story
2010年10月、かつては全国大会で優秀したこもある釜山中央高校のバスケットボール部は弱小チームなり果て、廃部の危機に面していた。しかし、OBからの反対も予想され、試合には出ず形だけの部として存続することになる。コーチは公益要員として働いている25歳の卒業生カン・ヤンヒョン(アン・ジェホン)に任された。安くあがるからだ。
4人残っていた部員は、さらに2人になってしまう。だが、カンはかつて全国大会でMVPに選ばれた経歴の持ち主。プロでは活躍できなかったが、部を建て直すため戦力となる部員集めを始める。しかし、リストアップした候補たちに電話するも、ことごとく断られる。
そこでサッカー部を訪れ、背の高い生徒ホン・スンギュ(キム・テク)を発見。うちに来ればセンターになれる、と声をかける。さらにストリートバスケットで目立っていたチョン・ガンホ(チョン・ゴンジュ)にも声をかけた。他校のバスケ部で活躍するチョン・キボム(イ・シニョン)は、背が伸びないためスランプに陥っていた。MVP経験者の彼はソウルに転校する予定だったが「主力になれる」という誘いに揺れる。
もうひとり、家庭の事情で賭けバスケの試合中、喧嘩になって警察に捕まったペ・ギュヒョク(チョン・ジヌン)を、カンが叔父に化けて救った。しかし、ギュヒョクは反抗的。カンは名刺を渡しておくことにする。そして、カンが前から声をかけていた後輩のハン・ジュニョン(イ・デヒ)がやって来た。ソウルに行くと思われていた202cmの有名選手だ。ジュニョンの参加で、キボムとギュヒョクも参加する。
7人は夏の群山大会を目指して猛特訓。最後はジュニョンにボールを渡す作戦で試合に臨む。ところが当日、ジュニョンは対戦相手の強豪校、ソウルの龍山高校の部員として登場する。作戦変更を余儀なくされたメンバーはチームワークが機能せず、熱くなりすぎた監督もテクニカルファウルをもらい、チームは6ヶ月の出場停止処分に。猛反省したカン・ヤンヒョンが思い出したのは…。
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