ロンドンのストリートを背景に、インド系移民とパキスタン系移民のダンスチームが火花を散らすダンスが主役のダンスバトルムービーです。それもそのはず、監督のレモ・デソウザは『ロボット』や『スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え!No.1!!』『バジュランギおじさんと、小さな迷子』などで知られる著名なダンス・コレオグラファー。07年に監督デビューした後、13年から本作のシリーズ『ABCD:Any Body Can Dance』を発表。シリーズ2作目で共演したヴァルン・ダワン(『スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え!No.1!!』)とシュラッダー・カプール(『サーホー』)を再び主演にしたシリーズ第3弾が本作。全シリーズに出演しているインドの伝説的ダンサー、プラブデーヴァーが本作では反目し合う二人をつなぐキーマン役で出演しています。クリケットの試合など、なにかと対立する2チームですが、共にパンジャーブ地方を故郷に持つ民族。本作では不法移民問題も盛り込まれており、それが彼らを団結させるポイントになっています。同じ移民でも成功して豪邸で暮らす家族もいれば、騙されて帰国できなくなりホームレスになってしまう人もいるんですね。そういう人たちを助ける活動家たちも紹介されております。