監督:チャウ・シンチー、デレク・クォック
脚本:チャウ・シンチー、デレク・クォック、ローラ・フォ、ワン・ユン、ファン・チーチャン、ルー・ゼンユー、リー・シェンチン、アイヴィー・コン
撮影:チョイ・スンファイ
アクション指導:クー・フエンチウ
編集:チャン・チーワイ(HKSE)
美術:ブルース・ユー
視覚効果:ケン・ロー
特殊効果:Macrograph, Inc. Different Digital Design Limited
音楽:レイモンド・ウォン
主題歌:「一生愛」歌・スー・チー
出演:スー・チー、ウェン・ジャン、ホアン・ボー、ショウ・ルオ、シン・ユー、リー・ションチン、チェン・ビンチアン
2013年/中国
日本公開日/2014年11月21日
カラー/シネマスコープ/ドルビーデジタル/110分
字幕:
配給:日活/東宝東和
(c)2013 Bingo Movie Development Limited
2014年 ゴールデン・トレイラー・アワード
外国グラフィック賞
(China Film Group Corporation, AV Squad, The)
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西遊記 〜はじまりのはじまり〜
(西游・降魔篇/Journey to the West: Conquering the Demons)
story
川岸に立ち並ぶ砦のような村に、突如、妖怪が現れる。村人を襲う巨大な魚の妖怪退治にやって来たのが、修行中の妖怪ハンター玄奘(ウェン・ジャン)だ。村人との連係プレーでなんとか妖怪を陸に上げると、妖怪は人(リー・ションチン)の姿に変わった。玄奘は妖怪を改心させるべく「わらべ唄 三百首」を歌い出すが、効果がない。
そこへ現れたのが、セクシーな女妖怪ハンターの段(スー・チー)だ。彼女は大きな布で妖怪をくるむと、小さなマスコットに変えてしまった。一方、妖怪退治に失敗した玄奘は、師匠(チョン・シーハン)から「我らは魔を追い払い、善だけを残す」と諭され、わらべ唄を使った修行に励まされる。
次に向かったのは、山奥の料理店。豚の妖怪を退治するためにやって来たのだが、玄奘が妖怪ハンターだと名乗ると、店員や客たちが次々と襲ってきた。窮地を救ったのは、またしても段だった。その店は笑顔を浮かべた謎の美男子(チェン・ビンチアン)が経営していたが、正体を見破られると豚の妖怪に変身し、ふたりを襲って来た。
今回も段が生け捕りにしようとするが、彼は豚から巨大な猪に変身して逃げてしまう。師匠は玄奘に「あの妖怪を倒せるのは、五指山のふもとに閉じ込められた孫悟空だ。だが、悟空は狡猾で根に持つタイプだから気を付けろ」と告げる。かくして、玄奘は五指山へと向かい、玄奘に惚れた段も彼を追ってやって来る。
●アジコのおすすめポイント:
かつて『チャイニーズ・オデッセイ』2部作(95年)で孫悟空を演じたチャウ・シンチーが、まったく新しい西遊記シリーズを創り上げました。しかも、今回は製作・脚本・監督に専念。その理由は7月の来日記者会見をご覧いただくとして、本作では皆がよく知っている「西遊記」の旅が始まる前の物語を大胆に創作。『カンフーハッスル』など過去作品のセルフパロディも散りばめ、チャウ・シンチーならではのギャグと遊び心に満ちた作品に仕上がっています。主人公の玄奘を演じるのは、『海洋天堂』で注目された中国のウェン・ジャン。彼を慕う女妖怪ハンターをスー・チーが逞しくもキュートに演じ、玄奘が三蔵法師へと成長していく重要な役割を果たします。荒唐無稽な中にラブストーリーをしっかりと織り込み、思いがけず感動させてくれる手腕はお見事。妖怪たちや様々に変貌する孫悟空の姿など、CGもフル活用。「Gメン'75」のテーマにのせて、新たな旅に出発するまでのシリーズ第一弾をご堪能ください。
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