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よく知りもしないくせに

監督:ホン・サンス
脚本:ホン・サンス
撮影:キム・フンクァン
編集:ハム・ソンウォン
出演:キム・テウ、コ・ヒョンジョン、オム・ジウォン

2009年/韓国
日本公開日/2012年11月10日
カラー/126分
配給:ビターズ・エンド
「ホン・サンス/恋愛についての4つの考察」にて上映
2009年 カンヌ国際映画祭「監督週間」正式出品作品

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▼ハハハ
▼教授とわたし、そして映画
▼次の朝は他人

よく知りもしないくせに
(Like You Know It All)

story

 真夏の気だるい空気のなか、映画祭に審査員として赴いた映画監督ギョンナム(キム・テウ)は、浮かれた雰囲気に流され、映画祭のコーディネーターのヒョニ(オム・ジウォン)が気になりながら痛飲する日々を送る。

 そこに旧友サンヨン(コン・ヒョンジン)が現れた。サンヨンの家でその妻ユ・シン(チョン・ユミ)と飲み明かし、二日酔いのままホテルで目覚めると、「二度と自分の前に現れないでくれ」というサンヨンからのメッセージが届く。理由もわからず戸惑うギョンナム。さらにヒョニからは、酔いつぶれた自分を部屋に置き去りにしたことを責められた。

 訳も分からず映画祭から逃げ出した数日後、ギョンナムは済州島に向かい、またもや自らの過去に遭遇する。先輩の画家チョンス(ムン・チャンギル)とその妻スン(コ・ヒョンジョン)。スンはかつての恋人だった。もちろん先輩には秘密だ。

 花火のように燃え上がる過去の恋。別れ際にスンから渡された、携帯電話の番号のメモ。先輩の留守の間に情事にふけるふたり。それを目撃する近所の男。男はすぐにチョンスに連絡し、ギョンナムは逃げ出す。砂浜に辿り着いた彼を追いかけるようにスンがやってきた。スンはギョンナムに自分たちの恋愛について、諭すように語り出す…。

●解説:

 偶然、よみがえる過去の記憶と恋愛。複数のエピソードを通じて出会う女性たち。恋することは罪なのか? ホン・サンス作品には欠かせない存在となったキム・テウが、優柔不断な男を軽やかに演じる悲喜劇。コ・ヒョンジョンは『浜辺の女』に続いてのホン・サンス映画への出演となる。

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