監督：ルー・ヤン
脚本：チェン・シュー、ルー・ヤン
撮影：ハン・チーミン
編集：チュウ・リーユン、トゥ・イーラン
美術：チャオ・ユー
衣装：リャン・ティンティン
アクション指導：サン・リン
音楽：ネイサン・ウォン
出演：チャン・チェン、ワン・チエンユエン、リー・トンシュエ、リウ・シーシー、ニエ・ユアン、チン・スーチェ、イエ・チン、チョウ・イーウェイ
2014年／中国
日本公開日／2015年8月15日
カラー/シネマスコープ/111分
字幕：島根磯美
配給：ツイン
(c)2014 China Film Co., Ltd, Central Studio Of News Reels Production, Beijing Dachuchangge Film And TV Culture Co., Ltd and Combo Drive Pictures Co., Ltd.
2014年 台湾金馬奨
造型デザイン賞（リャン・ティンティン）
2014年 中国映画監督協会年度セレクション
青年監督賞（ルー・ヤン）
2015年 華鼎奨 新人監督賞（ルー・ヤン）
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ブレイド・マスター
（繍春刀/Brotherhood Of Blades）
story
明朝末期の北京。天啓帝が崩御し、宦官で元東廠長官の魏忠賢（チン・スーチェ）は失脚。即位した崇禎帝は、魏に従っていた重臣らを一掃する。東廠長官の趙靖忠（ニエ・ユエン）は、錦衣衛の沈煉（チャン・チェン）、盧剣星（ワン・チエンユエン）、斬一川（リー・トンシュエ）の3人に魏忠賢の暗殺を命じた。
魏が潜んでいる陳家に乗り込んだ3人は、逃げる魏を追い詰める。魏は大金をちらつかせ命乞いをするが、翌日、趙長官と韓大臣（チャオ・リーシン）の元に焼身自殺をした魏の死体が持ち込まれた。
義兄弟の契りを交わす3人にはそれぞれ夢があった。沈煉は思いを寄せる伎楼の妙[丹彡]（リウ・シーシー）を身受けしようと思っており、盧剣星は父と同じ百戸の官職に就くことを願っていた。肺病を患う斬一川は、薬屋の娘、張嫣（イエ・チン）と恋をしていたが、盗賊時代の兄弟子、丁修（チョウ・イーウェイ）につきまとわれていた。
沈煉はそれぞれの夢を叶え、3人で南京へ行こうと持ちかける。実は魏は生きており、彼から大金をもらっていたのだ。しかし、すべては魏を義父に持つ趙の陰謀で、趙は口封じのため3人を抹殺しようとしていた。
金刀門の巌家当主を捕らえるよう命じられた3人は、屋敷の中に閉じ込められてしまう。
●アジコのおすすめポイント：
明朝に実在した皇帝直属の精鋭部隊で、残忍な暗殺集団として恐れられてもいた錦衣衛。映画ではドニー・イエンが主演した『処刑剣 14BLADES』が有名ですが、中国の新鋭ルー・ヤン監督は、明朝末期の錦衣衛にスポットをあて、3人の男たちの固い絆と恋や夢を描くヒューマンドラマとして作りあげています。主演は台湾のチャン・チェンと中国の若手スター、リー・トンシュエ、ベテランのワン・チエンユエン（10年のTIFF『鋼のピアノ』で主演男優賞受賞）。今年1月にニッキー・ウーとめでたくゴールインしたリウ・シーシーが妖艶な伎女を演じます。出色はチャン・チェンで、幸せを求めながらも次々と降りかかる難題に、あの憂い顔で苦悩する姿はセクシー。寡黙でストイックな役柄が多かったせいか、スピーディなアクションも披露する本作では生き生きとした演技を見ることができます。ドラマ「蒼穹の昂」のチョウ・イーウェイも重要な役所で登場しています。
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