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更年奇的な彼女

監督:クァク・ジェヨン
脚本:カオ・チンリン
脚色:チン・バオ、ヤン・スーチアン
撮影:ゴ・スバク、パク・チョンボグ
編集:フー・スンチェン、ヤン・ティンティン
美術:リウ・チン
アクション監督:
音楽:リウ・ジア、ヨウ・ミンシュン
出演:ジョウ・シュン、トン・ダーウェイ、ウォレス・チョン、チャン・ズーリン、クオ・シューヤオ、チャン・ファイホン
吹替:藤原紀香、あやぼんず *

2014年/中国
日本公開日/2016年4月8日
カラー/1:85:1/100分/日本語吹替版
配給:アジアピクチャーズエンタテインメント/エレファントハウス/カルチャヴィル
(c)New Classic Media Corporation


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更年奇的な彼女
(我的早更女友/Meet Miss Anxiety)

story

 2009年。廈門(アモイ)にある大学の卒業式当日。チー・ジア(ジョウ・シュン)は純白のウェディングドレス姿で意気揚々と会場にやって来る。公認の仲の恋人リウ・チョン(ウォレス・チョン)にプロポーズするためだ。そのまま結婚できると信じていたが、北京での就職が決まっていたリウ・チョンの返事は「結婚は考えられない」。チー・ジアはショックを受ける。

 以来、心の傷とストレスからチー・ジアは若年制更年期障害を発症。親友のシューアル(チャン・ズーリン)と共に暮らしていた。そして2ヶ月後、地味な学生のユアン(トン・ダーウェイ)が転がり込んでくる。大学の4年間、ずっとチー・ジアを思っていたユアンは、蘇州での就職を諦め、傷ついたチー・ジアのそばにいることにしたのだ。

 やがてシューアルが部屋を出て、ユアンは乱暴なチー・ジアの相手をしながら2013年を迎える。そこへ、リウ・チョンからの小包が届いた。中味はかつてチー・ジアがリウ・チョン宛に送った手紙の束と、結婚式の招待状だった。未だ思いをひきずるチー・ジアは、ついに自殺をはかる。

 シューアルに励まされ、リウ・チョンの奪還作戦に出たチー・ジアは、北京の結婚式場に再びウェディングドレス姿で現れる。しかし、今度は「愛していない」とはっきり拒絶される。チー・ジアはユアンと共に海へ行き、リウ・チョンから預かっていた石亀を放してやった。

 シューアルは「誠実なユアンと付き合ってみたら?」とチー・ジアに勧める。チー・ジアの心が揺らぎ始めた頃、ユアンは営業部長に昇進。上海の子会社へ転勤することになってしまう…。

●アジコのおすすめポイント:

クァク・ジェヨン監督によるぶっ飛んだ彼女と気弱だけど誠実な男性との恋模様を描く「彼女」シリーズの中国版です。中国からオファーを受けて製作された作品ですが、脚本を手直しした監督は『猟奇的な彼女』(01)『僕の彼女を紹介します』(04)に続き、日本で撮った『僕の彼女はサイボーグ』(08)と合わせて、「アジアの彼女」三部作の完結編と位置付けたとか。強引なプロポーズ大作戦に破れ、若年性更年期障害まで発症してしまうほど感情の起伏が激しい主人公が、穏やかで確かな愛に気づくまでをじっくりと描いています。主演は中国四大女優のジョウ・シュン。お相手は『レッドクリフ PartII』での誠実な兵士ぶりが印象深いトン・ダーウェイ。本作の後、ジョウ・シュンが実生活でゴールイン。製作スタッフも結婚。さらに、日本語吹替を演じた藤原紀香さんも結婚発表と続き、まさに「結婚できる映画」として縁起かつぎ面でも注目されているようです。


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