにもご注目を。

▼公式サイト 閉じる