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純粋の時代

監督:アン・サンフン
脚本:キム・セヒ
撮影:ソン・ウォンホ
照明:キム・スンギュ
編集:シン・ミンギョン
美術:キム・ソンギュ
アクション指導:クォン・スング
音楽:パク・キホン
出演:シン・ハギュン、チャン・ヒョク、カン・ハンナ、カン・ハヌル、ソン・ビョンホ、イ・ジェヨン、チェ・ムソン、カン・ギョンホン、キム・ダエ

2015年/韓国
日本公開日/2015年6月14日
カラー/シネスコ/ドルビーデジタル5.1ch/113分
配給:CJ Entertainment Japan
(c)2015 CJ E&M Corporation

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純粋の時代(純粋の時代/Empire of Lust)

story

 1398年(太祖7年)。李王朝を開いたイ・ソンゲ(ソン・ビョンホ)の周りでは、外敵との戦いと平行して、水面下で世継ぎを巡る骨肉の争いが渦巻いていた。

 忠実で勇猛果敢なキム将軍ことキム・ミンジェ(シン・ハギュン)は、重臣チョン・ドジョン(イ・ジェヨン)の養子で、キョンスン王女(キム・ダエ)の義父でもあり、王からの信頼も厚い。一方、世子になれなかったイ・バンウォン(チャン・ヒョク)は、放蕩三昧な日々を送っていた。

 凱旋したミンジェは宴の席で、踊りを舞う若い女カヒ(カン・ハンナ)に目を奪われる。それは、幼い頃に亡き母が踊っていた女真族の舞いだった。乱暴しようとしたチョ将軍(チェ・ムソン)からカヒを救ったミンジェは、カヒの水揚げをすることになるが、何事もなく夜が明ける。

 王は私兵をなくして三軍を束ねるため、ミンジェを三軍の長に任ぜる。ところが、またしてもカヒを救うことに。彼女は妓生でありながら、ミンジェを思って他の男を拒んでいたのだ。ミンジェも抑えていた思いが募り、ついに二人は結ばれる。カヒはチョン家にミンジェの妾として迎えられた。

 早く跡継ぎを作るよう王から匂袋を賜った息子のジン(カン・ハヌル)は、悪友たちと女遊びにふけっていた。しかし、王女の元に挨拶に来たカヒを見て驚く。彼女はかつて自分が慰みものにし、殺したと思っていた女だったからだ。実はカヒは、自分の代わりに死んだ母の復讐のため、バンウォンの手先となってチョン家に潜り込んでいた…。

●アジコのおすすめポイント:

チャン・ジン監督の作品群や『JSA』『復讐者に憐れみを』『トンマッコルへようこそ』『高地戦』でお馴染みの実力派俳優シン・ハギュンが、骨太な時代劇に初挑戦した歴史ラブロマンスです。時代は李氏朝鮮初期。後継者争いの陰謀渦巻く中、真面目で高潔な武官が妓生と恋に落ち、愛を貫いていく悲恋ものです。公開時はR18指定で大胆なベッドシーンが多いため、官能時代劇として紹介されていますが、歴史ドラマとしても、また政治的な策略や野望に翻弄された二人の純愛ドラマとしても、見応えがあります。それにしても、最近の韓国映画は、ソン・スンホンといい、チョン・ウソンといい、有名俳優の濃厚ベッドシーンが増えたような…。本作でも新人女優カン・ハンナが、チャン・ヒョク、シン・ハギュン、カン・ハヌルを相手に、堂々の体当たり演技を披露。妖艶な女と純粋な女の2つの顔を見事に演じております。


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