ファイアー・レスキュー
(救火英雄/As The Light Goes Out)
story
消防士のサム(ニコラス・ツェー)、チウ(ショーン・ユー)、イップ(アンディ・オン)は、屯門で起こった火災現場で勝手な行動をとったため負傷。誰かが責任を取ることになり、昇進を期待されていたサムがひとりで責任を被る。その後、署長となったイップの元で、サムとチウは伝説の消防士と呼ばれるタオ(サイモン・ヤム)と共に、日夜訓練に明け暮れながら、消防の仕事に従事していた。
1年後の12月24日、サムは現場を引退して栄転移動することに。代わりに、大陸出身のベテラン、ホイ(フー・ジュン)と新人のチョン(ウィリアム・チャン)が入隊してくる。平和に1日が終ると思った矢先、酢醸工場で火災が発生。すぐに鎮火させるものの、サムは工場の裏に発電所につながる天然ガスのパイプラインがあることに気づく。
サムは二次火災を防ぐため、消火活動の継続を進言するが、パーティ準備で忙しいイップは却下。その夜、工場火災で家族を亡くした老婆が線香を焚いて帰ったため、パイプから漏れた油に引火してしまう。しかし、どうしても気になったサムがホイ、タオたちと共に現場に向かい、発電所のパイプライン技師ヤン(バイ・ビン)も駆けつけていた。
ヤンの案内でホイがガスバルプを締め、サムたちの必死の消火活動で、火災ははなんとか食い止められた。しかし、そのせいで一部地域に停電が発生し、火災が起きたことを知らない発電所の所長(パトリック・タム)は、バルブを開けさせる指示を出してしまう。現場では爆発が起き、ついに大火災が発生した。
サムは煙への恐怖心を克服し、タオやホイたちと再び現場へ。一方、チウは発電所見学に行った息子が発電所に残っていることを知らされ、ひとりで発電所内へ向かう。
●アジコのおすすめポイント:
『ファイヤー・ブラスト/恋に落ちた消防士』、『インフェルノ 大火災脱出』に継ぐ、今年3本目の消防士ストーリーです。香港の2大映画会社、エンペラーとメディアアジアが手を組み、製作費に約22億円を投じた大火災パニック巨編で、14年の旧正月映画として公開され大ヒットを記録しています。監督&脚本は香港の若手の中で最も注目されているデレク・クォック。次世代らしく、ニコラス・ツェー、ショーン・ユー、アンディ・オン、ウィリアム・チャンら若手俳優を中心にすえ、ベテランのサイモン・ヤムやフー・ジュンが確かな演技で彼らを支えています。救出劇の中で、消防士たちそれぞれのドラマも交錯する熱いドラマ。最初から最後まで、はらはらどきどきの緊張感が続きます。伝説となる消防士たちの勇姿をご堪能ください。
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