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スピリットウォーカー

監督:ユン・ジェグン
脚本:ユン・ジェグン
撮影:イ・ソンジェ
編集:キム・ソンミン
武術指導:パク・ヨンシク
音楽:カン・ネネ
出演:ユン・ゲサン、イム・ジヨン、パク・ヨンウ、パク・チファン、ユ・スンモク、イ・サンウク、ホン・ギジュン

2021年/韓国
日本公開日:2022年4月1日
カラー/シネマスコープ/5.1ch/108分
字幕:福留友子
配給:クロックワークス
©2021 ABO Entertainment Co., Ltd. B.A. Entertainment, Saram Entertainment

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poster


スピリットウォーカー(幽体離脱者/Spiritwalker)

story

 目覚めると男(ユン・ゲサン)は、交通事故現場の車の外で血を流して座っていた。車載カメラを盗んだ浮浪者(パク・チファン)が救急車を呼んでいたので、病院へ運ばれるが自分が誰なのか思い出せない。ただ、窓ガラスに映っているのが自分の顔でないことはわかる。

 カードキーを見つけ、病院を抜け出して男のマンションへ行ってみる。チ・チョロという名前らしい。12時。呆然として椅子に座っていると、周りの風景が変わり始める。気がつくと喫茶店で取引客と向き合っていた。ニューワールド宅配のイ・ジヌ部長(ユ・スンモク)になっていたのだ。

 不安になった男は、あの時の浮浪者を探し出し「自分が誰だかわからない」と告げる。話しているうちに0時になり、今度はクラブの地下にあるリンチ現場にいた。皆がパク室長(パク・ヨンウ)と呼んでいる。彼は事故車が運ばれた廃車場へ行き、手がかりを捜す。車の持ち主はカン・イアン。女の写真が落ちていた。

 背景に映っていた教会で女を待つ。ところが、逆に女から銃を突きつけれる。彼女ムン・ジナ(イム・ジヨン)は「カン・イアンはどこ?」と執拗に尋ねる。男たちが現れ、彼女は逃げ去った。パクになりすまし、ムン・ジナの住所を聞き出すが12時になり、今度はノア物産のユ代理(イ・サンウク)に変わっていた。

 その姿のまま、ムン・ジナの部屋に侵入した彼は、自分がカン・イアンらしいと気づく。彼女は婚約者だった。そして彼女も男たちに追われていた。皆がカン・イアンを探している。組織犯罪に巻き込まれたようだ。どうしてこんなことになったのか。自分は一体どこにいるのか…。

アジコのおすすめポイント:

記憶を失くした男が別人の身体で目覚め、12時間おき、12時と24時になると別の人間の身体に入れ替わるという異色ミステリーアクションです。別人になるということは、身体だけでなく、時間や空間も変化してしまいます。自分はいったい誰なのか?なぜ、こんなことになっているのか?そして、自分が入れ替わっていく男たちとの繋がりは?彼を探している恋人の出現で、徐々に謎が明らかになっていきます。韓国では公開時の興行収入ランキングで1位に輝いた本作。海外の映画祭でも「革新的なSFアクション」として話題となり、すでにハリウッドでのリメイクも決定しています。監督&脚本はユン・ジェグン。主演は今や演技派俳優として活躍するユン・ゲサン(『マルモイ ことばあつめ』)。恋人役をイム・ジヨン(『LUCK-KEY/ラッキー』)、不本意に巻き込まれたものの活躍することになる浮浪者をパク・チファンが演じています。果たして、主人公はどこにいるのか? 生きているのでしょうか? 謎解きは主人公と共に、スクリーンでじっくりとお楽しみください。

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▼公式サイト ▼予告編