ここで、11月から『流星花園 〜花より男子〜』がTBSで放映されることになった報告と、PR映像を紹介。皆で映像を観賞した後、ヴィックが感想を尋ねられました。
ヴィック「僕はこのドラマでデビューしたので、これが最初の仕事です。正直に言うと、今後ろに流れている映像を観る勇気がありません(笑)。5年前なので、まだ青いし、幼ない感じがして恥ずかしいです(笑)。実はこのドラマに出演したのは、まったくの偶然でした。友だちのオーディションに一緒に着いて行って、階段の横の所で退屈そうに座っていたら、アンジーさんが通りかかったんです。さっきおっしゃったように、きっと憂鬱そうな顔をしていたんでしょうね(笑)。その憂鬱そうな表情で、逆に僕がいい役をもらい、出演することになりました。今振り返ると、演技というよりはただ自然にやるしかなかった。ほとんど演技らしい演技はなかったと思います。それでもヒットしたのだから、これは演出家の方の力ですね」
司会「台湾でも報道されているそうですが、TBSで再び放送されることが決まったことへの感想は?」
アンジー「とても興奮しましたし、うれしかったです。これで、もっと多くの皆さんに観ていただけるでしょう。それまでは、ずっとバラエティの製作をやっていたので、この『流星花園』は私にとって初めてのドラマ製作でした。つまり、仔仔と同じように私にとっても初めての作品なのです。当時キャスティングをしながら、この主役の4人を選んだ時の事を、今思い出しました。花沢類の役は誰が合うかという話になり、私は仔仔がぴったりだと思っていたのですが、彼ら自身にもそれぞれ聞いてみました。そしたら、全員が花沢類役を一番に狙っていたんです。不思議ですよね。なんでかしら?と思いました。おそらく、漫画の中の花沢類は、無口でクールで今風の若者のイメージが強いからでしょう。気が強い道明寺、プレイボーイの西門、落ち着きがない美作とは違います。それぞれに、若者らしいキャラクターなんですけどね(笑)」
ここでまた、ヴィックが発言。アンジーさんとのかけあいが始まります(笑)。
ヴィック「僕も思い出しましたよ。今だからバラすけど、実はこの問題は僕たち4人も考えていたんです。F4が結成されてから2年後に、やっと答えが見つかりました。ある日、4人で集まった時、このドラマが始まった時に一番やりたかった役はどれだったか、それぞれに聞いてみたんです。すると全員が花沢類。理由は簡単です。セリフが一番少なかったから(笑)。結局、この役は僕のところに回って来たんですが、それにもかかわらず、撮影現場ではNGを多い日は30回も出したことがあります(笑)」
アンジー「セリフが少ないから、やり易いというのは違うわよ。セリフが少ないからこそ、演技が難しいんじゃないの?」
ヴィック「そうじゃなくて、この役は見た目がとてもおとなしいから、クールでやり易いんじゃないかと思ったんです(笑)」
アンジー「さっき自分の演技が青いと言っていたけど、このドラマはまさに若者に関するドラマだから、この青い演技がいいの。そこが貴重なのよ。今はもう出せないでしょう?」
と、またしても司会者泣かせのトーク炸裂でした(笑)。
司会「最後に今後の予定とメッセージをお願いします」
ワン「今回『Silence』のプロモーションで来日することができて、とてもうれしかったです。また再びお会いすることを楽しみにしています」
ヴィック「今回、日本に来ることができて、個人的にもとてもうれしいです。実は僕は孤独になるのが一番嫌なんです。以前はF4のメンバーと一緒に来ましたが、今回はワン・チュアンイーやアンジーさんがいました。ワン・チュアンイーのパフォーマンスはいかがでしたか(笑)? 素晴らしいでしょう? コメディアンじゃないんですよ。彼は去年、台湾のドラマアワード金鐘奨で最優秀助演男優賞を受賞したばかりです。(場内拍手)実は僕も、この賞を取りたくてたまらないのに取れなかったので、ちょっとヤキモチを妬いていますが(笑)、今日も助演男優ぶりを発揮していて、ほんとうに脱帽しました(笑)。F4ファンの皆さん、僕のファンの皆さんも、ワン・チュアンイーを引き続き応援してください」
アンジー「原作となった『花より男子』は日本の漫画です。それが台湾でドラマに生まれ変わり、5年後にまた日本で再放送されるということで、私にとっては大変意義深いことです。ドラマの製作を通して、いろんな優秀なスタッフや役者と接することができました。今回の『Silence』もそうですが、皆さんによい何かをもたらすことができればと心から思います。引き続き、製作陣への応援をお願いいたします。最後に付け加えますが、役者の皆さんも大変理解を示し応援してくれて、とても協力的でした。彼らは一生懸命努力しました。この場を借りて、2人の役者に心から感謝したいと思います」
と、ヴィックは共演者のワン・チュアンイーをおおいに宣伝し、最後はアンジーさんがびしっときめて2人に敬意を表し、拍手喝采で長い記者会見が終了しました。まだまだこれから佳境に入っていくドラマ『Silence 〜深情密碼〜』。原点となったドラマ『流星花園 〜花より男子〜』も同時期に放映されているので、ヴィックの役者としての成長ぶりを見比べてみるのも面白いかもしれません。
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