story
海に浮かぶ崑崙(こんろん/クンルン)の島々。そこには病気を治す医療島があり、大島で病気を治し、小島で暮らすと言われていた。大島にある崑崙医館ではどんな病気も治すことができるが、1つだけ治せない謎の疫病・黒霊(こくれい/ヘイリン)が感染拡大していた。唯一の治療法は、患者に取り憑いた黒霊を瓶に封じ込めることだが、黒霊を消し去ることはできなかった。
館長の一番弟子、白澤(はくたく/バイザー)は黒霊の治療法を見つけることに没頭。他の病気には目もくれない有様。ついに五行呪を生み出し、黒霊を封じ込めた瓶を集め、呪文を書いた旗で退治しようとするが失敗。逆に黒霊を刺激したことで大爆発が起こり、館長が弱水を集めて鎮めるが大島は破壊されてしまう。そして、白澤は追放されてしまった。
7年後、自らを神医白澤と名乗り闇の医館を開業した白澤は、黒霊にかかった最初の患者を治療。改良した五行呪を使って黒霊を消し去ることに成功する。だが、違法な闇医者のため警察に追われることに。そこへ、崑崙医館の館長代理を務める弟弟子の火燭(かしょく/フォチュウ)が現れ、四大長老を集めて黒霊を治すコンテストをやるので、そこで五行呪を発表して認められれば復帰できると告げる。
当日、火燭は新館長を選ぶために黒霊を治すコンテストを開催する。意気揚々と現れた白澤の前で、火燭は先に自分が見つけた天雷呪を披露。見事、成功するが、それは白澤の五行呪を盗んだものだった。騙された白澤は投獄されるが、彼を慕う麒麟族の少年羿(げい/イー)に助けられ逃亡。一方、治療が失敗だったことを知った火燭は、白澤の旗が必要なのではと考え警察に追わせる。
天燈を使って海へ逃げた白澤は、破壊された大島へ渡り、自分も失敗していたことを知る。そして、九尾(きゅうび/ジウウェイ)や羿、大根のような糖呢(とうに/タンニ)たちに助けられ、異世界を体験しながら黒霊を消し去るための秘密に迫っていく…。
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