オペレーション・クロマイト
(仁川上陸作戦/Operaton Chromite)
story
1950年。南へ侵攻した北朝鮮軍はソウルを陥落させ、約1ヶ月で朝鮮半島の大部分を支配に収めていた。東京湾に駐留していた連合軍最高司令官のダグラス・マッカーサー(リアム・ニーソン)は事態を重く見て、戦局を打開するため、仁川(インチョン)への上陸作戦を思いつく。船で近づくためには、機雷の位置を知る必要がある。選ばれた8人の精鋭部隊が、敵地へ潜入することになった。
リーダーはチャン・ハスク大尉(イ・ジョンジェ)。列車の中で、最高司令部のパク・ナムチョル(パク・ソンウン)らを殺害。査察部隊として潜入した彼らを迎えたのは、仁川地区の防衛司令官リム・ゲジン(イ・ボムス)だった。宿舎から密かに送った信号は、レジスタンスのKLO仁川を通じて国連軍に届く。マッカーサーからは、なんとしても機雷の配備地図を探すよう命令が下った。
チャンはリムから市民病院の看護婦たちを紹介される。その中には、叔父のチェ(キム・ビョンオク)がKLOの一員であることを知らないチェソン(チン・セヨン)もいた。不用意な発言をしたことから、リムはチャンに疑いを抱く。平壌に問い合わせ、パク・ナムチョルの特徴を聞き出すリム。一方、国連軍本部では、偽の情報を流して上陸ルートをかく乱させていた。はしごと灯台の明かりがあれば上陸は可能、とマッカーサーは仁川上陸作戦に備える。
地図さえ手に入れば即、撤退だ。彼らはリム・ゲジンの執務室を探す計画を立て、チェの手引きで運搬ルートも確保。やっと地図を手にいれた矢先に、戻ってきたリムに事態が発覚。一斉攻撃を受け、地図は燃えてしまう。命からがら、チェの手配した家に隠れる一行。しかし、リムたちはそこへも乗り込んでくる。KLOのソ・ジンチョル(チョン・ジュノ)たちの応援で逃げ延びた一行は、機雷の在り処を知るリュ(キム・ヒジン)を誘拐する作戦に切り替える。
アジコのおすすめポイント:
実際に起こった歴史的事件、仁川上陸作戦と潜入スパイに志願した8人の物語をベースに、作戦が成功するまでを描く戦争ドラマです。物語に魅了されたリアム・ニーソンが破格のギャラで出演を快諾。マッカーサー役を演じています。監督は『私の頭の中の消しゴム』が日本でも話題になり、『戦火の中へ』『第3の愛』と多様な作品を監督しているイ・ジェハン。イ・ジョンジェとイ・ボムスによる演技対決も見ものですが、放映中のドラマ「オクニョ」のチン・セヨンとチョン・ジュノの共演も注目です。また、昨年亡くなられたキム・ヨンエさんが主人公の母親役で特別出演しています。
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