ミッション:ポッシブル
(ミッション:ポッシブル/Mission:Possible)
story
中国で謎の3人組による大量の銃強奪事件が発生。廃棄予定で北朝鮮へ横流しされるはずだったトカレフ3000丁が、韓国へ渡ってしまう。中国のMSS(国家安全部)は研修中の女性要員ワン・アイリン(イ・ソンビン)に単独で事件を解決させるようチャオチーム長(チェ・ビョンモ)に命じる。それは、死を前提とした使い捨て任務だった。
チャオは仁川のチャイナタウンでワン・アイリンと落ち合い、タブレットと金を渡す。韓国名は「ユ・ダヒ」。身分証とスマホも渡された。その後、チャオは旧知の国家情報院要員、蜃気楼(キム・テフン)とスタジアムで落ち合い、偽装事務所を作るよう頼むのだった。
蜃気楼は「優秀な興信所」を経営する探偵ウ・スハン(キム・ヨングァン)を訪ね、700万ウォンで事務所を借りることに。家賃の支払いに困っていたスハンは話に飛びつく。そして、スハンがチーム長となり、事務所を訪れたダヒを従業員としてコンビを組んだ。だが会議室もなく、極秘任務の説明中に犬探しの客が現れるなど、ダヒは不安だらけだ。
SIケミカルの社長がトカレフ5000丁を密輸した情報をダヒが入手。社長が通っているタンゴカフェで、社長のケータイから情報を盗もうと計画する。その頃、ダヒと一緒に動く予定だった蜃気楼は人助けをして交通事故に遭い入院。昏睡状態になっていた。頼りないスハンを疑いながらも、二人は捜査を続けるが、社長は殺されてしまう。
その後、ロデオ組のボスが殺されたことから、銃が出回っていると睨んだ二人は情報屋の占い師から対立する斧組の話を聞き、斧組の組長を訪れる。ところが、銃の乱射事件が起き、組長も殺された。事件現場にいつも二人が現れていることから、警察は二人をマークした…。
アジコのおすすめポイント:
中国から奪われた拳銃を追って、新米女スパイと頼りない興信所の探偵が黒幕にたどり着くまでの二転三転をコミカルに描いたコメディ・アクションです。長身のキム・ヨングァン(『君の結婚式』)と、ちょっぴりチャーリー・ヤンに似た小柄なイ・ソンビン(『ノンストップ』のアクション女優)が噛み合わないでこぼこコンビを組むところも一興。こんなへなちょこ探偵で大丈夫なのか?!と思っていたら実は…という、お約束な展開も小気味好く、最後はスカッと事件を解決してくれます。監督&脚本はキム・ヒョンジュ。韓国では2月に公開され、2021年初のコメディ・アクション作品として初登場1位を獲得しています。出番は少ないものの、キム・テフンや犬探しマダムを演じるファン・ジョンミンまで、最後まで笑わせてくれるのでお楽しみに。
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