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ASICRO FOCUS file no.19

Jackie Chan Legend Part 1

映画人ジャッキー・チェンー『香港国際警察』記者会見

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左からダニエル・ウー、ジャッキー・チェン、ニコラス・ツェー

2005.2.24
赤坂全日空ホテル(東京)にて

 ジャッキー・チェンが香港から気鋭の若手俳優二人を伴って来日。香港への本格復帰第一弾となる『香港国際警察』の記者会見を開きました。自ら監督した代表作『ポリス・ストーリー』のシリーズ最新作に賭ける意気込みと、俳優としてだけでなく映画監督やプロデューサーの視点から見た若手俳優たちへの思い、プロデュースも含めたこれからの活動予定などを語ります。
*作品に関しては作品紹介ページへ。


●まず、皆さんにご挨拶をお願いします。

 ジャッキー「ミナサン、コンニチハ! お会いできてうれしいです。この新しい『ポリス・ストーリー』を皆さんにご紹介できることを、とても誇りに思っています。すでに、日本の皆さんや映画評論家の方々からの高い評価を聞いています。今回、日本にやって来ることができてすごくうれしくもあり、また自信を持っております。皆さんの応援やご支持にあらためて感謝します。ハイ、ドウモデシタ。」

 ニコラス「ミナサン、コンニチハ。(以下英語)ほんとうに久しぶりに日本にやって来られて、大変うれしく思っています。お会いできない間は、日本のファンの皆さんにとても会いたい気持ちでいっぱいでした。そして、日本に来るきっかけを作ってくださったジャッキー・チェンさんにも、大変感謝しています。」

 ダニエル「エ〜、コンニチハ。ダニエル・ウーデス。(以下英語)また日本に来られて、とってもハッピーです。この作品は我々の汗と涙と努力と、ほんとうに心を傾けて作った作品です。世界中の方に、香港のベストな映画を見ていただきたいと思っています。ぜひご覧になってください。」

−ここから質議応答。

p2

●この作品は香港・中国の合作映画で、中国だけでなくアジア各国で大ヒットと聞いています。今後もハリウッド作品と共に、今年生誕100周年になる中国映画や、日本・韓国などいろんな国のスターも共演する、言語や人種を越えたインターナショナルな映画を製作していく予定はありますか?

 ジャッキー「そういう計画はあります。この後、韓国のプロデューサーと組んで30本のTVドラマを製作する予定です。また、アメリカでは10本のアクション映画を、200万〜500万香港ドルの予算で撮っていく予定です。僕はプロデューサーとして関わります。そして来年は、日本の会社と一緒に、日本のどこかで映画を撮る予定もあります。銀座(後で新宿と訂正あり)で起こる物語ですが、夜に銀座で撮影するのは難しいと思うので、どこかに銀座のセットを組んで撮ろうと考えています。

 これから少しずつ、アジアの国々と一緒に協力して映画を撮っていきたいと思っています。一歩ずつですが。アメリカの大きなスタジオでも、アジアの国々と協力して撮りたいと考えています。(ここから英語に)将来的に一番大きなマーケットはアジアだからです。アメリカは俳優のギャラや製作に関しても、値段がどんどんつり上がっていくばかりですからね。僕自身も含めて。」

●今、タイではトニー・ジャー(『マッハ!』で一躍スターになった俳優)というアクションスターが活躍していますが、彼もジャッキーさんと同じように、長い下積みを経てスタントマンからスターになった方です。共演のお話もあるようですが、トニー・ジャーさんについてはどう思いますか?

 ジャッキー「最近、彼の映画を見ましたが、僕の若い頃に似てると思いました。ただ、アメリカやオーストラリアにも、素晴らしい方がたくさんいます。やっぱり最近の人たちは、武術やアクションに興味を持つ方がすごく多いんですね。プロデュースになるかどうかはわかりませんが、トニーとの話はあります。これから少しずついろんなプロジェクトがあるので、自分で全部はやりきれないでしょう。今年から来年にかけては、自分が監督する映画は撮りたいと思っていますが。ジカンガ、ナイネ。(場内笑)ジャッキー・チェンハ、ジカンガナイ。」

●ジャッキーさんにとって『ポリス・ストーリー』シリーズには思い入れがあると思いますが、今回の『香港国際警察』の中で、苦労した点や撮影の雰囲気をお聞かせください。

 ジャッキー「ずっと香港で撮ってきたのは『ポリス・ストーリー』です。自分の中でも、いろんな葛藤がありました。今回、僕が演じるのは失敗した警察官で、酒を飲み、失恋して、若い人に助けてもらいます。このようなストーリーは、僕にとっては大きな挑戦だったのです。というのも、他の人にたくさんチャンスを与えていかなくてはならないと思ったからなんです。最終的にできあがったものは、すごくいいものになりました。

 皆さんご存じのように、東南アジアではとてもいい記録を出していますし、また、いろんな所で賞をいただき、ノミネートもされています。日本でも映画評論家の方々に好評で、すごくうれしく思っています。そのおかげで、自分で好きなものが撮れるんだという自信ができました。この次の脚本は、すでに書きあがっているのですが、世界で一番悪い男の話です。皆さん、ぜひご期待ください。多分ご覧になると、すごく驚くと思いますよ。」


続きを読む ▼記者会見1 ▼記者会見2 ▼『失われた龍の系譜』会見
更新日:2005.3.1
●back numbers

記者会見の表記
●質問者

ジャッキー
(ジャッキー・チェン)
ニコラス(ニコラス・ツェー)
ダニエル(ダニエル・ウー)
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