朝鮮美女三銃士
(朝鮮美女三銃士/The Huntresses)
story
ジノク(ハ・ジウォン)、ホンダン(カン・イェウォン)、カビ(ソン・ガイン)は凄腕の女賞金ハンター。都一の人相書き師でもある師匠ムミョン(コ・チャンソク)の元、他の賞金ハンターたちを蹴散らして、お尋ね者たちを仕留めていた。
その頃、都では王の密使が次々と殺される事件が発生。王(コン・ジョンファン)はムミョンを頼るよう捕盗大将(ユン・ヒウォン)に命じ、最後の密使コン・グ(パク・イルモク)と彼が持つ十字鏡を探させる。しかし、ムミョンは3人には内緒で人相書きを配り始めた。
話を盗み聞きしていたジノクら3人は、人相書きを手に入れ、自分たちでコン・グを見つけだす。しかし、権力者キム・ジャホン(チェ・ソンミン)も部下のサヒョン(チュ・サンウク)に彼を探させていた。目的は十字鏡を手に入れること。そこには、清国の軍用地図が隠されているのだ。彼は清国と取引をして朝鮮を我が物にしようと企んでいた。
乱闘の隙に逃げ出したコン・グはサヒョンに殺され、十字鏡も奪われてしまう。サヒョンの姿を見て、ジノクは動揺する。コン・グ殺しの犯人にされたジノクらは、キム・ジャホンの屋敷に潜入。捕盗大将に彼女たちの見張り役を命じられていたソン捕盗(ソン・セビョク)も加勢に加わり、十字鏡を手に入れるが、そこへサヒョンが現れる。
10年前、幼いジノク(チン・ジヒ)は使用人のサヒョン(チュ・サンウク)に恋をしていたが、父チョ・ユシク(チョン・ホビン)がキム・ジャホンに襲われた時、彼は父を刺すことでジノクの命を救ったまま、行方不明になっていたのだ。その彼がなぜ、キム・ジャホンの手下になっているのか。問いつめるジノクをサヒョンは刺してしまう…。
●アジコのおすすめポイント:
「チェオクの剣」『デュエリスト』『第7鉱区』「シークレット・ガーデン」…そして、今放送中の「奇皇后」と、ドラマや映画で男まさりの強い女をチャーミングに演じているハ・ジウォンが、お茶目なカン・イェウォン、クールなソン・ガインと3人組の賞金稼ぎになって大活躍。国を揺るがす大事件と過去の秘密が明らかになっていく…というお話です。それは、まさに朝鮮時代のチャーリーズ・エンジェル。なんでもありの少々荒っぽい展開ですが、細かいことを気にしなければ、素直に楽しめるエンターテインメント作品です。監督は『燃ゆる月』のパク・チェヒョン。『私の男のロマンス』(04年)以来、9年ぶりの作品となっています。
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