監督：ジョニー・トー
脚本：ワイ・カーファイ、ヤウ・ナイホイ、
ライカー・チャン、ユー・イー
撮影：チェン・シウキョン、トウ・ホンモー
編集：デビッド・リチャードソン、アレン・リョン
美術：ブルース・ユー、ホレス・マー
音楽：ハル・フォクストン・ベケット
主題歌：「盲愛」（歌・アンディ・ラウ＆サミー・チェン）
出演：アンディ・ラウ、サミー・チェン、グォ・タオ、カオ・ユアユアン、ラム・シュー、フィリップ・クォン、ラン・ユエティン、ワン・ズーイー、ボニー・マン、ロー・ホイバン
2013年／香港
日本公開日／2013年12月7日
カラー/スコープサイズ/ドルビーSRD/130分/広東語
配給：ツイン
(c)2013 Media Asia Film International Limited,
Emperor Film Production Company Limited,
Sil-Metropole Organization Limited, China Film Co., Ltd.
2013年 カンヌ国際映画祭 特別招待作品
2013年 トロント国際映画祭 特別招待作品
2013年 カタロニア国際映画祭 主演男優賞（アンディ・ラウ）
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冬の香港中国エンターテイメント映画まつり
名探偵ゴッド・アイ（盲探/Blind Detective）
story
香港の街の雑踏の中、盲目の探偵ジョンストン（アンディ・ラウ）は杖の音を響かせながら一人の男を追っていた。その様子を監視しているシト刑事（グォ・タオ）が、女刑事のホー（サミー・チェン）にジョンストンの尾行を命じる。男は最近、香港の街を騒がせているパイプ用洗剤事件の犯人。事件は無事解決するが、通報の遅れで手柄は元同僚のシトに先取りされてしまう。
ジョンストンはかつて犯罪捜査課の刑事だったが、次第に視力が低下。網膜剥離のため盲目となり、今は腕利きの名探偵として事件解決の報奨金で生計を立てていた。忘れ去られた迷宮入り事件を解決する彼の捜査法は、当事者の境遇を想像して推理すること。そんな彼に憧れていたホーは、自分の悩みを相談する。
ホーには幼なじみのシウマンという女の子がいたが、彼女の祖母や母親の起した事件からシウマンと疎遠になり、16歳の頃に自宅の前に何度も来ていた彼女を無視したことを悔やんでいた。その後、彼女は失踪してしまったのだ。ホーの広々とした自宅に寄ったジョンストンは、100万HKドルでシウマン捜索の依頼を引き受ける。
その日から、ホーはジョンストンの捜査方法を学ぶため、他の事件の捜索にも付き合うことに。事件現場で犯人や被害者たちの行動を再現しながら、傷だらけになって彼を手伝う。そんなある日、ホーはジョンストンに頼まれて似顔絵の女性を探すためにダンス教室を訪れる。それはジョンストンが刑事時代に一目惚れし、未来の嫁と決めていたディンディン（カオ・ユアンユアン）だった…。
●アジコのおすすめポイント：
黒社会だけがジョニー・トーじゃない！ かつて『Needing You』(00）『ダイエット・ラブ』(01）『イエスタディ・ワンスモア』(04）と数々のヒット作を生み出した、ジョニー・トーとアンディ・ラウ＆サミー・チェンによるゴールデントリオのラブ・コメディが、トー監督の得意とする犯罪サスペンス仕立てで復活しました。今回は盲目の刑事と女刑事との恋。神探ならぬ盲探として活躍するアンディが、数々の迷宮入り事件を解決するサブストーリーも楽しく、常連のラム・シューやフィリップ・クォンらがちょっと異常な犯人役を嬉々として演じています。憧れの女性が通っているダンス教室にちなんで、流れる音楽もワルツやタンゴが主流。また、香港屋台のモツ煮込みから高級レストランのフカヒレや海鮮三昧まで、食事のシーンがたくさん出て来るのもポイント。アンディの食べっぷりがハンパなく、マカオではエッグロールでラム・シューを挑発したり、と食べ物も捜査に一役買っています。身体の弱いサミー・チェンが、身体をはった演技ばかりでハラハラしますが、そんな二人がどんなハッピーエンドを迎えるのか、ぜひ劇場でお楽しみください。
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