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レスキュー

監督:ダンテ・ラム
脚本:マリア・ウォン、タン・ユーリー、チー・ヤーチン
脚色:ダンテ・ラム
撮影:ピーター・パオ
編集:チャイ・チーション
美術:マーティン・ラング
VFX:デジタルドメイン、スキャンラインVFX、他
音楽:エリオット・レオン
出演:エディ・ポン、シン・ジーレイ、ワン・イェンリン、ワン・ユイティエン、シュー・ヤン、リー・ミンチョン、チャン・ジンイー
特別出演:グォ・シャオドン、リャン・カイ

2020年/中・香
日本公開日:2021年5月21日
カラー/シネスコ/5.1ch/133分
字幕:河合彩子
配給:ツイン
© 2020 China Modern Film and Television Development Company Limited

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レスキュー(緊急救援/The Rescue)

story

 中国では300人しかいないと言われる海難救助隊。ガオ・チェン(エディ・ポン)は危険な任務にも積極的に飛び込んでいく命知らずの隊長で、部下たちからの信望も厚い。だが、時には仲間たちを危険にさらし、そのせいで現場から去っていく者もいた。

 救援ヘリコプターの新任パイロットがやって来た。女性機長のファン・ユーリン(シン・ジーレイ)と副操縦士のリウ・ビン(リー・ミンチョン)だ。彼女は部下の安全を第一に考える堅物だったが、ガオに感化された隊員のチャオ・チョン(ワン・イェンリン)やバイ・ヤン(シュー・ヤン)たちと過ごすうちに、皆とうち解けていく。

 ガオは幼い息子イーツォン(チャン・ジンイー)と二人で暮らしている。妻は息子が2歳の時に癌で亡くなり、妻の母に育てられた息子を引き取ったのだ。イーツォンは新しいママを欲しがっており、ユーリンがママになってくれたらと願っていた。最初こそ反目し合っていたガオとユーリンもいつしか互いを意識していた。

 ところが、海上へ難着陸した旅客機事故の救出現場で、パイロットの救出にあたっていたチャオがコックピットに閉じ込められたまま水没。一人救助に向かったガオは助けることができず、深いショックを受ける。チャオは結婚を控えていた。その日から、ガオは現場を離れる。

 そんな中、イーツォンに脳腫瘍が見つかり緊急手術を受けることに。手術の朝、テレビで報道されているタンカー火災の大惨事を見たガオは、息子に促され現場へ向かう…。

アジコのおすすめポイント:

海難救助隊という過酷な任務にあたる現場を舞台に繰り広げられる、ディザスターアクション・エンタテインメント大作です。準備期間5年、撮影期間123日、総製作費120億円をかけた超大作で、メキシコにある約240メートルの巨大プールに本物の飛行機を沈めて撮影するなど、まさに迫力満点の映像が続々と登場します。監督は『オペレーション・メコン』『オペレーション:レッド・シー』でスケールの大きなアクションヒット作を生み出しているダンテ・ラム。主演はこれが4度目のタッグとなるエディ・ポン。『激戦 ハート・オブ・ファイト』ではボクサーに、『疾風スプリンター』は自転車レーサーに、『オペレーション・メコン』では潜入捜査官に、と様々な難役を体当たりで演じてきたエディ。大人の貫禄が出てきた彼が、今度はレスキュー隊のリーダーという責任ある役柄を見事に体現しています。


本作は当初、2020年のお正月映画として公開予定でしたが、コロナの影響で延期され、2021年のお正月映画として公開に。プロダクション・デザインにあの『タイタニック』を手がけたマーティン・レイン、VFXにはデジタルドメインなど、アジアとハリウッドの精鋭を集結させ、リアルでスリリングな災害現場を創りあげています。あらゆる状況をアクションとヒューマンドラマに仕立て上げる、まさにダンテ・ラム監督の真骨頂が堪能できます。東京や大阪では残念ながらまだ観られませんが、そのほかの地区の皆様はぜひ、感染対策を万全にして劇場へおでかけください。

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▼公式サイト ▼予告編