蛍が舞い踊る自然の街・内灣
2007年5月20日
日に日に暑くなっていく初夏の台湾で、この時期、人々が集まるのが新竹にある内灣。新竹中心部から鉄道の支線で1時間ほどの距離にあります。この支線は、自然が満喫できる車窓が素晴らしい支線で、途中の駅に野菜が干されていたりと、地元の生活の様子も知ることが出来ます。
内灣は支線の終着駅で、多くの人たちの目的地。列車を降りると、駅前にはお土産物屋や地元名産品、客家料理のお店などが並びます。客家の里でもあるので、客家料理を中心とした小吃が有名。
刻んだ大根の漬物がたっぷり入った客家の粽や、もちもちさがたまらない各種餅や、擂茶(2004年10月30日にご紹介済み)などが楽しめます。また、この付近で取れる野薑花は、そのまま花を天ぷらにしたり、お茶に混ぜたり、粽に混ぜたりと、食材として大活躍。
駅前のお店が並ぶ老街を抜けると、大きな河が流れており、風情のある吊橋が掛かっています。橋の向こうは自然が満喫できる山になっており、山に見下ろされながら、吊橋の下では家族連れが川遊びに夢中になっています。
空気も美味しく、澄んだ水が気持ち良いとても素晴らしい環境で思いっきり遊んだ後は、地元の食材を使った客家料理で満腹。さらに、この一帯には温泉があるので、遊んだ後は、温泉でさっぱり汗を流せば気分は最高です。少しぬめりのある温泉ですが、お肌はつるつるに。
駅前に点在する小さいけれど安い民宿で休憩しながら、夜が更けるのを待てば、最大のイベントがやってきます。奇麗な水と豊かな自然につつまれた内灣の一番の自慢が、5月〜7月あたりに最盛期を迎える蛍たち。街から少し山に入った保護区に、たくさん飛んでいます。
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