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燃えよデブゴン TOKYO MISSION

製作総指揮:ウォン・チン(王晶)、ユー・ドン
製作:ドニー・イェン、ウォン・ジン、コニー・ウォン

監督:谷垣健治
脚本:ウォン・チン、ルイ・クーンナム、ロナルド・チャン
撮影:石坂拓郎、ファン・ユエンマン
編集:リー・カーウィン
アクション監督:大内貴仁、ヤン・ファ、ユー・カン
美術:リー・キンウェイ
衣装:リー・ピックワン、コニー・オウ・イェン
音楽:チャン・クォンウィン、ケイ・チャン
出演:ドニー・イェン、ニキ・チョウ、ウォン・ジン、テレサ・モウ、チェイニー・リン、ルイス・チョン、ジェシカ・チャン、丞威、竹中 直人、渡辺 哲、葉山 豪、バービー

2020年/香港
日本公開日:2021年1月1日
カラー/スコープサイズ/96分
字幕:神戸明世
配給:ツイン
(c)2020 Mega-Vision Project Workshop Limited.

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燃えよデブゴン TOKYO MISSION
(肥龍過江/Enter The Fat Dragon)

story

 熱血刑事チュウ・フクロン(ドニー・イェン)は売れない女優のソン・ホーイ(ニキ・チョウ)と婚約中。結婚式を翌月に控え、結婚写真の撮影前に立ち寄った銀行で強盗団と遭遇したフクロンは激闘の末、犯人たちを一網打尽にするが、警察署に車を突っ込むなど常に損害も甚大なため、お手柄にもかかわらず証拠品保管室へ異動になってしまう。

 さらに、写真撮影をすっぽかされて激怒したホーイと口論になり、婚約は解消。昇進で先を越された同期のファン警視(ルイス・チョン)とサイクリング中に転倒して足を骨折し、車椅子生活を余儀なくされてしまう。その頃からの暴飲暴食が習慣となったフクロンは、6ヶ月後、66キロだった体重がなんと120キロ以上になっていた。

 ポッチャリ刑事デブゴンになってしまったフクロンに、現場復帰のチャンスがやって来る。銀行強盗事件に巻き込まれて記憶喪失になった日本のAV監督・山本(葉山豪)が、日本の事件の重要参考人であるため、日本まで護送することになったのだ。飛行機の中ではイベントで東京へ向かうホーイとも再会する。

 東京で遠藤刑事(竹中直人)と通訳のマギー(ジェシカ・チャン)に迎えられたフクロンは、山本を引き渡して無事任務完了のはずだったが、途中で暴漢が現れ、山本は逃げ出してしまう。ファンから「兄貴分のシウサーを頼れ」と言われたフクロンの前に、シウサー(ウォン・チン)が現れた。

 二人は山本を巡るヤクザの麻薬売買事件に足を踏み入れ、野望を持つヤクザの島倉(承威)らと対決することになる。さらに、ホーイにも危険が迫っていた…。

アジコのおすすめポイント:

事務職に異動させられ、ストレスによる暴飲暴食で120キロに太ってしまった敏腕刑事が、現場復帰を賭けて東京でのミッション遂行に挑む香港コメディ・アクションです。製作&主演は宇宙一最強の男、ドニー・イェン。スタント時代からの盟友で、今やアクション監督として世界的に活躍している谷垣健治(『るろうに剣心』シリーズ『 スーパーティーチャー 熱血格闘』)を監督に迎え、太っていても機敏なアクションを披露してくれるユニークな作品に仕上がりました。デブゴンといえばサモハンですが、本作はタイトルからわかるようにブルース・リーにオマージュが捧げられており、主人公だけでなく周りの悪役キャラたちもブルース・リー風なアクションで迫ってきます。お馴染みの音楽も使用されています。ブルースとドニーのファンは必見。様々なカツラをつけた怪しい刑事を演じる竹中直人や、アクション俳優でありながら『3D SEX&禅』の主演に抜擢されて有名になってしまった葉山 豪、ニコラス・ツェーにちょっと似ている丞威も出演。アジコ的にはテレサ・モウとウォン・チン監督の中年ロマンスもツボでした。最近はなかなか見られなくなった香港映画らしいパワフルで楽しい作品です。東京タワーでのガチンコ対決まで、じっくりご堪能ください。


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