story
大昔のインドに伝わるアストラバース。そこでは、ヒマラヤ山で厳しい修行を積んだ賢者たちが光(アストラ)を授かり、様々な力を身につけていた。そこへ宇宙から創造と破壊の光が降り立ち、賢者たちが戦って勝利する。ヒマラヤ山の頂上には、光り輝く最強のブラフマーストラが誕生。賢者たちの子孫は代々、ブラフマンシュとしてそれを守ってきた。
現在のムンバイ。ダシェラ祭で賑わう寺院に、青年シヴァ(ランビール・カプール)が仲間たちと参拝に訪れる。今日は女神ドゥルガーの祭りだ。
その頃、デリーでは宇宙科学者のモハン・バールガブ(シャー・ルク・カーン)が3人の刺客に襲われていた。実はブラフマンシュでもある彼は、自身の光の輪を足首に付け巨猿の力で応戦するが、邪悪なジュヌーン(モウニー・ロイ)の力は大きく、大切に保管していたブラフマーストラの石の欠片を奪われてしまう。「闇を呼び起こせば、光も目覚める」モハンはジュヌーンに警告する。
寺院での祈りの最中、その光景を幻視したシヴァは驚いて我に帰る。同時に彼の目に飛び込んできたのは、美しいイーシャ(アーリヤー・バット)の姿だった。一目で恋に落ちたシヴァは、祭りの演出で仲間たちと空高く花火を打ち上げるが、群衆の中に彼女の姿を見つけた時、炎が背後で高く舞い上がり気絶してしまう。
孤児のシヴァは仲間たちとイベントを盛り上げる仕事をしており、彼はDJを担当している。祭りの出来事の後、クラブでイーシャを見つけたシヴァは、エレベーターで帰る彼女に急接近。情熱的なシヴァに惹かれ、イーシャは彼が育った孤児院の子どもたちの誕生パーティに参加。シヴァの部屋で彼の生い立ちも知る。父親は消息不明。1歳の時に火事で亡くなった母親は、彼の心の女神だ。
ところが、またシヴァが幻視に襲われる。ジュヌーンが魔力を使い、3つに割れた破片の残りの在り処をモハンから聞き出そうとしていた。1つはバラナシにいる芸術家のアニーシュ・シェッティ(ナーガールジュナ・アッキネーニ)が、そしてもう1つは寺院のグル(師)が…そこでモハンは答えるのを拒絶し、自ら命を絶つ。
翌朝、目覚めたシヴァは、子どもたちからイーシャの居場所を教えてもらう。カーリー祭の寺院でイーシャと再会したシヴァは、昨夜のことを謝り、幼い頃から炎や幻視に悩まされていると告白。ネットで調べて自分が見たことが事実とわかり、アニーシュを救うためにバラナシへ行くことに。シヴァとの出会いに運命を感じたイーシャも同行する…。
アジコのおすすめポイント:
インドの古代神話から着想を得たアストラバースという世界観を背景に、その頂点となる「ブラフマーストラ」をめぐる冒険談を描く壮大なヒーローファンタジーです。最先端のテクノロジーを駆使したVFXも多用されており、インド映画としては初めて、全米映画ランキング初登場で第2位を記録しています。
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